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国際化 197
クライアントの互換性問題
ベンダーによって、同じコードページのエントリに異なる UTF-8 エンコード方
式を使用している場合があります。この結果、これらの文字は表示されないか、
形状が似ている他の文字が代用されるかのどちらかとなります。
日本語の互換性問題
KTERM 等の XTERM アプリケーションでは UTF-8 文字を使用できないため、
CLI を使用しているシステム管理者は、ウェブインタフェースを経由した場合
に限り、設定パラメータに日本語文字を入力することができます。
次の表に、日本語に互換性のない文字の詳細について説明します。
PowerVault NX3500 CIFS サービス向けに特別なコードページを提供し、
プロトコル間の移植性をサポートします。複数プロトコル環境で作業していて、
プロトコル間でファイルおよびディレクトリを共有したいときは、このオプ
ションの使用をお勧めします。
内部エンコード(UNIX コードページ)用に UTF-8-JP を使用するよう CIFS
サービスが設定されている場合、Windows に互換性のないエンコードは
PowerVault NX3500
上の対応する UNIX/ Mac O/S のエンコードにマッピン
グされます。これにより、どのような場合でも正しい文字および正しくない文
字が正確にマッピングされることが確実になります。
12-2. 日本語に互換性のない文字
文字
UNIX Windows Macintosh
波ダッシュ(~
U+301C
(波ダッシュ)
U+FF5E (全角チル
ダ)
U+301C
(波ダッシュ)
二重縦線(||
U+2016
(二重縦線)
U+2225(並行)
U+2016
(二重縦線)
マイナス記号(-
U+2212
(マイナス記号)
U+FF0D(全角ハイ
フンマイナス記号)
U+2212
(マイナス記号)
上線(
U+FFE3
(全角ミクロン)
U+FFE3(全角ミク
ロン)
U+203E
(上線)
セント記号(¢
U+00A2
(セント記号)
U+FFE0(全角セン
ト記号)
U+00A2
(セント記号)
ポンド記号(#
U+00A3
(ポンド記号)
U+FFE1(全角ポン
ド記号)
U+00A3
(ポンド記号)
否定記号(?
U+00AC
(否定記号)
U+FFE2(全角否定
記号)
U+00AC
(否定記号)