Owners Manual
用語集 161
スパニング
―
ディスクボリュームをスパニング、つま
り連結して、複数のディスク上の未割り当てスペースを
単一の論理ボリュームにまとめる技法。複数ディスクを
装備したシステム上のすべてのディスク容量およびす
べてのドライブ文字をより効率的に使用できます。
セットアップユーティリティ
―
コンピュータのハード
ウェア構成やパスワード保護などの機能を設定して、
システムの動作をカスタマイズするための
BIOS
プロ
グラム。セットアップユーティリティは
NVRAM
に保存
されるため、設定は再度変更しない限り有効に維持さ
れます。
ターミネータ
―
一部のデバイス(
SCSI
ケーブルの終端
に接続されるデバイスなど)では、ケーブル内信号反射
や不正信号を防止するための終端処理が必要です。この
ようなデバイスを連結する場合は、ジャンパまたはス
イッチを変更するか、デバイスの設定ソフトウェアで設
定を変更して、ターミネータを有効または無効にする必
要があります。
ディレクトリ
―
ディレクトリを使用すると、関連性の
あるファイルをディスク上で「逆ツリー」の階層構造に
編成することができます。各ディスクには
1
つの「ルー
ト」ディレクトリがあります。ルートディレクトリから
分岐する下位のディレクトリは「サブディレクトリ」と
いいます。サブディレクトリの下には、さらに別のディ
レクトリが枝状につながっていることもあります。
デバイスドライバ
―
オペレーティングシステムやプロ
グラムが周辺機器と正しくインタフェースできるよう
にするためのプログラム。デバイスドライバには、ネッ
トワークドライバのように、システム起動時に
config.sys
ファイルからロードされるものや、(通常
autoexec.bat
ファイルによって)メモリ常駐プログラ
ムとしてロードされるものがあります。その他のドライ
バは、各プログラムの起動時にロードされます。
内蔵プロセッサキャッシュ
―
プロセッサに内蔵された
命令キャッシュとデータキャッシュ。
内蔵ミラーリング
―
内蔵ミラーリングによって
2
台の
ドライブを同時に物理的にミラーリングすることがで
きます。内蔵ミラーリング機能はコンピュータのハード
ウェアによって実現されます。「ミラーリング」も参照し
てください。
パーティション
―
fdisk
コマンドを使用すると、ハード
ドライブをパーティションと呼ばれる複数の物理セク
ションに分割できます。各パーティションには複数の論
理ドライブを格納できます。各論理ドライブは
format
コマンドを使用してフォーマットする必要があります。
バス
―
コンピュータ内部の各コンポーネント間のデー
タ伝送経路。たとえば、拡張バスは、プロセッサがコン
ピュータに接続された周辺機器用のコントローラと通
信するための経路です。また、アドレスバスとデータバ
スは、プロセッサと
RAM
間の通信に使用されます。
バックアップ
―
プログラムやデータファイルのコ
ピー。安全対策として、コンピュータのハードディスク
ドライブは定期的にバックアップしてください。また、
システム設定を変更する場合は、前もって重要な起動
ファイルをオペレーティングシステムからバックアッ
プしておきます。
バックアップバッテリー
―
コンピュータに電源が入っ
ていないとき、メモリの特別なセクションに保存された
日付、時刻、システム設定情報を保持するために使用さ
れます。
パリティ
―
データブロックに関連する冗長情報。
ピクセル
―
ビデオ画面上の単一の点。画像は、ピクセル
を縦横に配置することで作成されます。ビデオの解像度
(
640
×
480
など)は、上下左右に並ぶピクセルの数で表
します。
ビット
―
システムによって認識される情報の最
小単位。
ビデオアダプタ
―
モニターと組み合わせることで、コ
ンピュータにビデオ機能を提供する論理回路。ビデオア
ダプタは、システム基板に組み込まれている場合や拡張
スロットに装着する拡張カードの場合があります。
ビデオ解像度
―
800 x 600
などのビデオ解像度は、横の
ピクセル数×縦のピクセル数の形で示したものです。特
定の解像度でプログラムの画面を表示するには、ディス
プレイがその解像度をサポートしていて、適切なビデオ
ドライバがインストールされていなければなりません。