Owners Manual
82 システム部品の取り付け
モードごとのガイドライン
各プロセッサに
3
つのメモリチャネルが割り当てられます。使用されるチャネル
の数と使用可能な構成は、選択するメモリモードによって異なります。
アドバンスト ECC(ロックステップ)モードのサポート
この構成では、プロセッサに近い位置にある
2
つのチャネルが結合されて、
1
つ
の
128
ビットチャネルとなります。このモードは、
x4
ベースと
x8
ベースの両方
のメモリモジュールで
SDDC
をサポートしています。メモリモジュールは、対応
する各スロットで、サイズ、速度、テクノロジが同一でなければなりません。
メモリミラーリングのサポート
プロセッサに近い位置にある
2
つのチャネルに同一のメモリモジュールが取り付
けられている場合は、メモリミラーリングがサポートされます(最も遠い位置の
チャネルにはメモリを取り付けないでください)。また、セットアップユーティリ
ティでミラーリングを有効に設定する必要があります。ミラーリング構成では、
使用可能なシステムメモリの総量は取り付けられた総物理メモリの
2
分の
1
です。
オプティマイザ(独立チャネル)モード
このモードでは、
3
つのチャネルすべてに同一のメモリモジュールが装着されて
います。メモリの総容量は増えますが、
x8
ベースのメモリモジュールの場合、
SDDC
がサポートされません。
このモードでは、各プロセッサに
1 GB
のメモリモジュールを
1
枚使用する最小
のシングルチャネル構成もサポートされています。
本項で説明したメモリのガイドラインに則したメモリの構成例を
表
3-1
および
表
3-2
に示します。表中には、同一のメモリモジュール構成およびその物理メモ
リと使用可能なメモリの合計が示されています。混在構成やクアッドランクメモ
リモジュールの構成については記載されておらず、どの構成についても、メモリ
速度に関する注意点は取り扱われていません。