Users Guide
ーターは、完全修飾パス名ではなく、基本ファイル名のみを含む必要があることに
注意してください。監査ログ・ファイルの絶対パス名では、そのファイルが書き込
まれた時間に相当する値がこの名前に付加されます。
これを示すために、Audit.handler.file.name の値が ekm.log に設定されている例を考
えてみます。ファイルの絶対パス名は、ekm.log.2315003554 のようなものになりま
す。付加されたストリングは、監査ログ・ファイルが作成された順序を判別するの
に役立ちます。数値が大きいほど、新しい監査ログ・ファイルであることを表しま
す。
例
基底名を ekm.log に設定する例は、次のとおりです。
Audit.handler.file.name=ekm.log
Audit.handler.file.multithreads
構文
Audit.handler.file.multithreads={yes|true|no|false}
使用法
true と指定された場合、イベント・データを監査ログに書き込むために別のスレッ
ドが使用され、監査ログの完了を待たずに実行 (動作) の現行スレッドが続行できる
ようになります。複数のスレッドの使用は、デフォルトの動作です。
例
基底名を true に設定する例は、次のとおりです。
Audit.handler.file.multithreads=true
Audit.handler.file.threadlifespan
構文
Audit.handler.file.threadlifespan=timeInSeconds
使用法
このパラメーターは、監査ログ項目を書き込むのにスレッドが必要とすると予想さ
れる最大時間を指定するのに使用されます。この値がクリーンアップ処理中に使用
されると、スレッドは、中断される前に処理を完了することができます。バックグ
ラウンド・スレッドが threadlifespan パラメーターによって割り当てられた時間内に
処理を完了しなかった場合、終結処理時にそのスレッドは中断されます。
例
スレッドが監査ログを書き込む予想時間を 10 秒に設定するには、次のように指定
します。
Audit.handler.file.threadlifespan=10
7-4 Dell Encryption Key Manager ユーザーズ・ガイド