Deployment Guide
MD ストレージソリューションのセットアップ
本項の手順を行う前に、使用するトポロジに応じて PowerVault MD32x0i/MD36x0i ストレージアレイが検出されており、初期設定
(命名、iSCSI の割り当て、管理ポート IP の設定)が完了していることを確認してください。
本項は、NAS クラスタソリューションに必要なホストグループおよび仮想ディスクを設定するための手順を説明します。仮想ディ
スクの作成などのタスクについて追加情報は、dell.com/support/manuals サイトから入手できる、『PowerVault Modular Disk
Storage Manager(MDSM)Help』(PowerVault Modular Disk Storage Manager(MDSM)ヘルプ)、または『Dell PowerVault MD32x0i0i/
MD36x0i Owner’s Manual』(Dell PowerVault MD32x0i0i/MD36x0i オーナーズマニュアル)を参照してください。
注意: PowerVault Modular Disk(MD)ストレージアレイを正しく準備することは、NAS ソリューションを正常に設定するた
めに重要です。
メモ: NAS ソリューションは MD アレイの正常性を監視しないことから、MD ストレージアレイに SMTP E-メールアラートを
セットアップして、データ可用性に影響する可能性のある障害が発生した場合に警告を受けるようにすることを、強くお勧め
します。
メモ: PowerVault MDSM は dell.com/support サイトからダウンロードすることが可能です。
メモ: dell.com/support/manuals にある MD ストレージアレイのマニュアルを参照してください。
メモ: PowerVault 設定ユーティリティの手順完了後、追加の設定が必要です。
メモ: PowerVault MD ストレージアレイでは Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP)を無効化する必要があ
り、ストレージアレイは 2 つの論理 SAN 用に設定されている必要もあります(例: iSCSI ポート 0 が SAN A に、iSCSI ポー
ト 1 が SAN B に配置されている)。
PowerVault MDSM を使用して次のタスクを実行します。
1. MD ストレージアレイでジャンボフレームを有効化します。
2. ディスクグループを作成します。
詳細については、「ディスクグループの作成」を参照してください。
メモ: PowerVault MDSM は、ディスクグループに加えてディスクプールもサポートします。ディスクプールを使用したい
場合は、MD マニュアルに記載されているディスクプールを構成するためのベストプラクティスに従ってください。
3. 仮想ディスクのペアを作成します。
詳細については、「仮想ディスクの作成」を参照してください。
4. ホストおよびホストグループを作成します。
5. ホストグループに仮想ディスクをマップします。
トピック:
• MD トポロジ
• MD ストレージアレイでのジャンボフレームの有効化
• ディスクグループと仮想ディスク作成時における考慮事項
• ディスクグループの作成
• PowerVault MDSM を使用した仮想ディスクの作成
• ホストグループの作成
• ホストの作成
• ホストグループへの仮想ディスクの追加
• NAS Manager ウェブインタフェースへのアクセス
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