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11–Marvell チーム化サービス
チーム化の仕組み
169 BC0054508-04 M
動的中継(IEEE 802.3ad リンク集約)
このモー ド は、 リ ン ク集約制御プロ ト コル (LACP) を通 じ た静的および動的設定によ
る リ ン ク集約をサポー ト し ます。 このモー ド では、 チーム内のすべてのアダプ タが同 じ
MAC 
ア ド レ スの受信パケ ッ ト に設定さ れます。 チーム内の最初のアダプ タ の MAC ア
ド レスが使用 さ れ、 別の
 MAC アドレスで置換することはできません。 QLASP  ドライ
バは前述のレ イヤ
 4 プロト コルを使用してアウトバウンドパケッ トの負荷バランシング
スキームを決定するのに対し、 チームのリ ンクパー ト ナーはインバウン ドパケッ ト の負
荷バラ ンシングスキームを決定し ます。 ロー ド
 バランシングはレイヤ 2 に実装されてい
るため、
IP、 IPX、 NetBEUI などのすべての上位プロ ト コルがサポー ト されます。 接続
されているスイッチは、 この動作モードに対して
 802.3ad リ ン ク集約標準をサポー ト す
る必要があります。 スイ ッチがアダプターへのインバウン ド ト ラ フ ィ ッ クを管理し、
QLASP がアウ ト バウン ド ト ラ フ ィ ッ ク を管理し ます。 QLASP とスイッチはどちらも
それぞれのポー ト で リ ン ク ロ ス を継続的に監視 し ます。 いずれかのポー ト で リ ン ク
 ロス
が発生し た場合、 ト ラ フ ィ ッ クはチーム内の他のポー ト に自動的に転送 されます。
ネットワーク通信
次に、 動的中継の主要属性を示し ます。 
 フェイルオーバーメカニズム —  リンクロス検出
 負荷バラ ン シングアルゴ リ ズム
 — アウトバウン ド ト ラフ ィ ッ クは、 レイヤ 4 フ
ローに基づいて、
Marvell 独自の メ カニズムでバラ ンス と り を行います。 受信 ト ラ
フ ィ ッ クは、 ス イ ッ チ固有の メ カ ニズムに従っ てバラ ンス と り を行います。
MAC ア ド レ ス を使用し たアウ ト バウン ド の負荷バラ ン シング — なし 
 IP ア ド レ スを使用 し たアウ ト バウン ド の負荷バラ ン シ ング — あり
QLogic 以外の製品を使用し たチーム化 — サポー ト あ り (少な く と も 1 つの 
Marvell 
イーサネッ ト アダプ ターをチームメ ンバーと して含んでいる必要があり ま
す)
アプリケーション
動的中継は、 LACP を使用した IEEE 802.3ad リ ン ク集約の動的モー ド をサポー ト し て
いるスイッチで動作します。 インバウン ドのロード
 バランシングはスイ ッチに依存しま
す。 一般に、 ス イ ッ チ ト ラ フ ィ ッ クはレ イヤ
 2 アドレスに基づいて負荷バランシングに
対応し ます。 この場合、
IP、 IPX、 NetBEUI などのすべてのネッ トワーク プロト コル
のロード
 バラ ンシ ングが行われます。 し たがっ て、 ス イ ッ チのフ ォル ト   トレランスが必
要な場合を除き、 これはスイ ッ チが
 LACP をサポー ト している場合に推奨されるチーム
化モー ド です。
SLB は、 ス イ ッ チ フォルト  ト レ ラ ン スをサポー ト する唯一のチーム化
モードです。
推奨される設定
動的中継では、 ス イ ッ チが同じ ブ ロー ド キ ャ ス ト   ドメインにあり、IEEE 802.3ad 
LACP 
中継をサポー ト し ている限 り 、 そのス イ ッ チへのチーム化さ れたポー ト の接続が
サポートされます。 ポートは同じサブネット上にある必要があるため、 ルーターまたは
レイヤ
 3 ス イ ッ チへの接続はサポー ト し ていません。 










