Administrator Guide
PowerVault NX3500 の監視 79
使用状況の考慮事項
別のコントローラへのクライアントの移行
ネットワーク負荷に不均衡がある場合、システムはクライアントを自動または
手動でコントローラ間で移動することによって負荷のバランスを取ることがで
きます。別のコントローラに移行するクライアントまたはルーターのいずれか
を、リストから選択します。
リストから移行したい接続を選択して、Assign Interface(インタフェース
の割り当て)をクリックします。
Assign Interface(インタフェースの割り
当て)ページが表示され、選択された接続が承認のためにリストされます。
選択したクライアントの移行先にしたいコントローラを選択します。特定のコ
ントローラを移行先として選択するか、
Assigned Controller(割り当て済み
コントローラ)を選択します。
•
選択したすべてのクライアントを特定のコントローラに移行するには、リス
トからそのコントローラを選択します。
•
障害のあるコントローラが復旧した後で、選択したクライアントすべてを元
のコントローラに戻すには、
Assigned Controller
(割り当て済みコント
ローラ)を選択します。各クライアントに異なるコントローラを割り当てる
ことができます。
システムにコントローラの移行先インタフェースを選択させる、または特定の
コントローラを選択することのいずれかが可能です。
メモ: 別のコントローラに移行された場合、この動作によって CIFS 接続が切断さ
れます。
•
自動再バランスを有効にするには、
Allow these clients to migrate
to other controllers when rebalancing the network load
(ネットワーク負荷の再バランス実行時に、これらのクライアントを別のコ
ントローラへ移行させる)を選択します。
•
選択したクライアント割り当て済みコントローラを恒久的にするには(フェ
イルオーバー中を除く)、
Allow these clients to migrate to other
controllers when rebalancing the network load
(ネットワーク
負荷の再バランス実行時に、これらのクライアントを別のコントローラへ移
行させる)をクリアします。
移行ポリシーの設定
コントローラの障害発生時、クライアントが動作を続行できるよう、システム
は自動で各接続を障害の発生したコントローラから別のコントローラへ移行し
ます。このため
CIFS クライアントへの接続が切り離されます。障害のあるコ
ントローラが復旧すると、システムはクライアントを復旧したコントローラに
自動で戻すことによって、負荷の再バランスを行うことができます。この動作
はフェイルバックと呼ばれています。