Administrator Guide
80 PowerVault NX3500 の監視
NFS を使用するクライアントはステートレスで、フェイルバック中に影響を受
けません。接続ベースのプロトコル(
CIFS)を使用しているクライアントは、
フェイルバック中に切断される場合があります。フェイルバック動作を最適化
するため、システムは、復元時の移行に関する次のポリシーを提供します。こ
れらのポリシーは負荷バランシングおよび切断に影響します。
•
Migrate Immediately
(ただちに移行)
—
稼働時間中に
CIFS
クライアン
トが切り離される可能性があるものの、システムのバランスを常に良好に保
ちます。
•
Migrate Automatically
(自動で移行)
—
コントローラの障害がごく短時
間の場合、システムのバランスを常に良好に保ちますが、
CIFS
クライアン
トは切断されます。このオプションでは、障害が長期間継続した場合、シス
テムが数日間バランスの悪い状態のままになります。
クライアントはその短い障害期間中には新規マテリアルを作成していないた
め、このモードが短時間のコントローラ障害を解消します。従って、ベスト
プラクティスは、可能な限り早急に再バランスを行うことです。
障害が
10
分以上継続した場合、手動で再バランスを行うまで、システムは
バランスの悪い状態にとどまります。
•
Migrate Manually
(手動で移行)
—
クライアントの移行を自動で行いま
せん。このポリシーでは、システムの再バランスに手動操作が必要です。
システムがフェイルオーバー後の再バランスのために手動操作を必要とする
場合、システムは
システム管理者に適切なメッセージを
E-
メールで送信し
ます。
上記に説明されているように、プロトコルおよび
LAN
またはクライアント
ネットワークごとにフェイルバックポリシーを設定できます。
CIFS 接続
CIFS Connections(CIFS 接続)ページで、現在の CIFS 接続を監視でき
ます。CIFS 接続を管理するには、Monitor(監視)→ Load Balancing
(負荷バランシング)→ CIFS Connections(CIFS 接続)と選択します。
CIFS Connection(CIFS 接続)ページが表示されます。