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Table Of Contents
51. LTO テープ・ドライブのセンス・データ (続き)
バイト
ビット・アドレスまたは名前
7 6 5 4 3 2 1 0
65
最後のエラー FSC
66
67
最後のエラー・フラグ・データ
68
69 LPOS 領域
70-85 ERP 要約情報
86-89 製品改訂レベル: YMDV
(標準 INQUIRY で定義されたもの。コード・レベルとも呼ばれます)
90-95 予約済み (0)
以下の記述は、テープ・ドライブのセンス・レポートの概要を説明することを目的としています。 このテ
ープ・ドライブは、SCSI 規格に指定されているセンス・フィールド・レポートのすべてに準拠していま
す。
:
1. エラー・コード・フィールド (バイト 0) 70h にセットされ、現行エラー、つまり、受け取った最
新コマンドに関連したエラーを示します。これが 71h にセットされると、現行コマンドに関連してい
ない据え置きエラーを示します。
2. セグメント番号 (バイト 1) は、CopyCompareCopy および Verify の各コマンドがサポートさ
れていないので、ゼロになります。
3. ファイル・マーク・フラグ (バイト 2、ビット 7) は、ファイル・マークが読み取られたために
SpaceRead、または Verify コマンドが完了しなかった場合にセットされます。
4. メディア終わり (EOM) フラグ (バイト 2、ビット 6) は、Write または Write File Marks コマンド
が早期警告領域で完了した場合にセットされます。また、このフラグは、BOM の中にスペースを入
れるとセットされます。 さらに、このフラグは、EOD を過ぎて読み取りを行おうとしたりスペース
を入れようとした場合、あるいは、メディアの先頭にスペースを入れようとするとセットされます。
5. テープから読み取られたブロックがコマンドで要求されたブロック長になっていないために Read
たは Verify が終了した場合、正しくない長さインディケーター (ILI) フラグ (バイト 2、ビット 5)
がセットされます。
6. 情報バイト (バイト 3 から 5) は、Valid フラグがセットされた場合にのみ有効になります。 これ
は、現行エラーに対してのみ起こり、据え置きエラーに対しては起こりません。
7. 現場交換可能ユニット (FRU) フィールド (バイト 14) は、ベンダー特定コードのゼロまたは非ゼロ
のどちらかにセットされ、ドライブのどの部品が障害を起こしていると疑われているかを示します。
8. クリーン (CLN) フラグ (バイト 21、ビット 3) は、ドライブがクリーニングを必要としている場合
にセットされ、クリーニングを必要としていない場合は消えています。
9. ボリューム・ラベル・フィールド有効 (VolValid) ビット (バイト 21、ビット 0) は、報告されたボ
リューム・ラベルが有効な場合にセットされます。
10. ボリューム・ラベル・フィールド (バイト 22 から 28) は、カートリッジがドライブにロードされ、
ボリューム・ラベル・フィールド有効がセットされている場合に、ボリューム・ラベルを報告しま
す。
付録 C. センス・データ 277