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4 ギガビットのリンク速度 = 最大 175 m
8 ギガビットのリンク速度 = 最大 150 m
v マルチモード 62.5 ミクロン・ケーブルの場合:
1 ギガビットのリンク速度 = 最大 300 m
2 ギガビットのリンク速度 = 最大 90 m
4 ギガビットのリンク速度 = 最大 50 m
8 ギガビットのリンク速度 = 最大 21 m
: 50 ミクロンと 62.5 ミクロンの両方の最小距離は 2 m です。
ライブラリーは、内部で 50 ミクロン・ケーブルを使用しています。 したがって、ライブラリーのポート
に接続するには、50 ミクロン・ケーブルを使用する必要があります。 62.5 ミクロン SAN に接続するに
は、50 ミクロン・ケーブルをアクティブ・ポート (例えば、スイッチのポート) に接続する必要がありま
す。
デバイスの分離とセキュリティー強化のためのゾーニングの使用
サーバーが認識またはアクセスできるデバイスを制限することは、セキュリティー上の理由から重要なこと
です。 また、ある種のパフォーマンス構成および SAN 構成では、同じサーバーにある 1 つのデバイス
が、複数回認識されることが起こります。 例えば、同じサーバーにある 2 つの HBA がライブラリー内
1 つの Ultrium テープ・ドライブに接続されている場合、そのドライブは、2 つの論理デバイスとし
て検出され、表示されます。 つまり、1 つの物理装置に 2 つの特殊ファイルがあることになります。
うした問題は、ゾーニングによって対処できます。
ゾーニングを使用すると、SAN を複数の論理デバイス・グループに分割し、各グループを他のグループか
ら分離して、アクセスできるのはそのグループ内のデバイスのみに限定することができます。 ゾーニング
には、ハードウェア・ゾーニングとソフトウェア・ゾーニングの 2 つのタイプがあります。 ハードウェ
ア・ゾーニングは、物理的なファブリック・ポート番号を基にしています。 ソフトウェア・ゾーニング
は、ワールドワイド・ノード名 (WWNN) またはワールドワイド・ポート名 (WWPN) で定義されます。
ゾーニングは、障害を発生させずに再構成できますが、一部のゾーニング構成には複雑なものがあります。
ライブラリーの WWNN インプリメンテーションの利点は、ドライブの保守または交換が必要な場合にゾ
ーニング構成を変更する必要がないため、ゾーニング・エラーを招く危険性を避けられることです。
Storage Area Network 上での共用
Storage Area Network (SAN) コンポーネントの使用により、複数システムおよび複数ドライブに接続で
きる可能性が広がりました。 すべてのソフトウェアおよびシステムが、ドライブを共用するように設計さ
れているわけではありません。 2 つのシステムで共用できるドライブをインストールする前に、そのシス
テムとソフトウェアが共用をサポートしているか確認してください。 ご使用のソフトウェアが共用をサポ
ートしていない場合は、ファイバー・チャネル・スイッチが、SAN パーティションを形成するゾーニング
機能を持っているかどうかを確認してください。 共用をサポートしないシステムの場合は、ゾーニングを
使用して、そのシステムが同じドライブを共用しないようにしてください。 ゾーニングされたパーティシ
ョンは、ソフトウェアとシステムのレベルをアップグレードするときに解除することができます。
設置計画 39