Users Guide

ーで LUN スキャンを有効にする方法がありますが、Linux の高度な知識を必要とするため、ここで
は説明しません。 ただし、この方法を実行すると、手作業手順を行わなくても必ずサーバーがブート
時にデバイスを認識します。
Red Hat Enterprise Linux
RHEL は、SCSI デバイス上のすべての LUN を自動的に調査しません。症状は、ローダーではなくドラ
イブとなる LUN 0 を示しています。
1. #cat /proc/scsi/scsi と入力します。
Attached devices:
Host: scsi0 Channel: 00 Id: 06 Lun: 00
Vendor: IBM Model: ULT3580-HH3 Rev: 88M3
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
2. 以下を /etc/modules.conf に追加する必要があります。
options scsi_mod max_scsi_luns=255
注: RHEL 4 の場合は max_luns=255 です。
3. 追加したら、initrd を再作成してサーバーをリブートする必要があります。 ファイルを編集してリブ
ートする前にこれをテストする方法はありますが、プロセス内の他の SCSI デバイスを停止してしまう
リスクがあります。 initrd の再作成には注意が必要です。 この手順を適切に行うために、使用するカ
ーネル・バージョンを正確に把握している必要があります。 カーネル・バージョンは、uname コマン
ドを使用して見つけることができます。
#uname -r
2.4.9-e.38
注: Red Hat Enterprise Linux ページに既知のカーネル・バージョンのリストがあります。
4. ここでは、バージョンが 2.4.9-e.38 であると仮定します。
# cp /boot/initrd-2.4.9-e.38.img /boot/initrd-2.4.9-e.38.img.bak
# mkinitrd -f -v /boot/initrd-2.4.9-e.38.img 2.4.9-e.38
これにより何らかの出力が示されたら、新しいプロンプトに進みます。 エラーが出された場
合、/etc/modules.conf に入力した構文を確認するか、Linux に精通している担当者に連絡してくださ
い。
5. 正常に実行されたら、サーバーをリブートする必要があります。 再び始動したら、/proc/scsi/scsi
を再確認してください。
#cat /proc/scsi/scsi
Attached devices:
Host: scsi0 Channel: 00 Id: 06 Lun: 00
Vendor: IBM Model: ULT3580-HH3 Rev: 88M3
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
Host: scsi0 Channel: 00 Id: 06 Lun: 01
Vendor: IBM Model: 3573-TL Rev: 7.10
Type: Medium Changer ANSI SCSI revision: 05
NetWare 上で LUN サポートを有効にする
1. システム・コンソールから、list storage adapters コマンドを使用しても LUN デバイスが検出されな
いことを確認します。 テープ・ドライブのみが認識される場合の典型的な出力は次のとおりです。
0x08 [V321-A3] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 201]
0x15 [V321-A3-D5:0] IBM ULT3580-TD3 5BG2
0x09 [V321-A4] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 202]
280 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド