Dell FluidFS NAS Solutions 管理者ガイド
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2013 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 メモ、注意、警告.......................................................................................................................2 章 1: はじめに.............................................................................................................................11 本書で使用される用語........................................................................................................................................11 Dell FluidFS NAS ソリューションのアーキテクチャ..............................................................
NDMP.....................................................................................................................................................................25 章 3: ボリューム、共有、クォータの使用.......................................................................27 NAS ボリューム....................................................................................................................................................27 使用状況の考慮事項...........................................................................
スナップショットの変更.............................................................................................................................46 データの復元.................................................................................................................................................47 スナップショットの削除.............................................................................................................................47 スナップショットからの NAS ボリュームの復元........................................................
ローカルユーザーの削除.............................................................................................................................68 パスワードの変更.........................................................................................................................................68 ローカルグループの管理....................................................................................................................................69 ローカルグループの表示....................................................................
SMTP サーバーの設定変更..........................................................................................................................81 電子メール送信者の削除.............................................................................................................................81 電子メール送信者の設定.............................................................................................................................82 詳細設定オプションの設定...................................................................................
ダウン状態の複製先.....................................................................................................................................97 非最適状態の複製先.....................................................................................................................................97 容量の再確保のためビジー状態のレプリケーションの複製先ボリューム........................................98 分離したレプリケーションの複製先ボリューム.....................................................................................98 レプリケーションの接続切断.........................
LUN 名の仮想ディスクへの関連付け ......................................................................................................113 NAS IDU がコントローラを検出できない................................................................................................113 接続操作の失敗...........................................................................................................................................113 サービスパックのアップグレード後、コントローラの起動に時間がかかる..................................
ファイルサイズとディレクトリ名...........................................................................................................132 クライアントの互換性問題.......................................................................................................................132 日本語の互換性問題...................................................................................................................................132 章 9: よくあるお問い合わせ...........................................................................................
1 はじめに Dell FluidFS network attached storage (NAS)(Dell FluidFS ネットワーク接続ストレージ(NAS))ソリューション は、複数の NAS コントローラを 1 つのクラスタに集約し、1 つの仮想ファイルサーバーとして UNIX、Linux 、 および Microsoft Windows クライアントに表示する高可用性ストレージソリューションです。 本書で使用される用語 用語 説明 バックアップ電源装置(BPS) 電源が失われた際に、バックアップ用のバッテリ電源を提供しま す。 クライアントアクセス VIP クライアントが FluidFS NAS ソリューションにホストされた CIFS 共有および NFS エクスポートへのアクセスに使用する仮想 IP ア ドレスです。FluidFS NAS ソリューションは、複数クライアントに よる仮想 IP(VIP)へのアクセスをサポートします。 NAS アプライアンス クラスタ化された FluidFS NAS システムでペアとして設定された 2 台の NAS コントローラです。キャッシュデータ
用語 説明 NAS レプリケーション 2 つの FluidFS NAS ソリューション間または、2 つの NAS ボリュー ム間のレプリケーションです。 NAS レプリケーションパートナー レプリケーションアクティビティに参加している FluidFS NAS ソ リューションです。 ネットワークデータ管理プロトコル (NDMP) バックアップおよび復元に使用されるネットワークデータ管理プ ロトコルです。 ピアコントローラ FluidFS NAS ソリューション内で特定の NAS コントローラとペア になる、ピア NAS コントローラです。 PowerVault MD3xx0i Dell PowerVault MD3200i、MD3220i、MD3600i、および MD3620i iSCSI の各ストレージソリューションを指します。 Storage Center FluidFS 接続用に少なくとも 1 つのファイバーチャネル HBA を含 む、Series 40(シリーズ 40)または SC8000 Compellent Storage center (SC8000 Compellen
図 1.
図 2. 1GbE システムのポートラベル 図 3.
クライアントビュー NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションは、1 つのファイルシステム、IP アドレス、および名前を持つ単 一のファイルサーバーとしてクライアントに表示されます。NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションの グローバルファイルシステムは、パフォーマンスを制限することなく、すべてのユーザーに対して同時にサ ービスを提供します。エンドユーザーは各自のオペレーティングシステムの NAS プロトコルを使用して、 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションに接続できます。 • Linux および UNIX ユーザーは NFS プロトコルを使用します。 • Windows ユーザーは CIFS プロトコルを使用します。 管理者ビュー 管理者として CLI または NAS Manager のいずれかを使用すると、プロトコルの設定やユーザーの追加、パー ミッションの設定といったシステム設定を指定または変更できます。 NAS Manager では、標準的なインターネットブラウザを使用してシステム機能にアクセスすることができま す。 システムコンポーネント
BPS によって、コントローラは NVRAM をキャッシュとして使用することができます。BPS を使用すること で、コントローラの電源が停止しても、クラスタ化されたソリューションには、すべてのデータをキャッシ ュからディスクに書き込むだけの十分な時間があります。 ストレージアレイ コントローラは、RAID サブシステムであるストレージアレイに接続しています。RAID ストレージサブシステ ムは、単一障害点を解消するように設計されています。ストレージサブシステムの各アクティブコンポーネ ントは、冗長でホットスワップ可能です。ソリューションは、RAID 1/10、RAID 5、および RAID 6 を含む標準 の RAID 構成をサポートしています。 SAN ネットワーク SAN ネットワークは、NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションに不可欠な要素です。コントローラペア は SAN ネットワークに常駐し、Dell PowerVault NX3500/NX3600/NX3610 の場合は iSCSI プロトコル、Dell Compellent FS8600 の場合はファイバチャネルプロトコルを
その他の情報 警告: システムに付属のマニュアルで安全および認可機関に関する情報を参照してください。保証に関 する情報は、この文書に含まれている場合と、別の文書として付属する場合とがあります。 • 『Getting Started Guide』(はじめに)では、お使いのシステムのセットアップ、および仕様の概要を説 明しています。 • 『Owner's Manual』(オーナーズマニュアル)では、ソリューションの機能、システムのトラブルシュ ーティング方法、およびシステムコンポーネントの取り付けまたは交換方法について説明していま す。 • ラックソリューションに付属のマニュアルでは、システムをラックに取り付ける方法について説明し ています(必要な場合)。 • 『Deployment Guide』(展開ガイド)では、ハードウェア展開、および NAS アプライアンスの初期展開 についての情報を説明しています。 • 『System Placemat』(システム配置マット)では、お使いの NAS ソリューションのハードウェアのセ ットアップ方法およびソフトウェアのインストール方法についての情報を説明しています。 • 『
FluidFS NAS ソリューションの監視 2 メモ: 本章の情報は NAS Manager を使用したファイル管理を指しています。以下を使用してブロックの 管理と監視を行います。 • Dell PowerVault NX3500/NX3600/NX3610 NAS ソリューション用の Dell PowerVault Modular Disk Storage Management(MDSM) • Dell Compellent FS8600 NAS ソリューション用の Enterprise Manager NAS Manager の Monitor(モニタ)タブを使用して NAS ソリューションのステータスをモニタできます。ここ では、Dashboard(ダッシュボード)ページでシステムの全体のステータスを表示したり、クォータ使用レポ ートを参照したり、リモートのレプリケーションジョブのステータスレポートを受信したりすることができ ます。 それぞれの監視のページにアクセスするには、Monitor(モニタ)タブをクリックします。デフォルトで、 Dashboard(ダッシュボード)ページが表示されま
現在のパフォーマンス Current Performance(現在のパフォーマンス)セクションには、現在のネットワークスループットが表示され ます。現在のネットワークスループットには、データの読み取り / 書き込みスループット(MBps)およびプ ロトコルごとの 1 秒あたりの読み取り / 書き込み動作の回数が含まれます。 最近のパフォーマンス Recent Performance(最近のパフォーマンス)セクションには、過去 30 分間の読み取り / 書き込みスループッ トのグラフが表示されます。 負荷バランシング Load Balancing(負荷バランシング)セクションには、コントローラのステータス、プロセッサ活用率、およ びコントローラごとの接続数についてのリアルタイム情報を示した表が表示されます。 イベントビューアー Events Viewer(イベントビューアー)では、システム内の情報イベントと主要イベントの両方を表示して、 お使いの Fluid File System を監視することができます。 Events Viewer(イベントビューアー)ページにアクセスするには、Monitoring(
ネットワークパフォーマンス Network Performance Over Time(経時ネットワークパフォーマンス)ページには、時間の経過に伴う Dell Fluid File System のパフォーマンスが表示されます。次の期間における FluidFS のネットワークパフォーマンスを表 示できます。 • 過去 1 日 • 過去 1 週間 • 過去 1 か月 • 過去 1 年間 各タブをクリックして、該当する期間のネットワークパフォーマンスを表示します。ネットワークパフォー マンスについて、次の詳細情報を表示できます。 • クライアントネットワークのスループット—読み取り • クライアントネットワークのスループット—書き込み • 1 秒あたりの演算回数 • ネットワークの総スループット メモ: 経時ネットワークパフォーマンスの詳細については、 『Online Help』(オンラインヘルプ)を参照し てください。 負荷バランシング 負荷バランシングについて、次の詳細情報を表示できます。 • 経時 • クライアント接続 • CIFS 接続 経時負荷バランシングの表
5. イベントを CSV ファイルにコピーして貼り付けるか、ウェブページを CSV ファイルとして保存します。 クライアント接続 Client Connections(クライアント接続)ページでは、次の操作を実行できます。 • コントローラ間でのクライアントの分布状態を表示する。 • 特定のクライアントを 1 つのコントローラから別のコントローラへ手動で移行する。 • クライアントを自動的に移行するためのポリシーを設定する。 メモ: デフォルトでは、Clients(クライアント)タブにすべてのクライアント接続のリストが表示されま す。 クライアント接続の表示 メモ: クライアント接続ページには、システムと同じサブネットに属するクライアント(ローカルクライ アント)だけが表示されます。ルーター(またはレイヤ 3 スイッチ)経由でシステムにアクセスするク ライアントはこのページに表示されず、代わりにそのルーターが表示されます。 1.
5. Automatic Rebalance(自動再バランス)を有効にするには、Allow these clients to migrate to other controllers when rebalancing the network load(ネットワーク負荷の再バランス実行時に、これらのクライアントを別 のコントローラへ移行させる)を選択します。 6.
4. Refresh(更新)をクリックして、表示された情報を更新します。 ハードウェア システム検証ステータスの表示 システムの検証を実行して、ハードウェアやネットワーク接続などのシステム構成を検証できます。 メモ: システムの検証は、CLI インタフェースを使用して実行することもできます。 システムの検証では、プロセッサ、監視の可否、NIC、IPMI、Ethernet 帯域幅、BPS の監視などについて情報 を入手できます。 システム部品のステータスを更新するには、次の手順を実行します。 1. Monitor → Hardware → System Validation(モニタ > ハードウェア > システムの検証) と選択します。 System Validation(システムの検証)ページが表示されます。 2.
Space Utilization(スペース使用率)ページに、選択した期間におけるスペース使用率のテーブルが表示 されます。デフォルトでは、Current(現在)のスペース使用率が表示されます。 2. 3. 適切なタブをクリックして、希望する期間の負荷バランシングに関する情報を表示します。次の負荷バ ランシング情報を表示できます。 – 過去 1 日 – 過去 1 週間 – 過去 1 か月 – 過去 1 年間 スペース使用率を並べ替えるには、スペース使用率テーブルの列見出しをクリックします。 クォータ使用状況の表示 Quota Usage(クォータの使用状況)ページには、クォータが定義されていないユーザーも含めて、すべての ユーザーのクォータとその使用状況が表示されます。これには、システムから削除されたが使用量が残って いるユーザーも含まれます。 クォータの使用状況を表示するには、次の手順を実行します。 1.
ボリューム、共有、クォータの使用 3 User Access(ユーザーアクセス)タブでは、Dell Fluid File System をクライアントの視点で定義および管理す ることができます。 NAS ボリューム NAS ボリュームはストレージプールのサブセットであり、容量の割り当て、データ保護、およびセキュリテ ィ方式を管理する特定のポリシーを持っています。 NAS ボリュームは作成および設定することができます。管理者は、NAS プール全体を使用する 1 つの大規模 な NAS ボリュームを作成するか、あるいは複数の NAS ボリュームを作成できます。いずれの場合も、これら の NAS ボリュームの作成、サイズ変更、または削除が可能です。 この項では、管理者が NAS ボリュームを使用して NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションストレージを 割り当ておよび展開する方法について説明します。ユーザーが NAS ボリュームを使用できるようにするに は、ユーザーがそれらのボリュームを個別に共有(エクスポート)する必要があります。ユーザーは各共有 を明示的にマウントしなければなりません。
• ムを定義することが有用な場合があります。これにより、システム管理者はセキュリティ方式をビジ ネス要件およびさまざまなデータアクセスパターンに合わせることができます。セキュリティ方式 は、POSIX セキュリティおよび Windows ACL の両方を同じボリュームでサポートする混合に設定する こともできます。 クォータ — クォータは、NAS ボリュームごとにも定義されます。異なるクォータポリシーを異なる NAS ボリュームに適用することができ、それが適切である場合、システム管理者はクォータの管理に 集中できるようになります。 使用例の一部は、コピー操作、リスト操作、および移動操作です。次の表に、さまざまな部署がある組織の 例と NAS ボリュームの作成方法を示します。ボリュームは柔軟で、要求に応じて拡張や削減ができるため、 正しいソリューションは、お客様の要件によって異なります。 表 1.
ソリューション 3 NAS ボリュームは機能に基づいて作成することもできます。このソリューションの欠点は、ユーザーマッピ ングが必要な点です。ユーザーは NTFS または UNIX のいずれかのセキュリティ方式を選択する必要があり ます。選択されたセキュリティ方式に基づいて、他のユーザー用に正しいマッピングが設定されます。 NAS ボリュームの管理 すべての NAS ボリュームでは、現在のステータスの表示、新規 NAS ボリュームの追加、既存 NAS ボリュー ムの削除または変更を行うことができます。 NAS ボリュームの追加 NAS ボリュームを追加するには、次の手順を実行します。 1. User Access → NAS Volumes → Configuration(ユーザーアクセス > NAS ボリューム > 設定)と選択します。 NAS Volumes Configuration(NAS ボリュームの設定)ページに NAS ボリュームのリストが表示されます。 2. 追加 をクリックします。 Add NAS Volume(NAS ボリュームの追加)ページが表示されます。 3.
1. User Access → NAS Volumes → Configuration(ユーザーアクセス > NAS ボリューム > 設定)と選択します。 NAS Volumes Configuration(NAS ボリュームの設定)ページに NAS ボリュームのリストが表示されます。 2. 使用可能な NAS ボリュームのリストの NAS Volume(NAS ボリューム)列の下で該当の NAS ボリューム をクリックします。 選択した NAS ボリューム用の Edit NAS Volume(NAS ボリュームの編集)ページが表示されます。 3.
1. User Access(ユーザーアクセス) → Shares(共有) → NFS Exports(NFS エクスポート) と選択します。 NFS Exports(NFS エクスポート)ページが表示されます。 2. 追加 をクリックします。 Add NFS Export(NFS エクスポートの追加)ページが表示されます。このページは General(一般)およ び Advanced(詳細設定)の 2 つのタブで構成されています。デフォルトで、General(一般)タブが表示 されます。 3. NAS Volume(NAS ボリューム)リストから、NFS エクスポートが配置される NAS ボリュームを選択しま す。 4. Exported Directory(エクスポートディレクトリ)に、エクスポートしたいディレクトリへのパスを入力す るか、Browse(参照)アイコンをクリックして、適切なディレクトリへ移動します。 5.
NFS Exports(NFS エクスポート)ページが表示されます。 2. 使用可能な NFS エクスポートリストの Exported Directory(エクスポートされたディレクトリ)列の下で、 該当する NFS エクスポートをクリックします。 選択した NFS エクスポート用の Edit NFS Export(NAS エクスポートの編集)ページが表示されます。 3. General(一般) and Advanced(詳細設定)タブで必要に応じてパラメータを変更し、Save Changes(変 更の保存)をクリックします。 NFS エクスポートの削除 NFS エクスポートを削除するには、次の手順を実行します。 1. User Access(ユーザーアクセス) → Shares(共有) → NFS Exports(NFS エクスポート) と選択します。 NFS Exports(NFS エクスポート)ページが表示されます。 2.
サービス名 FluidFS ポート nlm(Lock Manager) 4050~4058 mount 5001~5009 Quota 5051~5059 CIFS 共有の管理 CIFS 共有は、Windows ネットワーク間における効率的なファイルおよびデータ共有手段となります。 CIFS 共有のプロパティおよびステータスの表示 既存の CIFS 共有の情報を表示するには、次の手順を実行します。 1. User Access → Shares → CIFS Shares(ユーザーアクセス > 共有 > CIFS 共有) と選択します。 CIFS Share(CIFS 共有)ページが表示されます。 2.
7. 8. Files should be checked for viruses(ファイルのウイルスチェックを行う)を選択し、アクセスを許可する 前にファイルがウイルスに感染していないことを確認および検証するかどうか指定します。 Advanced(詳細設定)タブをクリックし、Hide these files(これらのファイルを非表示にする)に、共有 が参照されている間は非表示にするファイルタイプを入力します。 メモ: たとえば、.tmp 拡張子が付いたすべてのファイルを非表示にするには、*.tmp と入力します。 9. 未知のユーザーがゲストとして共有にアクセスするのを許可する場合は、Allow guests(ゲストを許可す る)で Yes(はい)を選択します。 メモ: General(一般)タブで Files should be checked for viruses(ファイルのウイルスチェックを行う) を選択した場合は、Antivirus(アンチウイルス)タブがアクティブになります。 10.
3. General(一般)タブで、一般的な CIFS 共有のパラメータを変更します。 4. Advanced(詳細設定)をクリックし、詳細な CIFS 共有パラメータを変更します。 メモ: General(一般)タブで Files should be checked for viruses(ファイルのウイルスチェックを行う) を選択した場合は、Antivirus(アンチウイルス)タブがアクティブになります。 5. Antivirus(アンチウイルス)がアクティブな場合は、これをクリックしてアンチウイルスポリシーを変更 します。 6. 変更の保存 をクリックします。 CIFS 共有の削除 CIFS 共有を削除するには、次の手順を実行します。 1. User Access(ユーザーアクセス) → Shares(共有) → CIFS Shares(CIFS 共有) をクリックします。 2.
8. 先に、users という一般のアクセス共有がパス /users で作成されました。Path template(パスのテンプレ ート)で、/users を入力して、users の各フォルダに /users/username または /users/domain/username の形 式を取らせるかどうかを選択します。 9. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 10.
Active Directory の設定 FluidFS は Active Directory ドメインに参加することができます。これには、NAS Manager で Cluster Management (クラスタ管理) → Authentication(認証) → System Identity(システム ID)と選択、または CLI を使用して 行います。CLI を使用した Active Directory への参加に関する詳細は、dell.
ACL は詳細なレベルでの制御を提供し、読み取り / 変更 / 完全アクセスのみならず、その他多くの操作を制御 することができます。ACL では達成できないような特定の SLP 要件がある場合を除き、SLP のデフォルト設定 (全員が完全な権限を持つ)をそのままにし、ACL を使って共有へのアクセスを制御することをお勧めしま す。 CIFS 共有を初めて作成した場合、ACL を設定する前、またはこの共有へのアクセスを試行する前に、共有の 所有者を変更する必要があります。NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションが Active Directory ドメイン に参加している場合は、次の方法で ACL を設定できます。 • • ドメイン管理者グループとして設定されたプライマリグループが含まれている Active Directory ドメ インのアカウントを使用する。 FluidFS ローカル管理者アカウントを使用する(Active Directory に参加しない場合、またはドメイン管 理者資格情報を使用できない場合に使用)。 ドメイン管理者グループのメンバーとして設定された Active Di
6. Other users or groups…(その他のユーザーまたはグループ)ボタンをクリックして、この共有で ACL を 設定するドメイン管理者ユーザーアカウントを選択するか、Domain Admins(ドメイン管理者)グループ を選択します。また、CIFS ローカル管理者アカウントを使用することもできます。 7. Replace owner on subcontainers and objects(サブコンテナおよびオブジェクトの所有者の差し替え)にチ ェックが入っていることを確認して、Apply(適用)をクリックします。 8. Ok をクリックして、Advanced Security Settings(セキュリティの詳細設定)ウィンドウに戻ります。 9. 所有者を設定したら、ネットワークドライブのマッピングを解除します。 10.
1. Start(スタート)メニューで、Run(ファイル名を指定して実行)を選択します。 Run(ファイル名を指定して実行) ウィンドウが表示されます。 2. 接続したい共有へのパスを入力します。 \\Client Access VIP >\<共有名>。 3. OK をクリックします。 Explorer ウィンドウが表示されます。 オプション 3 1. Windows エクスプローラを開き、Tools → Map Network Drive(ツール > ネットワークドライブのマッピン グ) と選択します。 Map Network Drive(ネットワークドライブのマッピング)ダイアログボックスが表示されます。 2. Drive(ドライブ)ドロップダウンリストから、使用可能なドライブを選択します。 3. Folder(フォルダ)フィールドにパスを入力するか、共有フォルダを参照します。 4. Finish(終了)をクリックします。 オプション 4 メモ: このオプションでは、共有に接続できますが、マッピングはできません。 1.
5. Shared Folders(共有フォルダ)ウィンドウで、Another computer(別のコンピュータ)を選択し、NAS ク ラスタソリューション名(DNS で設定されている)を入力します。また、クライアントアクセス VIP ア ドレスを使用することもできます。 6. 終了 をクリックします。 新規共有ツリーが Console Root(コンソールルート)ウィンドウに表示されます。 7. 必要な共有を右クリックして Properties(プロパティ)を選択し、共有レベルパーミッションを設定しま す。 8.
グ機能によって、プロトコル間の相互運用性が解決されます。UNIX と Windows のユーザーは、マッ プされている Windows および UNIX アカウント両方で同じクォータを共有します。 デフォルトのクォータの管理 ボリュームのデフォルトのクォータを管理するには、次の手順を実行します。 メモ: デフォルトのクォータは、ユーザー固有またはグループ固有のクォータで上書きすることができま す。 1. User Access → Quota → Default(ユーザーアクセス > クォータ > デフォルト) と選択します。 Default Quota(デフォルトのクォータ)画面が表示されます。 2. NAS Volume(NAS ボリューム)リストから、クォータを追加または変更できる適切な NAS ボリュームを 選択します。 Default quota per user(ユーザーごとのデフォルトのクォータ)で、希望のユーザークォータを MB 単位 で選択および入力するか、Unlimited(無制限)を選択します。 3.
ユーザー / グループ固有のクォータの追加 クォータを追加するには、次の手順を実行します。 1. User Access(ユーザーアクセス) → Quota(クォータ) → User/Group(ユーザー / グループ) と選択し ます。 User/Group Quota(ユーザー / グループクォータ)ページが表示されます。 2. Add(追加)をクリックします。 Create Quota(クォータの作成)ページが表示されます。 3. NAS Volume(NAS ボリューム)リストから、クォータを追加する適切な NAS ボリュームを選択します。 4.
User/Group Quota(ユーザー / グループクォータ)の表に、選択した NAS ボリューム用の使用可能なユー ザー / グループクォータのリストが表示されます。 3.
4 FluidFS NAS cluster(FluidFS NAS クラスタ)ソ リューションでのデータ保護 データ保護は、すべてのストレージインフラストラクチャにおいて重要かつ不可欠な要素です。Dell Fluid File System では、次のようなさまざまなデータ保護の方法を設定できます。 • スナップショット • レプリケーション • バックアップからのシステムの復元 • バックアップエージェントの設定 スナップショット スナップショットテクノロジは、ボリューム内にあるデータのポイントインタイムのバックアップを作成し ます。スナップショットの作成には、さまざまなポリシーを設定することができます。これには、スナップ ショットを取得する時刻、保存するスナップショットの数、スナップショットを削除するまでに使用できる NAS ボリュームの容量などが含まれます。スナップショットは変更セットをベースにしています。NAS ボリ ュームの最初のスナップショットが作成されると、基本となるこのスナップショットよりも後に作成された すべてのスナップショットは、前のスナップショットとの差分になります。
b) At(時刻)でスナップショットを生成する時刻を選択します。 c) Number of snapshots to keep(保存するスナップショット数)を入力します。 7. 週単位でスナップショットを取得するには、Weekly(毎週)を選択します。 a) On(曜日)リストで、スナップショットを生成する曜日と時刻を選択します。 b) Number of snapshots to keep(保存するスナップショット数)を入力します。 8. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 スナップショットの作成(ポリシーなし) 1. Data Protection → Snapshots → List(データ保護 > スナップショット > リスト) と選択します。 Snapshots List(スナップショットリスト)ページに既存のスナップショットのリストが表示されます。 デフォルトで、すべての NAS ボリュームのスナップショットが表示されます。 2. 作成 をクリックします Create Snapshot(スナップショットの作成)ページが表示されます。 3.
5. Calculate Snapshot Delta(スナップショットデルタの計算)をクリックし、スナップショットの削除によ ってできる実際の空き容量を計算します。 6. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 データの復元 データの復元には次の 2 つの方法があります。 • コピーアンドペースト:個別ファイルの復元 誤ってファイルを削除または変更してしまったためそれを復元したい場合、現在の NFS エクスポート または共有にあるスナップショットディレクトリ(作成時刻による)にアクセスして、ファイルを元 の場所にコピーしてください。 この方法は、各ファイルの毎日の復元に便利です。 • スナップショットからの NAS ボリュームの復元 ボリューム全体のデータを復元する必要がある場合(アプリケーションエラーまたはウィルス攻撃に よる場合)、大量のデータをコピーアンドペーストすると処理時間がかかるため、NAS ボリューム全 体を復元することができます。 スナップショットの削除 1.
レプリケーション Dell FluidFS NAS ソリューションにおけるレプリケーションは、ブロックベースかつ非同期です。 • ブロックベース—ファイル全体ではなく、変更のあるブロックのみが複製されます • 非同期—データが複製されているときでもクライアントとの通信が継続します レプリケーションは、異なるレベルのデータ保護を実現するために、さまざまなシナリオで使用されます。 その中には次のシナリオが含まれます。 迅速なバックア ップおよび復元 データロス、破損、またはユーザーの間違いに対する保護のためデータのフルコピー を維持します。 災害復旧 フェイルオーバー用にリモートロケーションにデータをミラーリングします。 リモートデータ アクセス アプリケーションはミラーリングしたデータに読み取り専用または読み取り / 書き込 みモードでアクセスできます。 オンラインデー タ移行 データ移行に関連するダウンタイムを最小化します。 レプリケーションは、NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションファイルシステムのスナップショットテ クノロジを活用しています。最初のレプリケーション
図 5. パートナーレプリケーション 既存のレプリケーションパートナーの表示 レプリケーションパートナーのリストを表示することができます。選択したシステムで信頼されているレプ リケーションパートナーを表示するには、Data Protection → Replication → Replication Partners(データ保護 > レプリケーション > レプリケーションパートナー)と選択します。Replication Partners(レプリケーションパ ートナー)画面に、既存のレプリケーションパートナー名のリストが表示されます。 レプリケーションパートナーのセットアップ リモートシステムでも、複製元システムがパートナーになります。これで双方向レプリケーションの信頼関 係が構築されます。複製元ボリュームと複製先ボリュームは、どちらのシステムにでも配置することができ ます。 レプリケーションパートナーを追加するには、次の手順を実行します。 1.
1. Data Protection → Replication → Replication Partners(データ保護 > レプリケーション > レプリケーション パートナー) と選択します。 Replication Partners(レプリケーションパートナー)画面に、既存のレプリケーションパートナー名のリ ストが表示されます。 2. Replication Partner Name(レプリケーションパートナー名)で、該当するレプリケーションパートナーを 選択します。 Edit Replication Partner(レプリケーションパートナーの編集)ページが表示されます。 3. 必要に応じて、Remote NAS management VIP(リモート NAS 管理 VIP)で VIP アドレスを変更します。 4. 必要に応じて、User name(ユーザー名)と Password(パスワード)で管理者の資格情報を変更します。 5.
1. 2. Data Protection → Replication → Replication Partners(データ保護 > レプリケーション > NAS レプリケーシ ョン) と選択します。 NAS Replication(NAS レプリケーション)ページに、既存の NAS レプリケーションポリシーのリストが 表示されます。 追加 をクリックします。 Add NAS Replication Policy(NAS レプリケーションポリシーの追加)ページが表示されます。 3. Source NAS volume(複製元 NAS ボリューム)に複製元 NAS ボリュームを入力するか、Browse(参照) ボタンをクリックして適切な NAS ボリュームを選択します。 4. Destination cluster(複製先クラスタ)リストから次のいずれかを選択します。 5.
1. Data Protection → Replication → Replication Partners(データ保護 > レプリケーション > NAS レプリケーシ ョン) と選択します。 NAS Replication(NAS レプリケーション)ページに、既存の NAS レプリケーションポリシーのリストが 表示されます。 2. 既存の NAS ボリュームのリストから、該当する NAS ボリュームを選択します。 3. 選択した NAS レプリケーションを保留にするには、Pause(一時停止)をクリックします。 4. 選択した NAS レプリケーションの NAS レプリケーションを続行するには、Resume(復帰)をクリック します。 5.
• フェーズ 1 — クラスタ A と クラスタ B 間にレプリケーションの構造が構築される • フェーズ 2 — クラスタ A が停止し、クライアント要求がバックアップクラスタ B にフェイルオーバー される フェーズ 3 — クラスタ A のフェイルバックをクラスタ B からクラスタ A に復元する • 単一ボリュームフェールオーバー用 DNS 設定 単一ボリュームフェールオーバーでは、フェールオーバーする NAS ボリュームのユーザーが、フェールオー バーしない他の NAS ボリュームのユーザーに影響することなく、正しく移行できるように環境を設定するこ とが重要です。 NAS ボリュームが、ある NAS クラスタから別のクラスタにフェールオーバーした場合、アクセス用に使用さ れていた IP アドレスは、クラスタ A の IP アドレスからクラスタ B の IP アドレスに変わります。この変化を 容易にするために DNS を使用するようお勧めします。単一ボリュームフェールオーバーが必要な場合、DNS エントリを各 NAS ボリュームと関連するように設定し、フェールオーバーが生じたら単一ボリューム
メモ: レプリケーションポリシーとは、ボリュームベースに一致するものです。次の例を参照してく ださい。 ソースボリューム A1(クラスタ A)からターゲットボリューム B1(クラスタ B) ソースボリューム A2(クラスタ A)からターゲットボリューム B2(クラスタ B) ………………………… ソースボリューム An(クラスタ A)からターゲットボリューム Bn(クラスタ B) 4. メモ: FluidFS v2 は、レプリケーションポリシーの追加時にターゲットボリュームの自動生成をサポ ートします。FluidFS 1.
4. – NAS ボリューム名 – NAS ボリュームサイズ これによって、ターゲットボリューム(B1、B2、.. Bn)がスタンドアロンボリュームに変換されます。 この手順を繰り返して、クラスタ B のすべてのターゲットボリュームを、クラスタ A からのボリューム 設定が適用されたスタンドアロンボリュームにします。 NAS Manager web インターフェースで、クラスタ A からの NAS システム構成を復元します。 NAS システム構成の詳細に関しては、「クラスタ設定の復元」を参照してください。 これにより、クラスタ B の設定がクラスタ A の設定に復元されます。現在、次のクラスタシステム設定 が復元可能です: 5.
フェーズ 3 — クラスタ A のフェイルバックをクラスタ B からクラスタ A に復元 1. クラスタ A が失敗(ハードウェアの交換、ディスクの交換など)した理由を是正し、必要に応じて FluidFS を再インストールします。 2. クラスタ(前に保存しておいたクラスタ A の設定を使用)をリビルドし、NAS リザーブをフォーマット し、前と同様にネットワーク(クライアント、SAN および IC)を設定します。 3. クラスタ B にログオンして、クラスタ B とクラスタ A のレプリケーションパートナーシップを設定しま す。 レプリケーションパートナーの詳細に関しては、 「レプリケーションパートナーのセットアップ」を参照 してください。 4.
メモ: システム構成の復元に失敗した場合、手動で元の設定に戻します(前に保存しておいたクラス タ A の設定を使用)。 クラスタ A が元の設定に復元されます。 9.
NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションは、LAN またはクライアントネットワークに設定されている専 用のバックアップ IP アドレスをサポートしません。LAN またはクライアントネットワークに設定されたす べての仮想 IP は、バックアップソフトウェアでのバックアップおよび復元に使用できます。 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションは、NDMP エージェントを有効にする一般的なユーザーインタ フェースを提供するほか、インストールされている NDMP エージェントから独立して動作するようプログラ ムされています。 レプリケーションターゲットの NAS ボリュームのバックアップ レプリケーションターゲットボリュームのバックアップを実行する際、FluidFS は専用の NDMP スナップショ ットを作成しません。 FluidFS は代わりに、前回成功したレプリケーションからベースレプリカスナップショ ットを使用します。 レプリケーションと NDMP バックアップのスケジュールが重なる場合、ターゲットボリュームの NDMP バッ クアップ実行中に、新しいレプリケーション操作が実行
1. Data Protection → NDMP → NDMP Configuration(データ保護 > NDMP > NDMP の設定) と選択します。 NDMP Configuration(NDMP の設定)ページが表示されます。 2. Enable NDMP(NDMP の有効化)を選択します。 メモ: 初めは backup_user パスワードは設定されていません。ユーザー名を変更するかデフォルト を使用した後で、パスワードも設定する必要があります。 メモ: デフォルトの NDMP クライアントポートは 10000 です。 3. DMA server(DMA サーバー)で、承認済み DMA サーバーの IP アドレスを入力します。 メモ: DNS 名はサポートされていません。 4.
メモ: DNS 名はサポートされていません。 4. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 DMA サーバーの削除 DMA サーバーをリストから削除するには、次の手順を実行します。 1. Data Protection → NDMP → NDMP Configuration(データ保護 > NDMP > NDMP の設定) と選択します。 NDMP Configuration(NDMP の設定)ページが表示されます。 2. 適切な DMA サーバーを選択して、Remove DMA Server(DMA サーバーの削除)をクリックします。 メモ: ホワイトリストから DMA サーバーを削除しても、この DMA サーバーが関連している進行中の バックアップ復元動作は中断されません。 バックアップ用 NAS ボリュームの指定 ほとんどのバックアップアプリケーションでは、バックアップに使用できるボリュームが自動的にリストさ れます。Symantec NetBackup 7.
既存のアンチウイルスホストの表示 システムに定義されているアンチウイルスホストを表示するには、Data Protection → Antivirus → Antivirus Hosts(データ保護 > アンチウイルス > アンチウイルスホスト)と選択します。Antivirus Hosts(アンチウイル スホスト)ページに、定義済みのアンチウイルスホスト、その IP アドレス(または名前)、および ICAP ポ ートが表示されます。 アンチウイルスホストの追加 ウイルススキャンの可用性を高め、ファイルアクセスの待ち時間を減らすために、複数のアンチウイルスホ ストを定義しておくことをお勧めします。使用できるアンチウイルスホストがない場合、ファイルアクセス が拒否されてサービスに不備が生じる可能性があります。 アンチウイルスオプションを有効にするには、次の手順を行います。 1.
6. ウイルスチェックを行うファイルを設定します(オプション)。 7. 除外リストを設定します(オプション)。 8.
FluidFS NAS ソリューションの管理 5 Cluster Management(クラスタの管理)タブから、一般システム情報の表示と設定、ファイルシステムパラメ ータとネットワークパラメータの設定、および必要なプロトコルの設定ができます。さらに、認証設定も設 定することができます。 Cluster Management(クラスタの管理)オプションにアクセスするには、NAS Manager を始動します。Cluster Management(クラスタの管理)タブをクリックします。General Information(一般情報)ページが表示されま す。 システムの管理 NAS Manager を使用して、クラスタで管理操作を行うことができます。 NAS Manager にアクセスするには、NAS 管理の仮想 IP アドレスが必要です。 この IP アドレスを使用すると、 クラスタを単一のエンティティとして管理できます。 システム内の個別コントローラとシステムの両方に対してその他の IP アドレスも必要となります。クライ アント はこれらの IP アドレスに直接アクセスできません。 クライアントアク
Subnets(サブネット)ページに、既存のサブネットのリストが表示されます。 2. 追加 をクリックします。 Add/Edit Subnet(サブネットの追加 / 編集)ページが表示されます。 3. Subnet name(サブネット名)に、サブネットに適した名前を入力します。 4. Physical network(物理ネットワーク)リストから適切なネットワークを選択します。 5. Subnet mask(サブネットマスク)リストにサブネットマスクアドレスを入力します。 6. 該当する場合は、サブネットの VLAN ID を指定します。 メモ: VLAN ID は、VLAN が複数のスイッチにまたがっている場合に、どのポートとインタフェース がブロードキャストパケットを送信するかを指定するために使用されます。 7. 8.
管理者ユーザーの管理 管理者は、Dell Fluid File System CLI またはウェブインタフェースを使用して Dell Fluid File System を管理するこ とができます。 管理者ユーザーの表示 既存の管理者ユーザーを表示するには、Cluster Management → General → Administrators(クラスタの管理 > 一 般 > 管理者)を選択します。Administrators(管理者)ページに、現在定義されている管理者のリストが表示 されます。 システム管理者の追加 システム管理者の定義時、システム管理者のパーミッションレベルを指定します。パーミッションレベルは システムであらかじめ定義されています。 定義済みのパーミッションレベルは次のとおりです。 • システム管理者 • 表示のみ パーミッションレベルは、このレベルのユーザーに許可されているアクション一式を定義します。 システム管理者を追加するには、次の手順を実行します。 1.
メモ: デフォルトオプションでは、すべてのカテゴリについて Major(主要)トラップが送信されま す。 11. 変更の保存 をクリックします。 システム管理者の変更 1. Cluster Management → General → Administrators(クラスタの管理 > 一般 > 管理者) と選択します。 2. 使用可能な管理者リストの User Name(ユーザー名)列で、該当する管理者をクリックします。 3. Edit Administrator(管理者の編集)ページが表示されます。デフォルトでは、Properties(プロパティ)タ ブが選択されています。 選択した管理者の Level(レベル)と Email address(電子メール アドレス)を変更できます。 4. Filters(フィルタ)タブでは、項目ごとに SNMP トラップのフィルタルールを変更できます。 5.
ローカルユーザーを設定すると、それらのユーザーは外部 NIS、LDAP、または Active Directory が導入されて もクラスタに接続することができます。 ローカルユーザーの場合、ファイルシステムへのアクセスはボリューム、共有、およびエクスポートによっ て決定されます。 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションでローカルユーザーの定義を使用できるようにするには、次の 手順を実行します。 1. Cluster Management → Authentication → Identity Management Database(クラスタの管理 > 認証 > ID 管理デ ータベース)と選択します。 Identity Management Database(ID 管理データベース)ページが表示されます。 2. Users are not defined in an external user database(ユーザーは外部ユーザーデータベースで定義されていな い)を選択します。 3.
8. Additional groups(追加グループ)に、ローカルユーザーが属する別のグループの名前を入力するか、 Browse(参照)ボタンをクリックしてグループのリストから探します(オプション)。 メモ: 複数のグループを追加できます。 9. 追加のフィールドやオプションのフィールドを表示するには Advanced(詳細設定)タブを選択します。 10. Real name(実名)にユーザーの実名を入力します。 11. Remarks(備考)にユーザーに関するコメントを入力します(オプション)。 12. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 ローカルユーザーの変更 1. Cluster Management → Authentication → Local Users(クラスタの管理 > 認証 > ローカルユーザー) と選択 します。 Local User(ローカルユーザー)ページに、既存のローカルユーザーのリストが表示されます。 2.
3. admin password(管理者パスワード)に、選択した管理者の現在のパスワードを入力します。 4. New password(新しいパスワード)の admin(管理者)に新しいパスワードを入力します。 5. Retype password(パスワードの再入力)に、New password(新しいパスワード)フィールドで入力した パスワードを正確に入力します。 6. Change Password(パスワードの変更)ウィンドウで Save Changes(変更の保存)をクリックします。 Edit Quota(クォータの編集)ページが表示されます。 7.
認証 Authentication(認証)エントリでは、Network Information Services(NIS)、Active Directory(AD)、Light-weight Directory Access Protocol(LDAP)などの認証権限を設定できます。また、ローカルユーザーおよびグループ の管理や、Windows SID から UNIX UID へのユーザー名のマッピングも可能です。 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションは、次の設定モードをサポートしています。 • Active Directory 認証混合モードおよびネイティブモード • NIS 認証のみ • LDAP 認証のみ • ローカル内部ユーザーのみ • NIS または LDAP および Active Directory ID 管理データベースの設定 ID 管理データベースを使用して、システムでユーザーレベルのアクセスコントロールを認証および管理でき ます。このデータベースは、ユーザーとそのパスワード、グループ、およびユーザーとグループの関係を管 理します。 Active Dir
LDAP データベース経由でユーザー認証を有効にする 1. Cluster Management → Authentication → Identity Management Database(クラスタの管理 > 認証 > ID 管理デ ータベース) と選択します。 Identity Management Database(ID 管理データベース)ページが表示されます。 2. Users and groups are defined in an LDAP database(ユーザーとグループは LDAP データベースで定義)を選 択します。 3. LDAP server(LDAP サーバー)に LDAP サーバーの IP アドレスを入力します。 4. Base DN(ベース DN)に、認証目的で使用するベース DN(識別可能な名前)を入力します。 ベース DN(識別可能な名前)は、認証に使用するドメインを表す一意の LDAP 文字列です。通常は次の フォーマットで表されます。 dc=domain dc=com 5.
System Identity(システム ID)ページが表示されます。このページには、現在の設定と、NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションがすでに Active Directory ドメインに参加しているかどうかが表示されます。 2. System name(システム名)にシステム名を入力します。 この名前によって、システムが送信するアラートで Dell Fluid File System が識別されます。この名前は、 Active Directory を設定する際の Dell Fluid File System のデフォルト名でもあります。 3. Dell Fluid File System を Active Directory ドメインに参加させる場合は、The system is a member of a Microsoft Windows Network(このシステムは Microsoft Windows ネットワークのメンバーです)を選択し、次の手 順に進みます。それ以外の場合は Save Changes(変更の保存)をクリックします。 4.
クライアントユーザーは、さまざまなネットワークトポロジを使用してシステムにアクセスします。ネット ワークインフラストラクチャの物理的機能に応じて、NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションを次のよ うに構成します。 • • • すべての LAN またはクライアントサブネットに属する。パフォーマンスの面ではこれが最適な構成 です。このようなネットワーク構成では、各サブネットに対してクライアントアクセス用の VIP を 1 つ定義するだけで十分です。 いずれの LAN またはクライアントサブネットにも属さず、すべてのクライアントはルーティングされ ていると見なされる。この場合、クライアントはルーターまたはレイヤ 3 スイッチを経由してデータ にアクセスします。このようなネットワーク構成では、単一のサブネット内でクライアントアクセス 用の VIP を複数定義し、クライアントがそのリストから IP アドレスを選択できるようにしておくこと が推奨されます。 いずれかの LAN またはクライアントサブネットに属し、フラットなクライアントとルーティングされ たクライアントがある。このようなネットワーク構成
図 6.
DNS サーバーの表示 既存の DNS サーバーとそのパラメータのリストを表示するには、 Cluster Management → Network → DNS Configuration(クラスタの管理 > ネットワーク > DNS 設定)と選択し、DNS Configuration(DNS 設定)ページ に既存の DNS サーバーとそのパラメータのリストを表示します。 DNS サーバーと DNS サフィックスの追加 1. Cluster Management → Network → DNS Configuration(クラスタの管理 > ネットワーク > DNS の設定) と選 択します。 DNS Configuration(DNS の設定)ページが表示されます。 2. DNS サーバーを追加するには、Add DNS Server(DNS サーバーの追加)をクリックします。 3. クライアント環境のプライマリ DNS の IP アドレスを設定します。 DNS サーバーのリストに新しい空の列が追加されます。 4.
Static Routes(静的ルート)ページが表示されます。 2. 追加 をクリックします。 Add Static Routes(静的ルートの追加)ページが表示されます。 3. Network(ネットワーク)リストから、サブネットにアクセス可能なネットワークを選択します。 4. Gateway IP(ゲートウェイ IP)に、サブネットへのゲートウェイの IP アドレスを入力します。これは宛 先サブネットへのアクセスに最も適した IP アドレスです。 5. Destination Subnet(宛先サブネット)に、静的ルートを経由してアクセスする宛て先のサブネットを入力 します。 6. Netmask(ネットマスク)に、このサブネットを他のサブネットから分離するネットマスクを入力しま す。 7. Save Changes(変更の保存)をクリックします。 静的ルートの変更 1.
General(一般)タブでは、Active Directory ドメインまたは内部ユーザーデータベースのどちらを使用してユ ーザーを認証するかを選択できます。CIFS プロトコルの使用の有効化または無効化も可能です。 CIFS 一般パラメータの設定 1. Cluster Management(クラスタの管理) → Protocols(プロトコル) → CIFS Configuration(CIFS 設定) と 選択します。 CIFS Protocol Configuration(CIFS プロトコルの設定)ページが表示されます。デフォルトでは、General (一般)タブが選択されています。 2. Allow clients to access files via the CIFS protocol(クライアントの CIFS プロトコル経由のアクセスを許可す る)チェックボックスを選択して、CIFS のファイル共有プロトコルを有効にします。 3.
3. DOS Code Page(DOS コードページ)リストから、UNICODE に対応していないクライアントが使用する文 字セットを選択します。 4. Unix Charset (Unix 文字セット)リストから、システムで使用されている UTF8 文字セットのバージョン を選択します。これにより、接続されているクライアントの文字セットにテキストが正しく変換される ようになります。 5.
NTP サーバーの削除 LAN またはクライアントネットワーク内に NTP サーバーがなくなった場合、その NTP サーバーを削除しま す。 NTP サーバーを削除するには、次の手順を実行します。 1. Cluster Management(クラスタの管理) → General(一般) → Time Configuration(時刻設定) とクリック します。 Time Configuration(時刻の設定)ページに、使用可能な NTP サーバーのリストが表示されます。 2. 適切な NTP サーバーを選択して、Delete NTP server(s)(NTP サーバーの削除)をクリックします。 3.
ライセンスを追加するには、次の手順を実行します。 1. Cluster Management → General → Licensing(クラスタの管理 > 一般 > ライセンス) と選択します。 Licensed Features(ライセンス付き機能)ページが表示されます。 2. Upload the license XML file(ライセンス XML ファイルのアップロード)にライセンス XML ファイルのパス を入力するか、Browse(参照)ボタンをクリックしてライセンス XML ファイルの場所を参照します。 3. Upload(アップロード)をクリックしてライセンスファイルをアップロードします。 システムでファイルが検証され、画面が更新されると、ライセンスファイルの機能がライセンス画面に 表示されます。 ライセンスの削除 注意: ライセンスの削除は、デルテクニカルサポートの指示によってのみ行ってください。 ライセンスファイルの機能は、システムでそのファイルが検証され、画面が更新された後、ライセンス画面 に表示されます。 1.
SMTP サーバーの設定 SMTP サーバーにより、同じドメインでないユーザーに電子メールを送信することができます。SMTP サーバ ーにより、カスタマーのドメインからリモートのサポートメールボックスへトラップメッセージを転送する ことができます。 SMTP サーバーを追加するには、次の手順を実行します。 1. Cluster Management → Monitoring Configuration → Email Configuration(クラスタの管理 > 監視設定 > 電子メ ールの設定)と選択します。 Email Configuration(電子メールの設定)ページが表示されます。デフォルトで、General(一般)タブが 選択されます。 2. Add SMTP server(SMTP サーバーの追加)をクリックします。 Add SMTP server(SMTP サーバーの追加)ページが表示されます。 3. SMTP server(SMTP サーバー)に、電子メールサーバーの IP アドレスまたは名前を入力します。 4.
電子メール送信者の設定 一部の電子メールシステムでは、送信者が特定のドメインに属していないと、その電子メールメッセージの 送信が阻止される場合があります。必要なドメイン内の特定のユーザーからの電子メールメッセージをすべ て送信するように、システムを設定することができます。 電子メールメッセージを送信するときに From(送信者)フィールドに表示する電子メールアドレスを指定す るには、Send E-mails From(この送信者からの電子メールを送信する)に、必要なドメインに属している電子 メールアドレスを入力します。 詳細設定オプションの設定 1. Cluster Management → Monitoring Configuration → Email Configuration(クラスタの管理 > 監視設定 > 電子メ ールの設定)と選択します。 Email Configuration(電子メールの設定)ページが表示されます。デフォルトで、General(一般)タブが 選択されます。 2.
9. Filter(フィルタ)タブを選択して、さまざまなカテゴリのトラップについて送信する必要のある、最低 のトラップ重大度を選択します。 メモ: デフォルトでは、すべてのカテゴリのすべてのトラップを送信することになります。 10.
6 トラブルシューティング CIFS の問題のトラブルシューティング AV ホストの設定が間違っているため、CIFS ファイルへのアクセスが拒否される 説明 Dell NAS cluster(Dell NAS クラスタ)ソリューション は、CIFS 共有ベースでのアンチウイルススキャンを サポートしています。共有上のファイルがクライア ントアプリケーションによって開かれると、NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションはスキャンを 実行するために、そのファイルをアンチウイルスホ ストに送信します。 アンチウイルスホストがない場合、ファイルおよび 共有全体へのアクセスが禁止されます。 原因 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションでアンチ ウイルスホストが使用できないため、アンチウイル スが有効な CIFS 共有でファイルを開くことができま せん。 対策 アンチウイルスが有効になっている共有でのみこの 問題が発生しており、他の共有にアクセスしている クライアントには同じ問題が生じていないことを確 認します。 アンチウイルスホストのステータス、および NAS cluste
• • 対策 バックアップアプリケーションによるデータ の復元後、互換性の問題が原因で ACL が破損 しました。 RoboCopy などのサードパーティアプリケー ションを使用してデータを別の場所から移行 した後に、ACL が破損しました。 Windows クライアントの現在の ACL 設定を確認しま す。Windows クライアントの最初に定義した方法と 同じ方法を使用して、ファイルの ACL を再定義しま す。ファイル、ディレクトリ、および共有の所有者 として ACL が設定されていることを確認します。現 在パーミッションがないために ACL を再定義できな い場合は、次の手順を実行します。 1. スナップショットまたはバックアップからファ イルを復元します。 2. RoboCopy アプリケーションを使用してデータ を別の場所から移行させた場合、データ全体を 再コピーする代りに ACL のメタデータのみをコ ピーすることで、ACL を復元できる可能性が十 分あります。 3.
対策 この問題が頻繁に繰り返される場合は、デルにお問 い合わせください。 CIFS クライアントログインの失敗 説明 CIFS クライアントがログインできません。 原因 ユーザーが接続時に誤ったパスワードを入力しまし た。 対策 インタラクティブユーザーは、正しいパスワードを 使用してログインを再試行できます。アプリケーシ ョンとサーバーでは、通常はスクリプトまたは設定 ファイルで設定されるユーザーまたはパスワードの 期限が切れている可能性があるため、特別な注意を 要する場合があります。 CIFS 接続失敗 説明 CIFS クライアントの共有アクセスが拒否されていま す。 原因 ユーザーは Active Directory サーバーで不明で、NAS システムはこのユーザーを guest ユーザーにマップ しました。共有が guest のアクセスを許可していな い場合、ユーザーはアクセス拒否の警告を受信しま す。 対策 NAS が使用している Active Directory サーバーで、ユ ーザーがリストされていることを確認します。また は、共有に対する guest の制限を外すこと
CIFS ファイル共有の拮抗 説明 CIFS ファイル共有が拮抗しています。 原因 CIFS プロトコルを使用してファイルが開かれると、 ファイルを開くアプリケーションによって、このフ ァイルが開いている間に使用すべき共有モードが通 知されます。 共有モードには、このファイルが開かれている間に、 他のユーザーのどのアクティビティが許可されるか が記述されています。 この定義はアプリケーションによって送信され、ユ ーザーがこれを制御または設定することはできませ ん。 共有定義に違反があると、ユーザーはアクセス拒否 エラーを受信し、このイベントが発行されます。 対策 これは情報イベントで、管理者はロックしているユ ーザーに問い合わせて、このファイルを参照してい るアプリケーションを閉じるように要求することが できます。 ファイルを開いたアプリケーションは、正しくシャ ットダウンされない場合があります。可能であれば クライアントを再起動することをお勧めします。 CIFS ゲストアカウントが無効 説明 CIFS サービスを開始できません。 原因 CIFS を機能させるには有効な CIFS ゲストアカ
• • 対策 ナリオでは、別の NAS アプライアンスを追加 することを検討してください。 システムは最適な状態ですが、NAS コントロ ーラ間でクライアントが著しくバランスを欠 いています。この場合は、NAS Manager を使 用してクライアントのバランスを再調整して ください。 システムは劣化した(1 台または複数の NAS コントローラが故障している)状態で、CIFS クライアントは残りのコントローラ上で待機 しています。この場合は、システムが最適な 状態に戻るまで待つか、システム内の CIFS ク ライアントの数を減らします。 すべての NAS コントローラが最適モードにある場 合、接続は両方のコントローラ間で分割されます。 CIFS 共有が存在しない 説明 原因 対策 クライアントが存在しない共有に接続を試みていま す。 • • クライアント側の綴りが間違っています。 間違ったサーバーにアクセスする 利用可能な NAS 共有をリストし、すべての共有が表 示されており、誤って変更が行われていないことを 確認します。 Windows クライアントを使用し、次の手順を実行し て問題の
対策 NAS で使用可能なすべての共有をリストし、問題の ある共有を特定します。問題のある共有には、その 共有へのアクセスができないことが示されていま す。 1. 問題のあるパスをバックアップから復元しま す。 2. 欠落しているディレクトリを手動で作成しま す。必要に応じて、アクセスを制御するための パーミッションを設定します。 3.
• • • • • 対策 システムを認識できなかったか、またはアプ ライアンスが提供された ID を承諾しません。 NAS クラスタソリューションがダウンしてい るか、または内部ファイルシステムに問題が あります。 マウントコマンドはポートマッパーに到達し ていますが、rpc.
問題の原因がディレクトリの場合は、コマンドのス ペルをチェックし、両方のディレクトリでマウント コマンドの実行を試行します。 NFS エクスポートが存在しない 説明 存在しないエクスポートをマウントしようとしまし た。 原因 この障害は通常、クライアントシステムでのスペル 間違い、または誤ったサーバーへのアクセスによっ て発生します。 対策 1. NAS で使用可能なエクスポートをチェックし、 必要なエクスポートがすべて存在していること を確認します。 2. 問題のあるクライアントで、当該のエクスポー トがこのクライアントで使用可能であることを 次のように確認します。 3. % showmount -e 4. Export list for : 5. /abc 10.10.10.0 6. /xyz 10.10.10.0 7.
おいて root(uid=0)である必要があることを意味し ます。 対策 • • • 該当のエクスポートを特定し、セキュアに設 定されていることを確認します(セキュアな クライアントポートが必要)。 セキュアなエクスポートを維持する必要のあ る場合は、 well-known ポート(1024 以下)か らマウントリクエストを発行するために、 NFS クライアントのマニュアルを参照してく ださい。 セキュアなエクスポートが必要ではない場合 (たとえばネットワークがパブリックではな い場合)、エクスポートがセキュアでないこ とを確認してからアクセスを再試行します。 エクスポートオプションによる NFS のマウントの失敗 説明 このイベントは、NFS のマウントがエクスポートオプ ションのために失敗する時に発行されます。 原因 エクスポートリストはクライアントのアクセスを IP、ネットワーク、またはネットグループでフィルタ し、アクセスしているクライアントをスクリーニン グします。 対策 1. 該当のエクスポートの詳細を確認します。すべ ての既存のオプションを戻せるように、書き留 めます。 2.
2. ネットワークのテストを完了するために、 NIS/ LDAP サーバーと同じサブネットにあるクライ アントから NAS に ping を送信します。 3. NAS と同じサブネットにあるクライアントか ら、NIS/LDAP サーバーに ping を送信します。 4. 上記のいずれかでパケットの損失が認められた 場合は、環境内のネットワークの問題を解決し てください。 5.
問題のあるエクスポートには、そのエクスポー トへのアクセスができないことが示されていま す。 4.
対策 スナップショットデータは変更できません。スナッ プショットは、作成時の NAS ボリュームデータを正 確に表したものです。 NFS ファイルまたはディレクトリへのアクセス拒否 説明 ユーザーが NFS オブジェクトを所有するグループに 属しており、グループメンバーは操作を実行するこ とが許可されているにも関わらず、ユーザーは NFS ファイルまたはディレクトリにアクセスできませ ん。 原因 NFS サーバー(バージョン 2 および 3)は、NFS クラ イアントの認証にリモートプロシージャコール (RPC)プロトコルを使用します。ほとんどの RPC ク ライアントには、最大で 16 のグループが NFS サーバ ーに渡されるという制限があります。一部の UNIX フレーバでサポートされるように、ユーザーが 16 を 超える UNIX グループに所属する場合、グループの一 部は渡されず、NFS サーバーでチェックされないた め、ユーザーのアクセスが拒否される可能性があり ます。 対策 この問題を検証し得る方法として、newgrp を使用し て一時的にユーザーのプライマリグループを変更す るこ
対策 システム管理者は、複製先システムのレプリケーシ ョンステータスを確認する必要があります。 複製先 FS がビジー状態 説明 複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリューム間 のレプリケーションが失敗します。 原因 必要なレプリケーションの処理で複製先クラスタが 一時使用不能になっているため、レプリケーション タスクを実行できません。 対策 ファイルシステムがリソースの一部を開放すると、 レプリケーションは自動的に再開されます。管理者 は、一定時間(1 時間)後にレプリケーションが自動 的に再開されていることを確認する必要がありま す。 ダウン状態の複製先 説明 複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリューム間 のレプリケーションが失敗します。 原因 送信先 NAS ボリュームのファイルシステムがダウン しているため、レプリケーションタスクに失敗しま す。 対策 システム管理者は、NAS Manager の Monitoring(監 視)セクションを使用して、複製先システムでファ イルシステムがダウン状態かどうかを確認する必要 があります。NAS cluster(
容量の再確保のためビジー状態のレプリケーションの複製先ボリューム 説明 複製先 NAS ボリュームが容量の解放に費やされてい ることから、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボ リューム間のレプリケーションに失敗しています。 原因 複製先 NAS ボリュームが容量の解放のためにビジー 状態にあり、レプリケーションタスクに失敗してい ます。 対策 容量が使用可能になると、レプリケーションは自動 的に続行します。システム管理者は、一定時間(1 時 間)後、レプリケーションが自動的に続行すること を確認する必要があります。 分離したレプリケーションの複製先ボリューム 説明 複製先 NAS ボリュームが複製元 NAS ボリュームか ら分離しているため、複製元 NAS ボリュームと複製 先 NAS ボリューム間でのレプリケーションに失敗し ています。 原因 複製先 NAS ボリュームが複製元 NAS ボリュームか ら以前分離されていたため、レプリケーションタス クに失敗します。 対策 システム管理者は、複製元 NAS ボリュームで分離ア クションを実行する必要があります。必要に応じ て、両
互換性のないバージョンのレプリケーション 説明 複製元の NAS クラスタのシステムのバージョンが複 製先クラスタのシステムのバージョンよりも上位で あるため、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリ ューム間のレプリケーションに失敗しています。 原因 複製元 NAS クラスタのシステムのバージョンが複製 先クラスタのシステムのバージョンよりも上位であ るために、レプリケーションタスクに失敗します。 対策 システム管理者は、複製元クラスタのシステムのバ ージョンに合わせて、複製先クラスタのシステムの バージョンをアップグレードする必要があります。 レプリケーション内部エラー 説明 内部エラーのために、複製元と複製先の NAS ボリュ ーム間のレプリケーションに失敗します。 対策 この問題を解決するには、デルにお問い合わせくだ さい。 ブロックされたレプリケーションジャンボフレーム 説明 ネットワークでジャンボフレームがブロックされて いるため、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリ ューム間のレプリケーションに失敗します。 原因 ネットワークでジャンボフレームがブロ
ビジー状態のレプリケーション複製元 説明 複製元 NAS ボリュームのファイルシステムが別の NAS ボリュームのレプリケーションでビジー状態で あるため、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリ ューム間のレプリケーションに失敗しています。 原因 複製元 NAS ボリュームのファイルシステムが別の NAS ボリュームのレプリケーションでビジー状態で あるため、レプリケーションタスクに失敗します。 対策 ファイルシステムがリソースの一部をリリースする と、レプリケーションは自動的に続行します。シス テム管理者は、一定時間(1 時間)後、レプリケーシ ョンが自動的に続行することを確認する必要があり ます。 ダウン状態のレプリケーション複製元 説明 複製元 NAS ボリュームのファイルシステムがダウン しているため、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリューム間のレプリケーションに失敗していま す。 原因 複製元 NAS ボリュームのファイルシステムがダウン しています。 対策 システム管理者は、NAS Manager の Monitoring(監 視)セクションを確認して
容量の再確保のためビジー状態のレプリケーションの複製元ボリューム 説明 複製元 NAS ボリュームが容量の再確保に費やされて いることから、複製元 NAS ボリュームと複製先 NAS ボリューム間のレプリケーションに失敗していま す。 原因 複製元 NAS ボリュームが容量の再確保でビジーのた め、レプリケーションタスクに失敗します。 対策 容量が使用可能になると、レプリケーションは自動 的に続行します。システム管理者は、一定時間(1 時 間)後、レプリケーションが自動的に続行すること を確認する必要があります。 Active Directory の問題のトラブルシューティング Active Directory ユーザーのためのグループクォータが機能しない 説明 グループクォータは Active Directory グループに定義 されています。ただし、グループのメンバーが容量 を消費すると、グループの実際の使用率は上昇せず グループの制限が強制されません。 原因 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションクォータ の強制はファイル(UNIX)の UID および GID または
Active Directory 認証 説明 有効な Active Directory ユーザーが認証に失敗しま す。 原因 次の原因が考えられます。 • • • • 対策 ユーザーが誤ったパスワードを使用して認証 を試みている。 ユーザーが Active Directory 内でロックまたは 無効にされている。 Active Directory のドメインコントローラがオ フラインまたはアクセスできない。 システムのクロックと Active Directory のクロ ックが同期していない。 1. NAS Manager の NAS クラスタソリューション システムのイベントログにエラーがないかどう か確認します。 2. ユーザーが Active Directory で無効またはロック されていないことを確認します。 3. ドメインコントローラがオンラインで、 ネット ワークを使用したアクセスが可能であることを 確認します。 4.
る。システムは、デフォルトで CIFS Storage を名 前にします。 7.
ばなりません。違う ID タイプを設定しようとする操 作が検出されました。 原因 元のファイル所有権が SID/GSID の場合、ファイル所 有者 ID だけを UID に変更することはできません。 対策 ファイルの所有権を UNIX スタイルの所有権に変更 するには、UID と GID を同時に設定します。 Linux クライアントからの問題のある SMB アクセス 説明 Linux/UNIX クライアントが SMB(/etc/fstab を使用、 または直接 smbmount を使用)を使用して NAS cluster (NAS クラスタ)ソリューション共有をマウントし ようとしています。 Linux/UNIX クライアントが、次のような smbclient コ マンドを使用して、ファイルシステムにアクセスし ようとしています。 smbclient /// -U user %password -c ls 対策 Linux/UNIX クライアントから NAS cluster(NAS クラス タ)ソリューション FluidFS システムにアクセスする 場合は、NFS プロ
ネットワーク接続のトラブルシューティング ネームサーバーが応答しない 説明 NIS、LDAP、または DNS サーバーのすべてにアクセ スできないか応答しません。 対策 各サーバーについて、次を実行してください。 1. NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションサ ブネット上のクライアントからサーバーに ping 送信して、応答があるか確認します。 2. NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションサ ブネット上のクライアントからサーバーにリク エストを発行し、応答があるか確認します。 3.
2. NAS クラスタソリューションコントローラが正 しい DNS サーバーに設定されていることを確 認します。 3.
対策 システム内のさまざまなマトリックスに関して情報 を収集する、FluidFS のプロセスを使用します。 • • • • • Status(ステータス)フィールド(全体の状 態、サービスステータス、サーバーステータ ス)— 情報は 40 秒間隔で収集されます。 Capacity(容量)— 情報は 1,800 秒間隔で収集 されます。 Current performance(現在のパフォーマンス) (NFS、CIFS、レプリケーション、NDMP、ネ ットワーク)— 情報は 40 秒間隔で収集されま す。 Recent performance(最近のパフォーマンス) (グラフ)— 情報は 60 秒間隔で収集されま す。 Load balancing(負荷バランシング)(CPU、 接続数)— 情報は 40 秒間隔で収集されます。 NAS システム時間が間違っている 説明 原因 スケジュールされたタスクが間違った時刻に実行さ れています。イベントログメッセージの日付または 時間が正しくありません。 • • • • 対策 NAS システムの時刻が正しくありません。 NAS システムに NTP サーバー
NAS Manager に接続できない 説明 NAS Manager に接続できません。 原因 次の原因が考えられます。 • • • • 対策 ユーザーが正しくない IP アドレスを使用し て接続しようとしているか、誤ったシステム 名を使用している。 クライアントコンピュータの IP 情報が正し 設定されていない。 ユーザーが正しくないユーザー名またはパス ワードを使用している。 ユーザーのブラウザのプロパティが接続を妨 げている。 1. クライアントの IP 情報が正しく設定されてい ることを確認します。 2. DNS 情報が正しく設定されていることを確認し ます。 3. ユーザー名とパスワードを確認します。 4. ブラウザの設定でプロキシ情報を確認します。 5.
• • • • 対策 • • • • • • 現在処理中のスナップショット作成 / 削除リ クエストが多数ある。 このボリュームに対して別のスナップショッ トリクエストが現在実行されている。 スナップショットの合計数がシステムの上限 に達した。 バックアップジョブで間違った IP アドレス が指定された。 手動リクエストエラーの場合は、1~2 分後に スナップショットの取得または削除を再試行 します。 スナップショットスケジューラからのリクエ ストの場合は、1~2 サイクル待ちます。エラ ーが解消されない場合は、同じボリュームで スナップショットの取得または削除を手動で 実行します。 システムに高い負荷がかかっていないかどう か、ダッシュボードを確認します。システム に高い負荷がかかっている場合は、負荷が低 下するまで待ち、スナップショットリクエス トを再発行します。 スナップショットのスケジュールを確認しま す。過密なスナップショットスケジュール は、システムの全体的なパフォーマンスに悪 影響を与えます。1 台のシステムで、スナッ プショットの累積回数が 1 時間あたり 20 ス ナップショット
5. NAS CLI では、view と入力し、State(状態)が Enabled(有効)に設定されていることを確認し ます。 6. NDMP が有効になっていない場合、有効にしま す。 7. NDMP でバックアップアプリケーションの IP ア ドレスが 設定されていることを確認します。 8. NAS Manager では、DMA サーバーリストにバッ クアップアプリケーションの IP アドレスが含 まれていなければなりません。 9.
キャッシュをクリアするのに長時間を要する場合が あります。 電源がオフの段階では、OS カーネルがコントローラ でハングしている、または、ローカルドライブへの 状態の同期でエラーが発生していることが原因とし て考えられます。 対策 ファイルシステムが停止し、いずれかのコントロー ラがまだ電源オンの状態であれば、電源ボタンを押 して物理的に電源をオフにすることができます。 ファイルシステムが停止していない場合は、その動 作を継続させる必要があります。ファイルシステム は、10 分のタイムアウトに達するとキャッシュをロ ーカルコントローラにフラッシュし、シャットダウ ンプロセスを続行します。 NAS コンテナのセキュリティ違反 説明 NAS コンテナがセキュリティに違反しています。 原因 NAS コンテナのセキュリティ方式を選択すると、こ のボリューム内のファイルでパーミッションを設定 する際に使用する主要プロトコルが指定されます。 UNIX セキュリティ方式のボリュームには NFS、NTFS セキュリティ方式のボリュームには CIFS が使用され ます。 その結果、以下に示す一部の操作が無効になります
• • • 対策 ホストグループに奇数の LUN がマップされ た。 LUN のサイズが最小要求サイズに満たない。 LUN の数が最小必要数より少ない。 NAS IDU の実行中に誤った SAN IP が使用された場合 は、次の手順を実行します。 1. NAS IDU の実行中に使用した MD 検出 IP が、お 使いのコントローラに設定されている 2 つの SAN IP のうちいずれか一方と同じサブネット上 にあることを確認します。 2.
2. LUN が 125 GB 未満の場合、最小要求サイズ以上 になるように LUN のサイズを変更します。 3. システムのフォーマットを試行します。 LUN の数が最小要件よりも少ない場合は、次の手順 を実行します。 1. 複数の LUN がホストグループにマッピングされ ていることを確認します。LUN の最小必要数は 2 です。 2. LUN の数が 2 未満の場合、LUN を追加して最小 必要数の 2 を満たします。 3.
– • コントローラが接続されていないと き、クライアントネットワーク上でそ のコントローラに割り当てられてい る IP は他のホストに割り当てられな かった。コントローラが接続されて いない間、IP アドレスを含むコントロ ーラの ID は失われる。コントローラ が接続されると、IP アドレスを含む ID が再びコントローラに適用される。 – NAS Manager を使用して、デフォルト ゲートウェイが プライマリ サブネッ ト内にあることを確認します。Cluster Management → Network Configuration (クラスタの管理 > ネットワークの 設定)でデフォルトゲートウェイを表 示します。Cluster Management → Subnets(クラスタの管理 > サブネッ ト)でクライアントネットワークの プ ライマリ サブネットを表示します。 デフォルトゲートウェイが プライマ リ サブネットにない場合は、デフォル トゲートウェイを変更します。接続 が正しく行われるには、デフォルトゲ ートウェイへの ping が可能 でなけれ ばなりません。 接続操作が失敗した場合
Dell NAS Initial Deployment Utility(IDU)のトラブルシューティ ング Dell NAS Initial Deployment Utility の実行中におけるエラーの受信 説明 Dell NAS Initial Deployment Utility(IDU)を実行中にエ ラーが発生しました。 原因 エラーは、ハードウェアのセットアップ、ネットワ ークスイッチの設定、クラスタシステムの設定のい ずれかが原因で発生する可能性があります。 対策 検出ページに接続失敗と表示されている場合は、次 を実行します。 1. NAS IDU が実行されている管理ステーションに NAS クラスタのクライアントスイッチへのネッ トワーク接続があることを確認します。 メモ: NAS コントローラおよび NAS IDU が 実行されているシステムにルーターを決し て接続しないでください。 2. NAS IDU が実行されている管理ステーションで IPv6 が有効になっているかをチェックします。 3.
Dell NAS Initial Deployment Utility(IDU)を起動できない 説明 Dell NAS Initial Deployment Utility(IDU)を起動できま せん。 原因 次の原因が考えられます。 • • 対策 次の手順を実行します。 • • • 116 NAS Initial Deployment Utility のインストーラが インストールを実行できない。 JAVA ランタイム環境が正しくインストール されていない。 NAS ID Utility のインストーラが正しく完了し ていることを検証します。 最低 JRE1.
7 NAS クラスタソリューションのメンテナン ス 本章では、計画的な機能停止またはシステムを別の場所に移動するといったイベントの際の、システムのシ ャットダウンと電源投入に関する情報を提供します。 メモ: ハードウェアのサービスおよびメンテナンスについては、dell.com/support にある『Dell FluidFS NAS Solutions Owner's Manual』(Dell FluidFS NAS ソリューションハードウェアオーナーズマニュアル)を参照 してください。 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションのシャットダウ ン 注意: データの整合性を維持するため、次の手順に確実に従ってください。 メモ: この手順により、両方のコントローラがシャットダウンします。 システムをシャットダウンするには、次の手順を実行します。 1. ウェブブラウザを開き、インストール処理で設定した NAS 管理仮想 IP(VIP)アドレスに接続します。 2.
3. NAS Manager で Cluster Management → Maintenance → System Stop/Start(クラスタの管理 > メンテナンス > システムの停止 / 起動)と選択します。 System Stop/Start(システムの停止 / 起動)ページにシステムステータスが表示されます。 4. System action to perform(実行するシステムアクション)リストから Start(開始)を選択します。 5.
クラスタ設定の復元 システム設定の復元は、手動で再設定をしなくても、システム設定(プロトコルの設定、ローカルユーザー、 グループなど)の大部分を復元できる効果的な方法です。この方法は、新しいソフトウェアリリースでシス テムをアップグレードした後、システムのインストール直後、またはシステムの回復後に利用すると便利で す。 システム設定の復元は、クラスタ内で最新の NAS ボリュームに保存された設定を取得し、それを現在のシス テム上で復元することで実行できます。設定はバックアップまたは他のシステムから NAS ボリュームにコ ピーする必要があります。 システムの設定が変更されると、その変更はユーザーが後から復元できるフォーマットで自動的に保存され ます。設定は、NAS ボリュームのルートフォルダにある .clusterConfig フォルダに保存されます。 このフォルダは個別に、またはボリュームのユーザーデータと一緒にバックアップしておき、後で復元する ことができます。フォルダに保存された設定を有効にするには、管理者はまず .
サービスパックのインストール NAS クラスタソリューションでは、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートするためにサービスパッ ク方式を使用します。 メモ: お使いのシステムを最新サービスパックでアップデートするには、dell.com/support を参照してくだ さい。 NAS Manager を使用したサービスパックのアップグレード サービスパックは、最新のファームウェアとソフトウェアを使用して、お使いの Dell FluidFS NAS ソリューシ ョンを最新の状態に保ちます。システムが安全かつ効率的な動作を維持できるよう、dell.com/support で最新 のサービスパックをダウンロードしてください。 注意: NAS ソリューションソフトウェアをバージョン 1.x からバージョン 2.x へアップグレードする場合 は、ファイル名フォーマットが DellFS-2.0.xxxx-SP.sh のサービスパックを使用してください。バージョ ン 2.0 以降の NAS ソリューションソフトウェアをアップグレードする場合は、ファイル名フォーマット が DellFluidFS-2.0.xxxx-SP.
NAS クラスタソリューションのストレージ容量を拡張するには、次の手順を実行します。 1. 管理ステーションで NAS Manager を起動し、管理者としてログオンします。 メモ: デフォルトの管理者パスワードは Stor@ge! です。 2. Cluster Management(クラスタの管理) → Maintenance(メンテナンス) → Add LUNs(LUN の追加) と 選択します。 Expand Luns(LUN の拡張)ページが表示されます。 3. ページの左下にある Expand Luns(LUN の拡張)をクリックします。 Status(ステータス)ページが表示され、LUN 拡張の進捗状況が示されます。 4. 終了 をクリックします。 FS8600 NAS ソリューション上の NAS プールの拡張 1. Enterprise Manager クライアントにログオンします。 2. 左側ペインで Storage(ストレージ)をクリックします。 3. トップメニューで Expand NAS Pool(NAS プールの拡張)をクリックします。 4.
このページは表示されるまでに数分かかる場合があります。このページでは、NAS cluster(NAS クラス タ)ソリューションに割り当てられたすべての仮想ディスク / LUN について iSCSI 検索が実行されます。 各 LUN はそれぞれのワールドワイド名を使用して識別できます。NAS Manager では、LUN のワールドワ イド名に Dell FluidFS というプレフィックスが付けられます。このプレフィックスに続く、数値と文字か ら成る一意のセットがワールドワイド名です。 Add LUN(LUN の追加)ページが表示されます。 5. Add LUNs(LUN の追加)をクリックし、新しい LUN を NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションに追 加します。システムで、新しい LUN の増分ファイルシステムフォーマットが実行されます。 この処理は、LUN のサイズと数に応じて若干時間がかかります。 完了すると、新規容量が使用可能になります。 6.
オフラインの Diagnostis(診断) メモ: 次の手順を実行する前に、キーボードとモニタを接続してください。 オフラインの診断を行うには、ソリューションがオフライン、つまり稼動を中止し、データを処理していな い状態でなければなりません。オフラインの診断は、主に低レベルのハードウェア問題のトラブルシューテ ィングに役立ちます。 オフラインの診断には、次のデルのネイティブツールが使用されます。 • MP Memory • Dell Diagnostics(診断)プログラム MP Memory MP Memory はデルが開発した MS DOS ベースのメモリテストツールです。このツールは大きな(4 GB より大 きい)メモリ構成に効果的です。ツールは単一のプロセッサまたはマルチプロセッサ構成の他に、Intel ハイ パースレッディングテクノロジを使用するプロセッサもサポートします。 MP Memory は、Intel プロセッサベースのコントローラ上でのみ動作します。 このツールは、Dell 32 ビット診 断テストを補足し、オペレーティングシステム前の環境でコントローラに完全で総合的な診断を提供し
1. システムの背面に埋め込まれた電源ボタンを使って、コントローラの電源をオフにします。 2. システムの背面に埋め込まれた電源ボタンを使って、コントローラの電源をオンにします。 3. BIOS が起動したら、 を押してポップアップメニューにアクセスします。 4. Generic Storage Device(汎用ストレージデバイス)を選択します。 5. ポップアップメニューから、FluidFS Reinstall(FluidFS の再インストール)を選択します。 6. プロンプトに resetmysystem と入力します。 7.
4. すべての必要なサブネットに対し、追加ペア用の推奨 IP アドレスを使用するか、新しい IP アドレスを入 力し、Next(次へ)をクリックします。 メモ: Next(次へ)をクリックすると次のサブネットが表示され、すべてのサブネットの IP アドレ スが入力されるまで続きます。 5. すべてのサブネットの IP アドレスが入力されると、システムが入力された IP アドレスの保存中であるこ とを示すメッセージが表示されます。 次へ をクリックします。 Add NAS Appliance Wizard (Prepare Controllers To Add Appliance)(NAS アプライアンス追加ウィザード(コ ントローラのアプライアンス追加準備))ページが表示されます。 6.
13. 次へ をクリックします。 システムの拡張が完了したことを示すメッセージが表示され、NAS クラスタ内のアプライアンスの数が 表示されます。 PowerVault NX3500/NX3600/NX3610 でのホストの作成 PowerVault NX3500/NX3600/NX3610 NAS ソリューションでは、Modular Disk Storage Manager(MDSM)を使用し てホストを手動で作成できます。 作成したホストグループ内でホストを作成するには、次の手順を実行します。 1. 作成するホストグループを右クリックします。 2. 定義 → ホスト をクリックします。 ホスト名の指定(ホストの定義)画面が表示されます。 3. ホスト名 で新規ホストの名前を入力します。 4. 次へ をクリックします。 ホストポート識別子の指定(ホストの定義)画面が表示されます。 5. 既知の未関連なホストポート識別子を選択して追加のリストからホストポート識別子を選択します。 6. ユーザーラベル にホスト名を入力し、ホスト名の末尾に IQN と加えます。 7.
FluidFS NAS クラスタソリューションコントローラの取り外し クラスタをジャーナリングモードにするには、ハードウェアの交換中はコントローラを取り外します。これ により、ダウンタイムなしでシステムが稼働状態に戻るようになります。 次の状況では、コントローラを切り離す必要がある場合があります。 • コントローラを新品のスタンバイコントローラと交換する必要がある。 • システム管理者が、稼働しているコントローラを別の(より重要な)クラスタに取り付けることを希 望している。 NAS Manager を使用したコントローラの取り外し 1. Cluster Management → Hardware → Controllers Management(クラスタの管理 > ハードウェア > コントロー ラの管理) と選択します。 Controllers Management(コントローラの管理)ページが表示されます。 2.
メモ: Dell Compellent FS8600 NAS ソリューションでは、次の追加手順が必要です。 メモ: 光ファイバスイッチで、ファブリックゾーニングを手動でアップデートする必要があります。 3.
Tab 機能 劣化モードのステータス Add nodes(ノードの追加) Fails(失敗) 129
国際化 8 概要 NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションはユニコードを完全サポートしており、同時にさまざまな言語 に対応できます。ディレクトリ名とファイル名は、ユニコードフォーマット(UTF-8)で内部的に維持および 管理されます。 ファイルを作成するクライアントで使用されるエンコードタイプに関係なく、NAS cluster(NAS クラスタ) ソリューションはファイル名およびディレクトリ名をユニコードフォーマットで保存します。ユニコード非 対応のクライアントが共有、マウント、またはボリューム上にファイルを作成した場合、そのファイルは NAS cluster(NAS クラスタ)ソリューションによってただちに適切なユニコード表示に変換されます。 ユニコードクライアントサポートの概要 ユニコードクライアントがユニコードディレクトリおよびファイルにネイティブにアクセスできることに対 し、ユニコード以外のクライアント(Windows 98、Windows ME、Mac OS 9.
パラメータ ユニコード文字 CIFS サーバーの説明 ホーム共有 ディレクトリ名 snmp 連絡先 場所 NFS Exports(NFS エクスポート) ディレクトリ名 CIFS Shares(CIFS 共有) 名前 ディレクトリ 説明 ユーザーグループ ユニコード設定の制限 ユニコード設定の制限は、次のとおりです。 • ファイルサイズとディレクトリ名 • クライアントの互換性問題 • 日本語の互換性問題 ファイルサイズとディレクトリ名 ファイルのサイズとディレクトリ名は 255 バイトに制限されており、UTF-8 文字それぞれは 1~6 バイトを占 めるため、Unicode を使用すると 255 文字未満になる場合があります。 クライアントの互換性問題 同じコードページのエントリに対し、異なるベンダーが別々の UTF-8 エンコードを使用する場合があります。 その結果、それらの文字は表示されないか、形の似ている別の文字に置き換えられます。 日本語の互換性問題 KTERM 等の XTERM アプリケーションでは UTF-8 文字を使用できないため、CLI を使用している
文字 UNIX Windows Macintosh ポンド記号(#) U+00A3(ポンド記号) U+FFE1(全角ポンド記 号) U+00A3(ポンド記号) 否定記号(¬) U+00AC(否定記号) U+FFE2(全角否定記号) U+00AC(否定記号) NAS クラスタソリューションは CIFS サービスに特別コードページを提供して、プロトコル間のポータブル性 をサポートします。 複数プロトコル環境で作業していて、プロトコル間でファイルとディレクトリを共有し たい場合、このオプションが推奨されます。 CIFS サービスが内部エンコーディング(UNIX コードページ)に UTF-8-JP を使用するよう設定されている場 合、NAS クラスタソリューションでは Windows と互換性のないエンコーディングが適切な UNIX/ Mac O/S エ ンコーディングにマッピングされます。 これにより、正しくない文字でも正しくマッピングされます。 133
よくあるお問い合わせ 9 NDMP 1. NDMP は高可用性(HA)プロトコルですか? 接続が切れたためにバックアップセッションが中断された 場合は、どうなりますか? NDMP は HA ではありません。中断されたセッションは終了します。 2. NDMP はどのように動作しますか? NDMP セッションの最初に、Fluid File System(FluidFS)のスナップショットが、ターゲットの NAS ファ イルシステムで取得されます。このスナップショットは、データ管理アプリケーション(DMA)に転送 されます。セッションの最後に、スナップショットは削除されます。 3. NDMP スナップショットは特別なものですか? いいえ。通常のワンタイム FluidFS スナップショットです。 4.
レプリケーション 1. レプリケーションはどのように動作しますか? レプリケーションは FluidFS スナップショットテクノロジおよびその他の計算方法を使用して、レプリケ ーションされた仮想ボリュームのデータが、レプリケーションタスクが開始された日時における、ソー ス仮想ボリュームのデータと一致することを確実にします。 最後のレプリケーションタスク後に変更 されたブロックのみが、クライアントネットワークに転送されます。 2. レプリケーションの所要時間はどれくらいですか? 仮想ボリューム上のデータの量と、最後のレプリケーションサイクル以降に変更されたデータの量によ ります。ただし、レプリケーションはレベルの低いタスクですがデータの提供よりも優先されます。管 理者は Refresh(更新)をクリックして、レプリケーションの進行状況を監視できます。画面には大体の 完了率が表示されます。 3.
セキュアな管理 10 セキュアな管理が有効の場合、すべての管理トラフィックが 1 つのサブセットに移され、その他すべてのサ ブネットはクライアントアクセス(CIFS/NFS)、レプリケーション、および NDMP トラフィック用に使用さ れます。 これにより、クライアント(データ)アクセスサブネット上のユーザーが管理機能にアクセスする ことを防ぎます。FluidFS では、以下にあるポートが NFS/CIFS の通信に参加することはありませんが、クライ アントネットワークには表示されます。デフォルトで、すべてのサブネット上のすべての管理ポートが、ク ライアントアクセス、レプリケーション、および NDMP 用に必要なその他のポートと共にオープンとなりま す。 ユ-ザーによっては、管理トラフィックが特権として処理される必要があり、1 つのサブネットのみに表示 される必要があります。セキュアな管理が有効となっているサブネットでも、クライアントアクセス(CIFS/ NFS)、レプリケーション、および NDMP トラフィック用に必要なポートはオープンとなります。 サービス ポート ウェブサービス 80 ウェブ
使用される FluidFS NAS ポート 表 2.
FluidFS ポート番号 プロトコル サービス名 636 TCP TLS/SSL 上 LDAP 123 UDP NTP 161 UDP SNMP エージェント 162 TCP SNMP トラップ 10000 TCP NDMP 10560-10568 TCP レプリケーション 1344 TCP アンチウィルス - ICAP 8004 TCP ScanEngine サーバー WebUI(AV ホ スト) 139
困ったときは 11 デルへのお問い合わせ メモ: デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意してい ます。アクティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、または デル製品カタログで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、 お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。 デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいただけ ます。 1. dell.com/contactdell にアクセスします。 2. インタラクティブな世界地図からお住まいの国または地域を選択します。 地域を選択すると、選択した地域内の国が表示されます。 選択した国の下にある適切な言語を選択します。 3. 4. 5.