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: SCSI バス性能、SCSI ケーブル/コネクターおよびホスト・バス・アダプターに問題が起こる可能性が
あるため、デイジー・チェーン接続はお勧めしません。
: 最高のパフォーマンスは、1 つの SCSI バスにユーザーが接続できる磁気テープ・ドライブの量が制限
され、使用するバスのタイプおよび達成できるデータ圧縮の量によって決まります。 Ultra160 SCSI バス
の帯域幅は 160 MB/秒です。 次の表には、SCSI バスのタイプがリストされ、接続できる最大ドライブ数
の推奨値が記載されています。
17. SCSI バス当たりの推奨最大ドライブ数
ドライブのタイプ Ultra 160 SCSI バス
LVD Ultrium 3 2:1 圧縮時 1 ドライブ
複数の SCSI バスの使用
ライブラリーには、ライブラリー内のそれぞれの磁気テープ・ドライブごとに 2 つの SCSI コネクターが
あります。 各ドライブは SCSI バス・ジャンパーを使ってデイジー・チェーン接続が可能です。
: SCSI バス性能、SCSI ケーブル/コネクターおよびホスト・バス・アダプターに問題が起こる可能性が
あるため、デイジー・チェーン接続はお勧めしません。
ジャンパーを除去すると、複数のサーバー、または 1 つのサーバー上の複数の SCSI アダプター・カード
に接続するため、ライブラリーに取り付けられたドライブごとに SCSI バスが作成されます。 SCSI
スを終端する必要があることに注意してください。 アプリケーションおよびデータ圧縮率によっては、最
大パフォーマンスを得るために、複数の SCSI バスが必要になります。 ただし、少なくとも 1 つの SCSI
バス上で、ライブラリー (メディア・チェンジャー) コントロールが必要になることに注意してください。
各論理ライブラリーの最小番号のドライブ位置の LUN 1 を介して、メディア・チェンジャー・デバイス
をアドレッシングする必要があります。 いずれかの論理ライブラリー内の上記以外のドライブの LUN 1
を介して、メディア・チェンジャー・デバイスを追加でアドレッシングすることもできます。
ドライブの LUN 1 を使用してメディア・チェンジャー・デバイスを持っているバスはすべて、コントロ
ールおよびデータ・パスと呼ばれます。 その他のバスはすべて、データ・パスと呼ばれます。 コントロー
ル・パスについて詳しくは、 30 ページの『複数のコントロール・パスの使用』を参照してください。
バスの終端
SCSI バスおよび SCSI ケーブル内のすべてのワイヤーは、SCSI 規格に従って正しく終端しなければなり
ません。
SCSI コネクターのいずれかに、外部ターミネーターをプラグ接続することができます。 ターミネーター
は、一連になった複数のデバイスの各端にある最後のデバイスに取り付ける必要があります。 ターミネー
ターは、それぞれの SCSI Ultrium テープ・ドライブに組み込まれています。
SCSI Differential - LVD
LVD 磁気テープ・デバイスは、Point-to-Point では 25 m (82 フィート)、マルチドロップ相互接続 (デイ
ジー・チェーン) を使用する場合は 12 m (39 フィート) のバス長をサポートします。 それぞれのデイジ
ー・チェーン・デバイスでは、ケーブル最大長を 0.5 m (1.6 フィート) 削減する必要があります。
重要: バスが高速であるということは、1 台の接続デバイスがそのデータ速度をサポートするということで
はなく、バス上で複数のデバイスがその最大速度で作動できるということを意味します。 SCSI 用語およ
びそれに関連した仕様の詳細な表については、SCSI Trade Association Web サイト
設置計画 37