Users Guide
50 付録
•
イニシエータが
DNS
ドメイン名を使用するターゲットを検出しない
—
iSCSI
ターゲットへのイニシエータのアクセスを設定する際は
IQN
が推奨方
法で、
DSN
設定にかかわらず動作します。
DNS
ドメイン名を指定するオプ
ションは
Microsoft iSCSI
ソフトウェアターゲットスナップインに組み込ま
れています。
DNS
名を使用する場合、
DNS
が正しく設定されていること
(前方参照ゾーンおよび逆引き参照ゾーンを含む)を確認し、イニシエータ
の完全修飾ドメイン名(
FQDN
)を指定してください。イニシエータの
FQDN
を指定した後、ターゲットをイニシエータに接続しづらい場合は、
次のコマンドをターゲットサーバーで実行し、
DNS
逆引き参照ゾーンが正
しく有効化されているかを確認してください。
nslookup
<
InitiatorIP
>
(
<
InitiatorIP
>
は
iSCSI
イニシエータの
IP
アドレスです)。
nslookup
コマンドの失敗は、
DNS
逆引き参照が設定されていないことを
示します。イニシエータ
IQN
、
IP
アドレス、または
MAC
アドレスを使用
するようにターゲットを再設定します。または、
NetBIOS
名を使用してイ
ニシエータに接続し、次の状況を満たすことができます。
–
ターゲットによって使用されるサブネットに
DNS
逆引き参照ゾーンが
設定されていない。
–
ネットワーク検出、またはファイル共有がイニシエータおよびターゲッ
トサーバーで有効化されている。
•
ローカルマウントのボリュームのシャドウコピー
—
ローカルマウントのボ
リュームのシャドウコピーは作成しないことをお勧めします。仮想ディスク
をローカルマウントしてから
Windows Explorer
を使ってボリュームの
シャドウコピーを作成しようとすると、ストレージアプライアンスがハング
アップしているかのようになります。これはシャドウコピーが作成される方
法に起因するものです。ローカルマウントされた仮想ディスクのシャドウコ
ピーを作成すると、ローカルマウントのドライバは仮想ディスクをホストし
ている下層ボリュームに書き込みを行います。これは、ホストボリュームの
差分領域への追加書き込みの原因となります。その結果巡回書き込みとな
り、最終的にストレージアプライアンスの無応答を引き起こします。このシ
ナリオが発生した場合は、ストレージアプライアンスを再起動します。
•
イニシエータが切断された接続を復元しない
—
不良
IP
アドレスが原因でイ
ニシエータが切断された接続を復元しない場合があります。
iSCSI
イニシ
エータが
Microsoft iSCSI
ソフトウェアターゲットとの通信を損失する場合
の一部では、接続中にイニシエータがハングアップしているように見えるこ
とがあります。この問題は、
Microsoft iSCSI
ソフトウェアターゲットを実
行しているサーバーがイニシエータとの通信に使用されない
IP
アドレスを
持っている場合に発生します。イニシエータは設定された
IP
アドレスそれ
ぞれに接続を試行し、応答を最高
100
秒間待ちます。この問題はプライ