Users Guide

Table Of Contents
(http://www.scsita.org/terms/scsiterms.html) を参照してください。最高のパフォーマンスを確保するに
は、可能な限り、デイジー・チェーンの使用は避けてください。
SAS インターフェース
SAS (シリアル接続 SCSI) インターフェースを備えたドライブ・スレッドは、コントローラーに直接リン
クできます。 SAS では、より細く長いケーブルを使ってさまざまなサイズおよびタイプの複数の装置 (
128 ) を同時に接続することができるため、従来の SCSI よりもパフォーマンスが高く、全二重信号
伝送は最大 6.0 Gb/秒をサポートします。Ultrium 5 以降のテープ・ドライブの SFF-8088 SAS コネクタ
ーは、SAS-1 または SAS-2 のケーブルと互換性があります。Ultrium 3 および Ultrium 4 テープ・ドラ
イブ上の SFF-8088 SAS コネクターは、SAS-1 ケーブルと互換性があります。 さらに、SAS ドライブは
ホット・プラグ可能です。
SAS ドライブは速度のオートネゴシエーションを行います。 構成可能なトポロジーがないため、SAS
関連付けられた機構スイッチはありません。 SAS Ultrium 3 および Ultrium 4 ハーフハイト・ドライ
ブ・スレッドは、単一ポートを備え、1 つのホストのみに接続できます。 Ultrium 4 および 5 フルハイ
ト・ドライブ、および Ultrium 67、および 8 ハーフハイト・ドライブは、デュアル・ポートを備え、
最大 2 個のホストに接続できます。 これらの 2 つのホスト間での共用は、アクティブ/パッシブ・クラ
スター・フェイルオーバーに限定されます。 LAN フリー・ドライブの共用はサポートされていません。
Ultrium 3 および Ultrium 4 SAS ドライブ・スレッドは、ドライブ・スレッド側で SFF-8088 接続を使用
し、ホスト・アダプター側で SFF-8088 または SFF-8470 を使用します。
ファイバー・チャネル・インターフェース
ファイバー・チャネルを使用すると、アクティブなインテリジェント相互接続スキーム (ファブリックと呼
ばれます) を使ってデバイスを接続できます。 ファイバー・チャネル上のポート間に存在するものはすべ
てファブリックと呼ばれます。 ほとんどの場合、ファブリックとはルーティングを行う 1 台のスイッチま
たは一組のスイッチを指します。
ライブラリーでは、以下のファイバー・チャネル・ポートの動作を選択できます。
v LN ポート: (デフォルト設定) - 自動構成。まずアービトレーテッド・ループを、次にスイッチ・ファ
ブリックを試行
v L ポート - アービトレーテッド・ループ
v N ポート - スイッチ・ファブリック・トポロジーの Point-to-Point プロトコル
ケーブルと速度
Ultrium 3 以降のファイバー・チャネル・テープ・ドライブは、LC 二重光ファイバー・ケーブルを使用し
ます。
ライブラリーがファイバー・チャネル・リンクでサポートする最大距離は、リンク速度、ファイバーのタイ
(50 ミクロンまたは 62.5 ミクロン)、およびライブラリーが接続されているデバイスによって決まりま
す。
ライブラリーが HBA (ホスト・バス・アダプター) に接続されている場合は、HBA によってサポートさ
れている距離を参照してください。 ライブラリーがスイッチに接続されている場合は、サポートされる距
離は以下のようになります。
v マルチモード 50 ミクロン・ケーブルの場合:
1 ギガビットのリンク速度 = 最大 500 m
2 ギガビットのリンク速度 = 最大 300 m
38 Dell PowerVault TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド