Service Manual
8. プロセッサをソケットから取り外したら、ソケットに新しいプロセッサを取り付けられるように、リリースレバーは立てたままにしておきます。
プロセッサの取り付け
1. 新しいプロセッサをパッケージから取り出します。
2. プロセッサをソケットに取り付けます。
a. 未使用だったソケットに 2 個目のプロセッサを取り付ける場合は、黒いソケット保護カバーをプロセッサシールドから取り外してください。
b. プロセッサのソケットのリリースレバーが完全に立っていない場合は、垂直に立てます。
c. プロセッサと ZIF ソケットのキーを合わせ、プロセッサをソケットにそっと差し込みます。
d. プロセッサシールドを下げます。
e. プロセッサがソケットにしっかりと収まったら、ソケットリリースレバーを元の位置にカチッとはまるまで下ろしてプロセッサを固定します。
3. ヒートシンクを取り付けます。
a. サーマルグリースがあらかじめ塗布されているヒートシンクがプロセッサキットに含まれていた場合は、ヒートシンク底面のサーマルグリース面から保護シートを剥がします。
交換用のヒートシンクがプロセッサキットに含まれていなかった場合は、次の手順を実行します。
¡ 糸くずの出ない清潔な布で、手順 5 で取り外したヒートシンクに残っているサーマルグリースを拭き取ります。
¡ プロセッサキットに含まれているグリースパケットを開き、プロセッサ上部にサーマルグリースを均等に塗布します。
b. ヒートシンクをプロセッサの上に置きます。
c. ヒートシンクの固定ネジを締めます。
4. コンピュータカバーを取り付け(カバーの取り付けを参照)、コンピュータを再起動します。
コンピュータが起動すると、新しいプロセッサの存在が検知され、セットアップユーティリティ内のコンピュータ設定情報が自動的に変更されます。
5. <F2> を押してセットアップユーティリティを起動し、プロセッサ情報が新しいコンピュータ設定情報と一致しているか確認します(セットアップユーティリティのアクセス方法および使用方法の詳細
については、
『
Dell
テクノロジガイド』
を参照してください)。
6. コンピュータ診断プログラムを実行し、新しいプロセッサが正しく動作していることを確認します。
システム診断プログラムの実行の詳細については、Dell Diagnostics(診断)プログラムを参照してください。
1
プロセッサの切り込み(2)
2
プロセッサ
3
ソケットリリースレバー
4
ZIF ソケット
5
プロセッサシールド
6
ソケットキー(2)
注意: プロセッサを取り外す際には、ZIF ソケットのピンを曲げないように気をつけてください。ピンを曲げるとシステム基板が破損して修復できない場合があります。
注意: プロセッサの取り付け位置が間違っていると、電源を入れたときにシステム基板またはプロセッサが完全に損傷してしまう可能性があります。プロセッサをソケットにはめ込む際は、ソケッ
トのピンを曲げないように注意してください。
注意: プロセッサは強く押し込まないでください。プロセッサの位置が合っていれば、簡単にソケットに入ります。
メモ: 交換用のヒートシンクがない場合は、手順 5 で取り外したヒートシンクを使用します。