Users Guide
2–Windows Server でのチーム化の設定
負荷バラ ン シング と フ ォ ール ト ト レ ラ ン ス
9 BC0054508-04 J
Smart Load Balancing およびフェイルオーバー
Smart Load Balancing
およびフ ェ イルオーバーは、 IP フローに基づく負荷バランシン
グを
Broadcom
®
で実現 し ます。 この機能は、 双方向で複数のアダプ タ ( チーム メン
バー
) による IP ト ラ フ ィ ッ ク のバラ ン シ ングをサポー ト し ます。 このチーム タイプで
は、 チーム内のすべてのアダプ タは、 個別の
MAC アドレスを持っています。 このチー
ム タ イ プでは、 自動故障検出 と、 別のチーム メ ンバーまたはホ ッ ト ス タ ンバイ メ ンバー
への動的フ ェ イルオーバーが行われます。 フ ェ イルオーバーは、 レ イヤ
3 プロ ト コル
(
IP、 IPX、および NetBIOS Extended User Interface [NetBEUI])から 独立 し 、 既存
のレイヤ
2 およびレイヤ 3 スイッチで実行されます。 このチーム タ イ プには、 中継、 リ
ン ク集約などのス イ ッ チのコ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンは必要あ り ません。
リンク集約(802.3ad)
リンク集約モードは、 リンク集約をサポートし、 IEEE 802.3ad (LACP)仕様に準拠
し ています。 コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ン ソ フ ト ウ ェ ア を使用する と、 特定のチーム内で ど
のアダプ ターに分配するかを動的に設定する こ とができます。 リ ンクのパー ト ナーが
802.3ad
リ ン ク に正し く 設定さ れていない場合は、 エ ラ ーが検出 され記録さ れます。 こ
のモー ド では、 チーム内のすべてのアダプ タ が同 じ
MAC ア ド レスの受信パケ ッ ト に設
定されます。 アウ ト バウン ド の負荷バラ ンシングスキームは
QLogic の QLASP ドライ
バによ り 決定 さ れます。 イ ンバウ ン ド
パケ ッ ト のロー ド バランシング スキームは、
チームのリ ンク
パー ト ナーによ り決定さ れます。 このモー ド では、 少な く と も 1 つのリ
ンク
パー ト ナーがア ク テ ィ ブ モード と されている必要があります。
メモ
SLB チームの設定時に LiveLink を有効に し ない場合は、 ス イ ッ チまたはポー
トでスパニングツリープロトコル (
STP)を無効にするか、Port Fast を有効
にする こ と をお勧めし ます。 これによ り、 フ ェ イルオーバーの実行時にスパニ
ング ツ リ ーのループが決定 さ れる ま でのダウン タ イムを最低限に抑え る こ と が
できます。
LiveLink は、 このよ う な問題を可能な限り回避します。
TCP/IP は完全にバラ ンスど り が行われてお り 、 Internetwork Packet
Exchange
(IPX) はチームの送信側だけでバラ ンスど り を行います。 他のプ
ロ ト コルの場合、 バラ ンス ど り はプ ラ イ マ リ アダプ タ ーに限定 されます。
チーム メ ンバーが他の メ ンバーよ り も高速で リ ン ク されている場合、 ほ と ん
どの ト ラ フ ィ ッ クは、 高速のアダプ タ で処理 されます。
メモ
リンク集約 (スイッチ依存) チームのタイプは、 NIC パーテ ィ シ ョ ン化 (NPAR)
モードが有効になっているか、
iSCSI オフロードが有効になっているポートでサ
ポー ト さ れません。 一部のス イ ッ チは、 動的
LACP チーム化モードで FCoE オフ
ロー ド をサポー ト し ます。 詳細については、 ス イ ッ チのマニュ アルを参照 し て く
ださい。