Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
要旨
136 BC0054508-04 J
チームに割り当てられたプラ イマ リ アダプタがディスエーブルされた場合、 チームは自
動フ ォールバ ッ クが発生する
Smart Load Balancing ( スマート ロード バランス ) およ
びフェ イルオーバー
チーム タイプとして機能します。
ソフトウェアコンポーネント
Windows オペレーテ ィ ングシ ステム環境では、 チー ミ ン グは NDIS 中間 ド ラ イバに
よ って実装されます。 このソ フ ト ウェ アコ ンポーネン ト がミ ニポー ト ド ラ イバ、
NDIS
レイヤ、 およびプロ ト コルス タ ッ クで動作し て、 チー ミ ングアーキテクチャ を可能にし
ます
(144 ページの図 11-2 を参照 )。ミニポートドライバはホスト LAN コントローラ
を直接制御 し て、 送受信および割 り 込みの処理などの機能を有効に し ます。 中間 ド ラ イ
バは ミ ニポー ト
ドライバとプロトコル レ イヤの間に位置し、 複数の ミ ニポー ト ドライ
バ
イ ンス タ ンス を多重化し て、 NDIS レ イヤに対し単一アダプ タのよ う に見える仮想ア
ダプタを作成します。
NDIS は一連のラ イ ブ ラ リ 機能を提供し て、 ミ ニポー ト ドライバ
または中間 ド ラ イバ と プ ロ ト コル
ス タ ッ ク間の通信を有効に し ます。 プ ロ ト コルス タ ッ
クは
IP、 IPX、および ARP を実装します。 IP アドレスなどのプロトコル アドレスは各
ミニポート
デバイス インスタンスに割り当てられますが、 中間ドライバがインストール
されている場合、 プ ロ ト コル
ア ド レ スは仮想チーム アダプタに割り当てられ、 チームを
構成する個々の ミ ニポー ト
デバイスには割り当て られません。
QLogic が提供する チーム化サポー ト は、 協調 し て動作 しパッ ケージ と し てサポー ト さ
れる
3 つの個別のソフトウェアコンポーネントによって実現します。 1 つのコ ンポーネ
ントをアップグレードする場合には、他のすべてのコンポーネントもサポートされてい
る
バージ ョ ンにア ッ プグレー ド する必要があり ます。
表 11-3 では、 4 つのソ フ ト ウェ ア コンポーネン ト と、 サポー ト し ているオペレーテ ィ
ング
システム用の関連フ ァ イルについて説明し ます。
表
11-3. QLogic チーム化ソフトウェアコンポーネント
ソフトウェア
コンポー
ネント
QLogic 名
ネットワークアダプターまたは
オペレーティングシステム
システム アー
キテクチャ
Windows
ファイル名
—
仮想バス ドライ
バ
(VBD)
BCM57xx
32 ビット
bxvbdx.sys
BCM57xx
64 ビット
bxvbda.sys
BCM5771x、 BCM578xx 32 ビット
evbdx.sys
BCM5771x、 BCM578xx 64 ビット
evbda.sys
ミニポート
ドライバ
QLogic ベース
ドライバ
Windows Server 2008 (NDIS 6.0) 32 ビッ ト
bxnd60x.sys
Windows Server 2008 (NDIS 6.0) 64 ビッ ト
bxnd60a.sys
Windows Server 2008 R2
(NDIS 6.0)
64 ビット
bxnd60a.sys
Windows Server 2012、 2012 R2 64 ビット
bxnd60a.sys