Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
要旨
133 BC0054508-04 J
伝送の負荷バラ ンシングは、 発信元および宛先の IP アドレスと TCP/UDP ポー ト 番号
を使用 し てハ ッ シ ュ テーブルを作成する こ と によ り実現さ れます。 発信元および宛先の
IP 
アドレスと TCP/UDP ポー ト 番号の組み合わせが同 じ場合には、 通常同 じハッ シ ュ
イ ンデ ッ ク スが作成 される ため、 チーム内の同じ ポー ト を指 し示すこ と にな り ます。 特
定のソ ケ ッ ト のすべてのフ レームを搬送する よ う にポー ト が選択 されている場合、 チー
ム
 MAC ア ド レ スではな く 、 物理アダプ タ ーの一意の MAC アドレスがフレームに含め
られます。 これを含める必要があるのは、
IEEE 802.3 規格に準拠する ためです。 2 つ
のアダプ ターで同じ
 MAC ア ド レスを使用し て伝送した場合、 スイ ッ チで処理できない 
MAC 
ア ド レスの重複状態が発生し ます。 
受信のロー ド  バランシングは、 各クライアン トのユニキャス ト アドレスを ARP 要求の
宛先ア ド レ ス と し て使用 し て
 (Directed ARP とも呼ばれる )、クライアント別に無償 
ARP 
を送信する こ と によ り、 中間 ド ラ イバで実現 されます。 この手法はク ラ イ ア ン ト 負
荷バラ ンシング と見な され、 ト ラ フ ィ ッ ク負荷バラ ン シング と は見な されません。 中間
ドライバは、
SLB チーム内の物理アダプ ター間で深刻な負荷イ ンバラ ンスを検出する
と 、 受信フ レームを再分配する ために
 G-ARP を生成します。 中間ド ライバ (QLASP)
は
 ARP 要求に応答しません。 ソフ トウェアプロ ト コルスタ ックが、 要求された ARP 
応答を提供する だけです。 受信の負荷バラ ン シングが、 チームイ ン タ フ ェ ースでシステ
ムに接続 し ている ク ラ イ ア ン ト の数と相関関係にある こ と を、 理解する こ と が重要です。
SLB 
の受信のロー ド  バラ ン シ ングは、 チーム内の物理ポー ト 全体で ク ラ イ ア ン ト  マシ
ンの受信 ト ラ フ ィ ッ クのロード
 バランスを行おう と します。 修正された G-ARP を使用
して、送信者の物理ア ド レス と プロ ト コルア ド レスに含まれるチーム
 IP ア ド レ スの別の 
MAC 
アドレスを通知します。 G-ARP は、 対象の物理ア ド レス と プ ロ ト コルア ド レ スの
それぞれに、 ク ラ イアン ト マシンの
 MAC アドレスと IP アドレスを使用するユニキャス
トです。 このアクションにより、対象クライアントはその
 ARP キャ ッシュを、 チーム 
IP 
ア ド レ スへの新 し い MAC アドレスマップで更新します。 G-ARP はブロー ドキャス
トではありません。 なぜなら、 すべてのクライアントが同じポートにそのトラフィック
を送信するこ とになるからです。 結果と して、 クライアン ト
 ロード バランシングで得ら
れる利点はな く な り 、 フ レーム配信の順序が狂 う 可能性があ り ます。 この受信の負荷バ
ラ ン シングのスキームは、 すべてのク ラ イ アン ト と チーム化 さ れたシステムが同 じ サブ
ネッ トまたはブロードキャスト ドメインにある限り作用します。
メモ
ARP は IPv6 の機能ではないため、 IPv6 アドレスを指定されたトラフィ ックは、
SLB によ っ て負荷バラ ン シングが行われます。 










