Users Guide
10–iSCSI プロ ト コル
iSCSI ブート
110 BC0054508-04 J
iSCSI ブートイメージを作成する「DD」方法
リモート iSCSI タ ーゲ ッ ト への直接のイ ン ス ト ールがオプ シ ョ ンでない場合は、 代わり
に「
DD」 方法を使用し て、 このよ う な イ メ ージ を作成 し ます。 この方法では、 イ メ ージ
を ローカルハー ド ド ラ イ ブに直接イ ンス ト ール し てから、 以降のブー ト 用に
iSCSI ブー
トイメージを作成できます。
「
DD」で iSCSI ブートイメージを作成するには、次の手順を実行します。
1. Linux OS をローカル ハー ド ドライブにインストールし、Open-iSCSI イニシ
エータが最新であるこ とを確認します。
2. ネ ッ ト ワークサービスのすべての実行レベルがオンにな っ ている こ と を確認し ま
す。
3. iSCSI サービスの 2、 3、および 5 の実行レベルがオンにな っ ている こ と を確認 し
ます。
4. iscsiuio を更新します。 QLogic CD から iscsiuio パッケージを入手できます。 こ
の手順は
SUSE 10 では不要です。
5. Linux システムに linux-nx2 パッケージをインストールします。 このパッケージ
は、
QLogic CD から取得できます。
6. Linux システムに bibt パッケージをインストールします。 このパッケージは、
QLogic CD から 取得で き ます。
7. すべての ifcfg-eth* ファイルを削除します。
8. ネッ トワークアダプターの 1 つのポー ト を iSCSI ターゲッ トに接続するように設
定し ます (詳細は、
83 ページの 「iSCSI ターゲッ トを設定する」 を参照して く だ
さい)。
9. iSCSI ターゲッ トに接続します。
10. DD コマンドを発行して、 ローカルハード ドライブから iSCSI ターゲッ トにコ
ピーします。
11. DD が完了 し た ら、 sync コマンドを 2 回実行 し、 ログアウ ト し てから、 再度
iSCSI
ターゲッ トにログインします。
12. iSCSI ターゲッ ト上に作成されたすべてのパーティショ ンで、 fsck コマンドを
発行し ます。
13. /OPT/bcm/bibt フォルダに変更し、 iscsi_setup.sh スクリプトを実行
して、
initrd イメージを作成します。 オプション 0 は非オ フ ロー ド イ メ ージ を作成
し、 オプシ ョ ン
1 はオフロー ド イ メージを作成し ます。 Iscsi_script.sh ス
クリプトは、
SuSE 10 上にのみ非オフ ロー ド イ メージを作成し ます。 SuSE 10
では、 オフ ロー ドがサポー ト されていないためです。
14. /boot パーテ ィ シ ョ ン を iSCSI ターゲッ トにマウント します。
15. 手順 13 で作成した initrd イメージをローカルハードドライブから手順 14 でマウ
ントしたパーティションにコピーします。