Users Guide
ドライブが故障すると、次の読み出し / 書き込み動作は、正常に動作しているその他のドライブで行われます。正常に動作しているドライブのデータを使って、交換用のドライブを再構築することができま
す。また、データはプライマリドライブと追加のドライブで複製されるので、4 つの 120 GB の RAID レベル 1 ドライブは、データの保存に 360 GB を利用できます。
RAID レベル 10
RAID レベル 10 は、「データパリティ」として知られるデータステージング保存技術を使用します。データがプライマリドライブに書き込まれると、そのデータは他の 4 台のドライブに複製されます。デー
タミラーの役割をする他のボリュームに書き込む RAID レベル 1 の設定とは対照的に、RAID レベル 10 構成では、データが各ドライブに一定量ずつ書き込まれていき、各セグメントのデータが複数の
ドライブにわたって配置されます。RAID レベル 10 構成では、データアクセスが高速化されますが、RAID レベル 0 または RAID レベル 1 構成より多くの記憶容量が必要になります。
ドライブが故障すると、次の読み出し / 書き込み動作は、正常に動作しているその他のドライブで行われます。正常に動作しているドライブのデータを使って、交換用のドライブを再構築することができま
す。また、データはプライマリドライブと追加のドライブで複製されるので、4 つの 120 GB の RAID レベル 1 ドライブは、データの保存に最高 240 GB を利用できます。
コンピュータを RAID に構成する
コンピュータ購入時に RAID 構成を選んでいない場合でも、コンピュータを RAID に構成する必要がでてくることがあります。RAID 構成をセットアップするには、少なくとも 2 台のハードドライブがコン
ピュータに取り付けてある必要があります。ハードドライブの取り付け手順に関しては、「ハードドライブの取り付けまたは 2 台目のオプションのハードドライブの追加(タワーコンピュータまたはデスクトッ
プコンピュータ)」を参照してください。
RAID ハードドライブボリュームを構成する手順は 2 種類あります。1 つは、Intel RAID Option ROM ユーティリティを使用する方法で、これは、オペレーティングシステムをハードドライブにインスト
ールする前に実行されます。2 つ目は、Intel Matrix Storage Manager、または Intel Matrix Storage Console を使用する方法で、これはオペレーティングシステムおよび Intel Matrix
Storage Console をインストールした後で実行されます。いずれの場合でも、本書の RAID 構成手順を始める前に、コンピュータを RAID 対応モードに設定する必要があります。
RAID 対応モードへのコンピュータの設定
1. セットアップユーティリティを起動します。
2. 上下矢印キーを押して Drvies(ドライブ) をハイライト表示し、<Enter> を押します。
3. 上下矢印キーを押して SATA Operation(SATA 動作) をハイライト表示し、<Enter> を押します。
4. 左右矢印キーを押して RAID On(RAID オン) をハイライト表示し、<Enter> を押します。その後、<Esc> を押します。