Deployment Guide
高可用性 RAID 5 ディスクグループは、単一のディスクに障害が発生した後も、すべての仮想ディスクに対して引き続
き読み取りおよび書き込み要求を実行することができます。障害発生の間にホットスペアで再構築を行う
ための十分な時間がある限り、読み取りおよび書き取り要求を実行できなくなるまでに、3 台のディスクド
ライブ障害に耐えることが可能です。
ディスクグループ(RAID 6)×2、ホットスペアなし
容量 このオプションは、それぞれに単一の仮想ディスクを持つ 2 つの RAID 6 ディスクグループで構成され、ホッ
トスペアはありません。各 RAID 6 ディスクグループは、6 台の 2 TB ハードドライブで成り立っています。
RAID 6 では、パリティ用に 2 台のハードディスクが割り当てられるため、各ディスクグループ内の使用可能
容量は 8 TB です。NAS クラスタには、同じサイズの仮想ディスクのペアが必要です。従って、各ディスク
グループは、ディスクグループ内の使用可能容量すべてを活用する単一の 8 TB 仮想ディスクに分割されま
す。NAS クラスタに割り当てるための容量は 16 TB になります。
高可用性 RAID 6 ディスクグループは、2 台のディスクに障害が同時に発生した後も、すべての仮想ディスクに対して
引き続き読み取りおよび書き込み要求を実行することができます。物理ディスクが 2 つのディスクグルー
プに分割されていることから、各ディスクグループで 2 台を越えるディスクが故障しない限り、4 台のディ
スクドライブに障害が同時発生しても、引き続きデータの読み取りおよび書き取りを実行することができま
す。
ディスクグループ(RAID 5)×1、ホットスペア ×1
注意: 物理ディスクの容量と台数が多いことから、このオプションの制限は再構築時間になります。2 台のディスクが同時に故
障すると、データ喪失が生じる場合があります。
容量 このオプションは、2 つの仮想ディスクを持つひとつの RAID 5 ディスクグループと単一のホットスペアで構
成されます。このディスクグループは 11 台の 2 TB ハードドライブで成り立っており、合計サイズは 20 TB
です。NAS クラスタには、同じサイズの仮想ディスクのペアが必要です。従って、ディスクグループ内の使
用可能容量すべてを均等に活用するため、ディスクグループは 2 つの 10 TB の仮想ディスクに分割されます。
NAS クラスタに割り当てるための容量は 20 TB になります。
20 MD ストレージソリューションのセットアップ