Users Guide

8 メタデータの使用
Encryption Key Manager は、データが暗号化されてテープに書き込まれるときに重
要情報を取り込む XML ファイルを作成するよう構成する必要があります。このフ
ァイルをボリューム通し番号で照会すると、そのボリュームで使用された別名また
は鍵ラベルを表示できます。逆に、ファイルを別名で照会すると、その鍵ラベル/
名と関連付けられたすべてのボリュームを表示できます。
: メタデータ・ファイルを構成しない場合、Encryption Key Manager は始動しま
せん。
暗号化処理の実行に合わせて、Encryption Key Manager は以下のデータを収集しま
す。
v Drive Serial Number (ドライブのシリアル番号)
v Drive WorldWideName ( ドライブ World Wide Name)
v Creation Date ( 作成日)
v Key Alias 1 (鍵別名 1)
v Key Alias 2 (鍵別名 2)
v DKi
v VolSer
収集されたデータが一定の限度に達すると、XML ファイルに書き込まれます。デフ
ォルトの限度は (Encryption Key Manager プロパティー・ファイル
(KeyManagerConfig.properties) で設定可能) 100 個のレコードです。このファイルは
一度書き込まれると、Encryption Key Manager が実行している限り、照会すること
ができます。ファイルが大きくなりすぎないようにするために、最大ファイル・サ
イズに達する前に、新しいファイルに自動的にロールオーバーされます。ロールオ
ーバーのデフォルトの最大ファイル・サイズ限度は (Encryption Key Manager プロ
パティー・ファイルで設定可能)1MBです。保管されるのは、現行ファイル・バ
ージョンと直前のファイル・バージョンだけです。Encryption Key Manager 構成プ
ロパティー・ファイルに設定する値は、次のものです。
Audit.metadata.file.name
メタデータが保管される XML ファイルの名前。これは必須です。
Audit.metadata.file.size
ファイルを現行バージョンから直前バージョンにローリングする前の、キロバイ
ト単位で指定される最大ファイル・サイズ。これはオプションです。デフォルト
1024 (1MB) です。
Audit.metadata.file.cachecount
メタデータ・ファイルを書き込む前にキャッシュに入れられるレコードの数。こ
れはオプションです。デフォルトは 100 です。
XML ファイル・フォーマット
このファイルには、以下のフォーマットでレコードが入っています。
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