Users Guide
32 エンドツーエンドの詳細な iSCSI のセットアップ
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ウィザードがシステムの再起動を指示します。
OK
をクリックし
ます。
システムが再起動し、
iSCSI
イニシエータがインストールされます。
iSCSICLI
と呼ばれるコマンドラインユーティリティもインストール
されます。
iSCSICLI
ユーティリティを使用して、
iSCSI
イニシエータ
サービスと
HBA
を管理することができます。
iSCSI
イニシエータパッケージが解凍されると、リリースノートとユー
ザーガイドがローカルホストに保存されます。ハードドライブに保存され
たマニュアルに、次の情報が記されています。下記の制限事項の一部は、
将来のリリースでは変更される可能性があります。
•
iSCSI
セッションにダイナミックディスクは使用できません。
•
デフォルトの
iSCSI
ノード名は、
Windows
のコンピュータ名から生
成されます。
Windows
のコンピュータ名に、アンダースコア(
_
)
など、
iSCSI
ノード名に使用できない文字が含まれている場合、
Microsoft iSCSI Initiator
サービスは無効な文字をハイフン(
-
)に置
き換えます。
•
IPsec
が使用されていない場合、イニシエータとターゲットの
CHAP
シークレットはどちらも
12
バイト以上
16
バイト以下にしてくださ
い。
IPsec
が使用されている場合、イニシエータとターゲットの
CHAP
シークレットは、
2
バイト以上
16
バイト以下としてください。
CHAP
の詳細については、
60
ページの「
CHAP
と
IPSec
」を参照して
ください。
Microsoft iSCSI Initiator の設定
インストールが完了したら、
iSCSI
イニシエータを使用して
iSCSI
環境を
管理できます。本項では、初期設定の手順について説明します。
iSCSI Initiator Properties
(
iSCSI
イニシエータのプロパティ)ウィンド
ウの
Discovery
(検出)タブ内で
Direct Portals
(ダイレクトポータル)
オプションを使用する場合は、
PowerVault NX1950
ストレージシステムの
iSCSI NIC IP
アドレスを追加してください。
PowerVault NX1950
クラスタソリューションを設定する場合は、次の手
順を行います。
a
Target Portals
(ターゲットポータル)タブで、可用性の高い
iSCSI
インスタンスの
IP
アドレスを追加します(
3.1 Target
の
場合)。
b
iSCSI NIC
を使用してクラスタリソースとして作成・追加された
仮想
IP
アドレスを追加します(
3.0 Target
の場合)。