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Random (ランダム): ランダム・モードでは、ライブラリーで、サーバーの (ホストの) アプリケー
ション・ソフトウェアに、任意のデータ・カートリッジを任意の順序で選択させることができます。
Sequential (順次): 順次モードでは、ライブラリーのファームウェアによって、カートリッジの選択
を事前に定義します。 初期設定後、ファームウェアは、ライブラリーが、ドライブにロードするた
めに見つけた最初の使用可能カートリッジ (I/O ステーションからスロット 23 まで数えて) を選択
するようにします。
重要: 順次モードに設定した論理ライブラリーは 1 つのテープ・ドライブのみサポートします。順
次モードに設定した論理ライブラリーに複数のドライブが存在する場合、論理ライブラリーの最初の
ドライブのみ使用され、その他のドライブはサポートされません。
- Autoload (オートロード): オートロード・モードをオンにした順次モードで、空のドライブでラ
イブラリーの電源がオンになっている場合は、最初の使用可能カートリッジ (最も低い数値を持
つ、カートリッジ入りスロット) が自動的にロードされます。
- Loop (ループ): ループ・モードをオンにした順次モードでは、最も高い数値を持つスロットのカ
ートリッジが充てんされて、そのホーム・スロットに戻った後に、最も低い数値を持つスロット
にカートリッジがロードされます。 これによって、ユーザー対話なしで、無限のバックアップ操
作を行うことができます。
- 順次モードの開始
v Autoload (オートロード)」オプション:
Autoload (オートロード)」オプションが「ON (オン)」に設定されている場合
(Configure (構成) > Library Settings (ライブラリー設定) > Autoload (オー
トロード))、アクセサーは、ストレージ・インベントリー域で検出された最初のカートリ
ッジ (数値の最も小さいスロットに配置されているカートリッジ) を、ライブラリーの電源
オン時にドライブにロードします。 ドライブに既にカートリッジが装填された状態でライ
ブラリーをパワーオンした場合、順次モードはそのカートリッジから開始されます。ただ
し、ホストがドライブに巻き戻し・アンロード・コマンドを発行した場合は除きます。
の場合は、次の順番のカートリッジがロードされます。
Autoload (オートロード)」オプションが「OFF (オフ)」の場合、最初のカートリッジ
(または、任意のカートリッジ) をドライブにロードするには、「Move Cartridges (カート
リッジの移動)」オプション (Control (制御) > Move Cartridges (カートリッジの
移動)) を選択して、順次モードを開始する必要があります。 どのカートリッジがドライ
ブにロードされても、順次はそのカートリッジから開始します。 例えば、ホストが巻き戻
し・アンロード・コマンドを発行した後に、「Move Cartridges (カートリッジの移動)」オ
プションを使用して、カートリッジを収容している 5 番目に小さい数値の保管スロットか
らカートリッジがロードされた場合、次にロードされるカートリッジは、数値が次に大きい
スロットからのカートリッジになります。 カートリッジは、連続するスロットに入ってい
る必要はありません。
v Loop (ループ)」オプション:
Loop (ループ)」オプションが「ON (オン)」に設定されている場合 (Configure (構成)
> Library Settings (ライブラリー設定) > Loop (ループ))、最後のカートリッジ (
値が最大のスロット内のカートリッジ) がアンロードされ、ストレージに戻されたときに、ア
クセサーは、即時に最初のカートリッジのドライブへのロードを再度開始します。
- 順次モードの停止: 順次モードを停止するには、制御メニューから「Move Cartridges (カートリ
ッジの移動)」オプションを使用して (Control (制御) > Move Cartridges (カートリッジ
の移動))、ドライブをアンロードします。 次の順次カートリッジは、ロードされません。 順次
114 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド