Reference Guide
アイデンティティマッピングソースとしての Active Directory
ライトウェイトディレクトリサービス
Active Directory ライトウェイトディレクトリサービスは、ユーザーマッピングをサポートするための Active
Directory が存在しない環境で、Windows Storage Server 2012 を実行するシステムでのアイデンティティマッピ
ングに使用されます。
AD LDS マッピングを開始する前に次を実行します。
• Windows ベースシステムのユーザーおよびグループにマップする必要のある UNIX ベースシステムの
ユーザーおよびグループを特定。
• 各 UNIX ユーザーの UID と GID 、および各 UNIX グループの GID を特定。
• マップされる各 UNIX ユーザーおよびグループに対し、Windows ベースのコンピュータにユーザーま
たはグループを作成。
メモ: 各 UID および GID にはそれぞれ固有のマッピングが必要です。一対多、または多対一マッピングは
使用できません。
NFS 用サービスのための AD LDS 設定
NFS 用サービスのために AD LDS を設定するには、次の手順を実行してください。
1. AD LDS サーバー役割をインストールします。詳細については、「AD LDS サーバー役割のインストール」
を参照してください。
2. 新規 AD LDS インスタンスを作成します。
3. NFS ユーザーマッピングをサポートするため、AD LDS スキーマを拡張します。
4. AD LDS インスタンスにデフォルトのインスタンス名を設定します。
5. Active Directory スキーマをアップデートします。
6. ユーザーおよびグループアカウントマップを UNIX ベースのコンピュータから Windows ベースコンピュ
ータに追加します。
7. ADS LDS 名前空間オブジェクトへの適切なアクセスを認証します。
8.
マッピングソースを設定します。
AD LDS サーバー役割のインストール
AD LDS サーバー役割をインストールするには、次の手順を実行します。
1. サーバーマネージャー メニューバーで、管理 → 役割と機能の追加 とクリックします。
役割と機能の追加ウィザード が表示されます。
2. 次へ をクリックします。
メモ: 開始する前に ウィンドウで、インストールする役割と機能の対象サーバーとネットワーク環
境を確認してください。
3. インストールの種類の選択 ウィンドウで 役割ベースまたは機能ベースのインストール を選択して役割
または機能の全部分をインストール、または リモートデスクトップサービスのインストール を選択し
て、仮想マシンベースのデスクトップインフラストラクチャ、またはリモートデスクトップサービス用
のセッションベースのデスクトップインフラストラクチャのいずれかを選択し、次へ をクリックしま
す。
4. 対象サーバーの選択 ウィンドウで、サーバープールからサーバーを選択するか、Windows Storage Server
2012 がすでにインストールされているオフライン仮想ハードディスク(VHD)を選択し、次へ をクリッ
クします。
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