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付録 B. TapeAlert フラグ
この付録は、読者に磁気テープ・ドライブに関する追加情報を提供する目的で記載されています。 ここに
記載されているすべてのエラー・コードおよび診断情報に、ライブラリーのオペレーター制御パネルからア
クセスできます。 オペレーター制御パネル表示のドライブ部分には、ドライブ・エラー・コードが示され
ます。 そのため、この付録の説明に従ってドライブ上のボタンにアクセスするために、ライブラリーを開
く必要はありません。
TapeAlert とは、磁気テープ・ドライブ、オートローダー、およびライブラリーなどのデバイスで検出され
る状況条件と問題を定義する規格です。この規格により、サーバーは、SCSI バスを介して磁気テープ・ド
ライブから TapeAlert メッセージ (フラグ と言います) を読み取ることができます。 サーバーは、Log
Sense Page 0x2E からフラグを読み取ります。
このライブラリーは TapeAlert テクノロジーに対応しています。TapeAlert テクノロジーによって、ドラ
イブとライブラリーに関するエラー情報と診断情報がサーバーに提供されます。 ライブラリーとドライ
ブ・ファームウェアは周期的に変更される可能性があるため、ライブラリー内の SNMP インターフェース
では、デバイスが現在サポートされていない TapeAlert を追加した場合でもコード変更は必要ありませ
ん。 ただし、SNMP モニター端末への影響を最小限に抑えるために管理情報ブロック (MIB) が書き込ま
れる場合は発生します。この書き込みが行われる時点での、この付録の TapeAlert フラグは、送信される
TapeAlert を正しく表しています。 MIB ファイルは、その MIB 内で定義されたすべてのトラップ
( 285 ページの『付録 F. SNMP 状況 MIB 変数およびトラップ』を参照) がライブラリーによって送信さ
れること、またはそれらのトラップが将来送信されることを意味するものと解釈しないでください。
この付録には、Ultrium 3 以降の磁気テープ・ドライブがサポートする TapeAlert フラグがリストされて
います。
ライブラリーでサポートされる TapeAlert フラグ
パラメータ
ー・コード
(d= 10 進数)
フラグ名 タイプ 必要なアクション
01d ライブラリ
ー・ハードウ
ェア A
(Library
Hardware A)
C メディア・チェンジャー機構がドライブとの通信で障害を起こしている。
ライブラリーの電源を入れ直して、操作を再試行してください。
v 問題が解決された場合、通常のライブラリー操作を再開する前に、ライ
ブラリー検査を実行してください。 124 ページの『Service: Library
Verify (サービス: ライブラリーの検査)』を参照してください。
v それでも問題が解決しない場合は、技術サポートに連絡してください。
02d ライブラリ
ー・ハードウ
ェア B
(Library
Hardware B)
W メディア・チェンジャー機構に問題がある。 ライブラリーの電源を入れ
直して、操作を再試行してください。
v 問題が解決された場合、通常のライブラリー操作を再開する前に、ライ
ブラリー検査を実行してください。 124 ページの『Service: Library
Verify (サービス: ライブラリーの検査)』を参照してください。
v それでも問題が解決しない場合は、技術サポートに連絡してください。
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