Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
要旨
134 BC0054508-04 J
ク ラ イ アン ト と システムが別のサブネ ッ ト にあ り 、 受信 ト ラ フ ィ ッ クがルー タ ーを越え
なければな ら ない場合、 シス テムに向か う 受信 ト ラ フ ィ ッ クはロー ド
バランスされませ
ん。 中間ド ラ イバで
IP フ ローを搬送する よ う 選択された物理アダプ タは、 すべての ト ラ
フィックを搬送します。ルーターはチーム
IP アドレスにフレームを送信するときに、
ARP 要求を ブ ロー ド キャ ス ト し ます (ARP キャッシュにない場合 )。サーバーソフト
ウェアスタックはチーム
MAC アドレスを使用して ARP 応答を生成し ますが、 中間 ド
ライバがその
ARP 応答を修正し て特定の物理アダプ ターに送信し、 そのセ ッ シ ョ ンの
フローを確立します。
これは、
ARP がルー タ ブル プロ ト コルではないためです。 ARP には IP ヘッダがあり
ません。 そのため、 ルーターまたはデフ ォル ト
ゲー ト ウェ イには送信されません。 ARP
はローカル サブネッ ト プロ ト コルに過ぎません。 さらに、 G-ARP はブロードキャス ト
パケ ッ ト ではないため、 ルー タ ーはそれを処理せず、 それ自身の
ARP キャ ッシュも更
新しません。
ルー タ ーが別のネ ッ ト ワー ク
デバイ ス向けの ARP を処理するするのは、 代理 ARP が
有効にな っ ていて、 ホス ト にデ フ ォル ト
ゲー ト ウェ イがない場合のみです。 このよ う な
状態は非常にまれであ り、 大部分のアプ リ ケーシ ョ ンにはお勧めで き ません。
ルー タ ーを通過する伝送 ト ラ フ ィ ッ クは負荷バラ ン ス されます。 これは、 伝送の負荷バ
ラ ンシングが発信元および宛先の
IP アドレスと TCP/UDP ポー ト 番号に基づいている
ためです。 ルー タ ーでは発信元と宛先の
IP ア ド レ スが変更 されないため、 負荷バラ ン シ
ングのアルゴ リズムは意図したとおりに動作し ます。
HSRP (Hot Standby Routing Protocol) のルー タ ーの設定では、 アダプ タ ーチーム内
の受信の負荷バラ ンシ ングは発生 し ません。 一般的に
HSRP では、 2 つのルータ ーが 1
つのルー タ と し て動作し て、 仮想 IP アドレスと仮想 MAC アドレスを通知します。 1 つ
の物理ルー タ ーがア ク テ ィ ブ
インターフェイスになっているときには、 もう片方がスタ
ンバイになり ます。
HSRP では (ホス ト ノ ードにそれぞれ異なるデフ ォル ト ゲー ト ウ ェ
イを使用して)
HSRP グループの複数のルー タ ーに共有 ノ ー ド を ロー ド する こ と も でき
ますが、 常にチームのプライマリ
MAC アドレスを示します。
通有中継
通有中継は、 リ ン クの両端 ( サーバー インターフェイスとスイッチ ポー ト ) でポー トの
設定を必要とする ス イ ッ チ支援のチーム
モー ド です。 こ のポー ト 設定はよ く 、 Cisco
Fast EtherChannel
または Gigabit EtherChannel と呼ばれます。 さ ら に通有中継は、
Extreme Networks Load Sharing および Bay Networks のよ うな他のスイ ッチ OEM
や、 IEEE 802.3ad リ ン ク集約の静的モー ド によ る同様の実装をサポー ト し ます。 この
モー ド では、 プ ロ ト コル
スタックが ARP 要求に応答する と きに、 チームは 1 つの
MAC
アドレスと 1 つの IP ア ド レ ス を通知し ます。 また、 チーム内の各物理アダプ タ
は、 フ レーム伝送時に同 じ チーム
MAC ア ド レ スを使用 し ます。 ア ド レ スの使用が可能
になるのは、 リ ン クの反対側の端にある ス イ ッ チがチーム化モー ド を認識 し て、 チーム
内のすべてのポー ト によ る単一
MAC アドレスの使用を処理するからです。 スイッチの
転送先テーブルは、 中継を単一の仮想ポー ト と し て示 し ます。