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マルチパス I/O(MPIO)
Microsoft マルチパス I/O(MPIO)は、Microsoft によって提供されるフレームワークで、ストレージプロバイ
ダによるハードウェア固有の情報を含むマルチパスソリューションの開発を可能にします。これにはストレ
ージアレイとの接続性を最適化することが必要です。これらのモジュールは Device-Specific Module(DSM)
と呼ばれます。MPIO はプロトコル非依存で、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows
Server 2012 のファイバチャネル、インターネット SCSI(iSCSI)、およびシリアルアタッチド SCSI(SAS)イ
ンタフェースで使用することができます。
MPIO は次の機能を提供します。
• フェールオーバークラスタリングによるアプリケーションの高可用性
• ストレージアレイに対する高可用性
• SAS ディスク互換性
• Windows PowerShell コマンドレットを使用して MPIO タスクを実行する機能
メモ: Microsoft 提供の DSM で作業するには、ストレージが SCSI Primary Commands-3 (SPC-3)対応であ
る必要があります。
MPIO でのデバイスの管理
MPIO でデバイスを管理するには、次の手順を実行します。
1. サーバーマネージャー メニューバーで、ツール → MPIO とクリックします。
MPIO のプロパティ ウィンドウが表示されます。
2. MPIO デバイス タブで 追加 をクリックし、MPIO サポートを追加するデバイスの デバイスのハードウェ
ア ID を入力して、OK をクリックします。
3. デバイスのハードウェア ID が マルチパスの検出 タブに表示されます。
メモ: デバイスのハードウェア ID は、ベンダー名と、MPIO の対応デバイスリスト内に MPIO によっ
て維持されているデバイス ID と一致する製品文字列の組み合わせです。ベンダーおよび製品 ID は
ストレージプロバイダによって提供され、各種ハードウェアに固有です。
4. DSM インストール タブで DSM INF ファイルを入力し、インストールまたはアンインストール をクリッ
クして DSM をインストール / アンインストールします。
5. 構成のスナップショット タブで、システム上の現在の MPIO 構成のスナップショットをキャプチャし、
キャプチャされる情報のためのファイル名を指定して キャプチャ をクリックします。
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