Users Guide

ホスト接続インターフェース問題の切り分け
126 ページの『ドライブ問題の切り分け』を正常に実行した後 (より具体的には、オペレーター・パネル
(Service (サービス) > Library Verify (ライブラリーの検査)」から 73 ページの『ライブラリー検
査用診断手順の実行』を実行した後)、ホスト・バス・アダプター (HBA) への接続を適切に確立するため
に障害を切り分けるのに役立つ、以下の手順を実行することをお勧めします。
1. ITDT-DCR ユーティリティーを使用して、HBA から配線を介したドライブへの接続を評価します。
ITDT-DCR には個別のデバイス・ドライバーは不要であるため、オペレーティング・システムは、接
続されているすべての LTO デバイスをスキャンして検出することができます。
a. ITDT-DCR LTO ドライブを見つけられない場合は、ケーブル接続または HBA の問題を疑
い、ステップ 4 にスキップします。
b. ITDT-DCR が正常に LTO ドライブを見つけた場合は、ステップ 3 に進みます。ITDT-DCR の要
旨について、およびこのツールを Web からダウンロードする手順については、 131 ページの
ITDT-SE』を参照してください。
2. ITDT-DCR が正常に LTO デバイスを見つけた場合、正しいアプリケーション・デバイス・ドライバ
ーおよびバックアップ・アプリケーション・ソフトウェアが、適切にインストールされていることを確
認します。
3. 必須または最新の入手可能なオペレーティング・システムのファイルまたは更新 (DLLPTF など)
すべてインストールされ、適用されていることを確認します。
取り付けおよび構成の問題
ライブラリーの取り付け時に発生する問題は、不適切なアプリケーション・ソフトウェア構成のエラーや、
間違ったオペレーティング・システム構成が原因です。使用しているアプリケーション・ソフトウェアが、
インストール後にライブラリーと通信していない場合は、以下を確認してください。
v アクセサー・ロックねじ: ライブラリーの背面パネルにあるアクセサー・ロックねじが、ライブラリー
の電源をオンにする前に取り外されていることを確認します。 29 ページの『アクセサー・ロックねじ
の取り外し』を参照してください。
v HBA LUN 0/1 サポート: ドライブは LUN 0、ライブラリーは LUN 1 であるため、単一の ID でド
ライブとライブラリーの両方をアドレッシングします。これらのモデルには、LUN スキャンをサポー
トする HBA が必要であり、HBA LUN スキャンが有効になっている必要があります。 9 ページの
『論理装置番号 (LUN) のスキャン』を参照してください。
v ケーブル接続: ケーブルのピンは曲がっておらず、すべての接続がしっかり固定されていることを確認
します。
v SAS ケーブルおよび変換コネクター: SAS ケーブルおよび変換コネクター (ある場合) が、正しく接続
されていることを確認します。 29 ページの『ホスト・インターフェース・ケーブルの接続』を参照し
てください。
v バックアップ・アプリケーションのインストール: インストールが適切に行われているか確認する方法
については、バックアップ・アプリケーション・ソフトウェアに付属の資料を参照してください。
v デバイス・ドライバーのインストール: ライブラリーに合った適切なデバイス・ドライバー (ある場合)
がインストールされていることを確認します。
: 多くのバックアップ・アプリケーションでは、ライブラリーとドライブ用に独自のドライバーを使用し
ます。ドライバーをインストールする前に、ドライバーがソフトウェアと競合しないか確認してください。
この情報については、バックアップ・アプリケーションのベンダーにお問い合わせください。
トラブルシューティング 127