Users Guide
2–Windows Server でのチーム化の設定
負荷バラ ン シング と フ ォ ール ト ト レ ラ ン ス
8 BC0054508-04 J
負荷バランシングとフォールトトレランス
チーム化を行 う こ と で、 ト ラ フ ィ ッ クの負荷バラ ン シング と フ ォール ト ト レ ラ ン ス
(ネ ッ ト ワー ク接続に失敗し た場合に、 アダプ タ ーの動作を冗長化する こ と ) が実現で き
ます。
1 台のシステムに複数のギガビ ッ ト イ ーサネ ッ ト ネ ッ ト ワー ク アダプ タ ーが取 り
付けられているときは、 仮想アダプターを作成するこ とで、 アダプターを複数のチーム
にグループ化する こ とができます。
1
つのチームは 2 ~ 8 のネ ッ ト ワー ク イ ン タ フ ェ ースか ら構成で き、 それぞれのイ ン タ
フェースをプライマリインタフェースとして、 またはスタンバイインタフェースとして
指定で き ます。 (ス タ ンバイ イ ン タ フ ェ ースは、
Smart Load Balancing およびフ ェイル
オーバータ イ プのチームでのみ使用で き、
SLB チームあたり 1 つのス タ ンバイ イ ン タ
フェースのみを指定できます)。アダプタ、ケーブル、スイッチ
ポー ト 、 またはスイ ッ
チ
( チーム化されたアダプ タが別のスイ ッ チに取り付けられているもの ) の不良のため
に、 アダプ タのチーム
メ ンバー通信で ト ラ フ ィ ッ クが認識 されない場合、 負荷分散は再
評価され、 その他のチーム
メ ンバーに再度割り当て られます。 すべてのプ ラ イ マ リ アダ
プ タ ーがダウン し た場合は、 ホ ッ ト ス タ ンバイアダプ ターがア ク テ ィ ブにな り ます。 こ
のため、 既存のセ ッ シ ョ ンが維持 さ れ、 ユーザーへの影響はあ り ません。
チーム タイプ
Windows オペレーテ ィ ング システム フ ァ ミ リ で利用可能なチームの タ イ プは以下のと
おりです。
Smart Load Balancing およびフ ェ イルオーバー
リンク集約 (802.3ad)
通有中継 (
FEC/GEC) /802.3ad-Draft Static
SLB (自動フ ォ ールバ ッ クは無効)
メモ
Windows Server 2012 には NIC チー ミ ングというビルトインチーミングサポー
ト があ り ます。 同じ アダプ タ ーに対し て、 ユーザーが
NIC チー ミ ングと QLASP
を同時に使用し てチーム化を有効にする こ とはお勧めできません。
Windows Server 2016 は、 QLogic の QLASP チーム化ド ライバをサポー ト し
ていません。
メモ
1 つのアダプ タ ーでチームを作成で き ますが、 これはチーム化の目的に反するた
め、 お勧め し ていません。
1 つのアダプ タ ーで VLAN を設定すると、 1 つのアダ
プ タ ーで構成 されたチームが自動的に作成されます。
1 つのアダプ ターでチームを
作成するのは、 このよ う な場合だけに し て く だ さ い。