Administrator Guide
DVD、その他の光学メディ
ア、またはリムーバブルメ
ディア
バックアップを光学、またはリムーバブルメディアに保存する場合、回復でき
るのはボリューム全体のみで、アプリケーションや個々のファイルを回復する
ことはできません。さらに、空き容量が 1 GB 未満のメディアへのバックアッ
プはサポートされていません。
ローカルハードディスク
バックアップを内蔵ハードディスクに保存すると、次が可能になります。
• ファイル、フォルダ、アプリケーションおよびボリュームの回復。
• 使用するバックアップに重要なボリュームすべてが含まれている場合、シ
ステム状態およびオペレーティングシステムのリカバリを実行。
ただし、ひとつ、または複数の重要なボリュームが存在する物理ディスクと同
じディスクにバックアップがあると、オペレーティングシステムのリカバリは
実行できません。
また、選択したローカルディスクが定期的バックアップの保存専用になってお
り、Windows Explorer で表示されない場合も同じです。
外付けハードディスク
バックアップを外付けハードディスクに保存すると、次が可能になります。
• ファイル、フォルダ、アプリケーションおよびボリュームの回復。
• 使用するバックアップに重要なボリュームすべてが含まれている場合、シ
ステム状態およびオペレーティングシステムのリカバリを実行。
• 防災のため、バックアップを現場外に簡単に移動。
定期的バックアップを外付けハードディスクに保存すると、ディスクはバック
アップ保存専用になり、Windows Explore には表示されません。
これにより、ユーザーは防災のためディスクを現場外に移動し、バックアップ
の保全性を確実することができます。
NIC チーミング
負荷分散 / フェールオーバー(LBFO)としても知られる NIC チーミングは、お使いのネットワークアダプ
タのためのフォールトトレランスを可能にする
Windows Storage Server 2012 R2 の組み込み機能です。
NIC チーミングでは、複数のネットワークアダプタをチームとして連携させることができ、ひとつの NIC に
不具合が発生した場合における接続喪失を防ぎます。
組み込み NIC チーミングの利点は、すべての NIC で機能し、すべてのアダプタに管理ツール一式を提供する
ことです。アウトバウンドトラフィックは、ネットワークトラフィックの分散のための スイッチ非依存モー
ド と スイッチ依存モード を使用することによって、利用可能なネットワークアダプタ全体に分散させるこ
とができます。
サーバーでの NIC チーミングの設定
メモ: Broadcom NIC が検出されたときは Broadcom Advanced Control Suite(BACS)、Intel NIC が
検出されたときは Intel PROSet ドライバがインストールされます。
メモ: Microsoft では、サーバーマネージャー に組み込まれた NIC チーミング機能を使用することをお
勧めします。
サーバーで NIC チーミングを設定するには、次の手順を実行します。
1. サーバーマネージャー で、ローカルサーバー を選択します。
ローカルサーバーのプロパティが表示されます。
2. NIC チーミング の横にあるステータスをクリックします。
NIC チーミング ウィンドウが表示されます。
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