Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
アプ リ ケーシ ョ ンに関する考慮事項
168 BC0054508-04 J
高性能コンピューティングクラスタ
ギガビ ッ ト イーサネ ッ ト は、 一般的に、 高性能コ ン ピ ュ ーテ ィ ング ク ラ ス タ (HPCC)
アプリケーショ ンで以下の
3 つの目的で使用されます。
プロセス間通信 (
IPC) : 待ち時間の少ない、 広帯域幅の相互接続が必要ではない
アプ リ ケーシ ョ ンの場合 (
Myrinet™、 InfiniBand
®
な ど))、 コ ン ピ ューテ ィ ン グ
ノ ー ド 間の通信にギガ ビ ッ ト イーサネ ッ ト を使用で き ます。
I/O :イーサネットは、NFS サーバーを使用し た、 または PVFS な どのパラ レル
フ ァ イルシステムを使用した、 フ ァ イル共有およびコンピューテ ィ ングノードへ
のデー タ の提供に使用で き ます。
管理 : イーサネ ッ ト は、 ク ラ ス タ ノ ー ド の帯域外管理 (Dell Embedded Remote
Access [ERA]
) と 帯域内管理 (Dell OpenManage™ Server Administrator
[OMSA]
)に使用されます。またジョブのスケジューリングとモニタリングにも使
用できます。
Dell
の現在の HPCC では、 1 つのオンボー ド アダプ タ ーのみが使用されます。 Myrinet
または InfiniBand がある場合は、 このアダプ タ ーは I/O と管理の目的に使用 されます。
それ以外の場合、
IPC の目的に も使用 されます。 アダプ ターで障害が発生 し た場合、 管
理者は
Felix
1
パ ッ ケージ を使用 し て、 2 つ目の (ス タ ンバイ) アダプ タ ーを簡単に設定
できます。 ホスト側でアダプタのチーム化を行う と、
HPCC ではテストにもサポートに
も対応できません。
高度な機能
PXE
は、 ク ラ ス タ の導入のために広範に使用 されます ( コンピューティング ノードの
インストールとリカバリ
)。 通常、 チーム化はホス ト 側では使用されず、 QLogic の標準
的な構成の一部にはな り ません。 一般的には、 特に大規模な構成では、 リ ン ク集約がス
イッチ間で使用されます。 ジャンボフレームは、
QLogic の標準的な構成では使用 し ま
せんが、
CPU のオーバーヘ ッ ド を軽減する こ と で、 一部のアプ リ ケーシ ョ ン でパフ ォ ー
マ ンス を改善で き ます。
1
Dell 製の 32 ビット HPCC 構成には、 Felix 3.1 Deployment ソ リ ュ ーシ ョ ン ス タ ッ クが付属 し ていま
す。 Felix は、 MPI Software Technologies Inc. (MSTI)と Dell との共同の取 り組みです。