Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
チーム化 と その他の詳細なネ ッ ト ワー ク プロパテ ィ
155 BC0054508-04 J
チェックサムオフロード
チェックサムオフロードは QLogic ネッ トワークアダプターのプロパティであり、 送受
信トラフィ ックの
TCP/IP/UDP チェックサムをホスト CPU ではな く アダプ ターハード
ウ ェ アで計算で き る よ う に し ます。 ト ラ フ ィ ッ ク量が多い状況では、 これによ り 、 シ ス
テムはホス ト
CPU がチ ェ ッ クサムの計算を強制 される場合よ り も効率的に接続を処理
で き ます。 このプ ロパテ ィ は本質的にハー ド ウ ェ ア
プロパティであり、 ソフ トウェアの
みの実装では利点を生かせません。
Checksum Offload ( チェックサム オフロード ) を
サポー ト するアダプ タは、 チ ェ ッ クサムを プロ ト コル
ス タ ッ ク で計算する必要がないよ
うに、 この機能をオペレーティング
システムに公示します。 チェ ッ クサム オフロード
は、 現時点で
IPv4 に対し てのみサポー ト されています。
IEEE 802.1p QoS タギング
IEEE 802.1p 標準には、 ト ラ フ ィ ッ クの優先順位づけを可能にする 3 ビットのフィール
ド(最大
8 つの優先順位レベルをサポー ト ) が含まれています。 QLASP 中間 ド ラ イバ
は、
IEEE 802.1p QoS タギングをサポート していません。
大量送信オフロード
大量送信オ フ ロー ド (LSO)は、QLogic ネ ッ ト ワー ク アダプ タ ーが提供し ている機能
であり、
TCP などの上位レベルプ ロ ト コルに よ っ て、 大き なデー タパケ ッ ト が、 ヘ ッ ダ
を付加 し た小さ な一連のパケ ッ ト に分割 されるのを回避 し ます。 プ ロ ト コル
スタックは
最大
64 KB のデー タ パケ ッ ト に対 し て単一のヘ ッ ダのみ生成する必要があ り 、 アダプ
タ
ハー ド ウ ェ アが、 ( 最初に提供 さ れた単一ヘ ッ ダに基づいて ) 正し く並べられたヘッ
ダを持つ適切なサイズの
Ethernet フレームにデータ バッ ファを分割します。
ジャンボフレーム
ジ ャ ンボ フ レームの使用は、 元来は 1998 年に Alteon Networks, Inc. によ っ て提案 さ
れたもので、 イーサネッ ト フ レームの最大サイズを最大
9600 バイ ト に増やします。 正
式には
IEEE 802.3 Working Group によって採用されていませんが、 ジャンボフレー
ムのサポー ト は
QLogic BCM57xx および BCM57xxx アダプターで実装されています。
チーム内のすべての物理アダプ タ ーがジ ャ ンボフ レームをサポー ト し て、 チーム内のす
べてのアダプ タ ーに同 じサイズが設定 されていれば、
QLASP 中間 ド ラ イバも ジ ャ ンボ
フレームをサポートします。
メモ
チームがプロパテ ィ をサポー ト するために、 チームのすべてのアダプ タは、
表
11-7 にリスト されているプロパティをサポートする必要があります。