Dell™ SAS RAID Storage Manager ユーザーズガイド w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモ、注意、および警告 メモ : コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意 : ハードウェアの損傷またはデータ損失の可能性があることを示し、問題を回 避する方法を説明しています。 警告 : 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示していま す。 ____________________ この文書の情報は、事前の通知なく変更されることがあります。 © 2006 – 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書で使用されている商標について:Dell、DELL のロゴ、Inspiron、Dell Precision、Dimension、 OptiPlex、Latitude、PowerEdge、PowerVault、PowerApp、および Dell OpenManage は、Dell Inc.
目次 1 はじめに 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ストレージ設定の作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 記憶装置のモニタ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 ストレージ設定の管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 サポートされている機能の比較 . . . . . . . . . . . . . . 8 2 インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Microsoft Windows における Dell SAS RAID Storage Manager のインストール . 11 . . . . . . . . 11 Linux における Dell SAS RAID Storage Manager のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラでの新規設定の作成 . . . . . . . . . . . . . 24 25 . 26 . 28 . 30 . 32 ホットスペアディスクの追加 . . . . . . . . . . . . . . 34 メンバー交換機能および復帰可能ホットスペアの 使い方. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35 調整可能なタスクレートの変更 . . . . . . . . . . . . . 36 仮想ディスクのプロパティの変更 . . . . . . . . . . . . 37 仮想ディスクの設定の変更 . . . . . . . . . . . . . . . . 38 仮想ディスクパラメータの理解 . . . . . . . . . Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラでの自動設定の使い方 . . . . . . .
6 ストレージ設定の保守と管理 . . . . . . . . . . 49 仮想ディスクの初期化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49 整合性チェックの実行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49 整合性チェックのスケジュール . . . . . . . . . . . . . 50 新規ドライブのスキャン . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 外部設定のスキャン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 外部設定のクリア . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 52 ドライブの再構築 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52 Dell SAS 5/iR システムまたは Dell SAS 6/iR システムでのドライブの再構築 . . . . . . . . . .
目次
はじめに Dell® SAS RAID Storage Manager は適切なライブラリとドライバを組み合わ せて稼働し、Dell PERC 5/i、SAS 5/iR、PERC 6/i、および SAS 6/iR コントロー ラで、ストレージ設定の設定、モニタ、および維持を行うことができます。Dell SAS RAID Storage Manager では、GUI(グラフィカルユーザ インタフェース)を使用して、ストレージ設定を簡単に作成および管理できます。 メモ : iR は、内蔵型 RAID の略です。 ストレージ設定の作成 Dell SAS RAID Storage Manager を使用すると、お使いの Dell ワークステー ションまたは SC サーバーでコントローラ、ディスクドライブ、および仮想ディ スクを簡単に設定することができます。設定ウィザードによって、ディスクグ ループや仮想ディスクを非常に簡単に作成できます。 PERC 5/i、PERC 6/i、SAS 5/iR、または SAS 6/iR コントローラを備えた Dell シ ステムでは、設定ウィザードの Auto Configura
ストレージ設定の管理 PERC 5/i、PERC 6/i、SAS 5/iR、または SAS 6/iR コントローラを備えた Dell シ ステムでは、Dell SAS RAID Storage Manager を使用して、巡回読み取り操 作、ファームウェアのアップデート、および冗長性をサポートするディスクグ ループでの整合性チェックの稼働などの、システムメンテナンスタスクを実行で きます。 サポートされている機能の比較 表 1-1 は、PERC 5/i または PERC 6/i コントローラを使用する Dell システム、お よび SAS 5/iR または SAS 6/iR コントローラを使用するシステムでサポートされ る Dell SAS RAID Storage Manager の機能を示します。 表 1-1.
表 1-1.
はじめに
インストール Dell SAS RAID Storage Manager は、お使いの Dell システムにプリインス トールされています。本項では、何らかの理由で Dell SAS RAID Storage Manager を再インストールする必要がある場合に備えて、再インストールする 方法について説明します。サポートされているオペレーティングシステムは、 Microsoft® Windows®、Red Hat® Linux、および SUSE Linux です。 Microsoft Windows における Dell SAS RAID Storage Manager のインストール Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows Server 2003、Microsoft Windows Server 2008、Microsoft Windows XP、または Microsoft Windows Vista が稼働するシステムで Dell SAS RAID Storage Manager をイ ンストールする必要がある場合は、次の手順に従います。 注意 : Servic
5 次へ をクリックして続行します。 6 次の画面でデフォルトの宛先フォルダを承認するか、変更 をクリックして 別の宛先フォルダを選択します。次へ をクリックして続行します。 7 次の画面で Install(インストール)をクリックしてインストールを開始し ます。InstallShield ウィザードによって Dell SAS RAID Storage Manager がインストールされます。インストールには数分かかる場合があ ります。 8 完了 をクリックして、インストールプロセスを完了します。 Linux における Dell SAS RAID Storage Manager のインストール Red Hat Linux または SUSE Linux を稼動しているシステムで Dell SAS RAID Storage Manager をインストールする必要がある場合は、次の手順を実行しま す。 1 SSM_linux_installer...tar.gz のファイルを一時フォルダにコピー します。 2 SSM_linux_installer...tar.
Linux インストールエラーメッセージ Linux システムで Dell SAS RAID Storage Manager をインストールする際に、 次のメッセージが表示されることがあります。 • More than one copy of MegaRAID Storage Manager has been installed.(複数の MegaRAID Storage Manager がインストー ルされています。) このメッセージは、複数の Dell SAS RAID Storage Manager がインス トールされていることを示します。(これは、install.sh ファイルを使用 する代わりに、rpm-force コマンドを使用して rpm ファイルを直接イン ストールした場合に発生することがあります。この操作はお勧めできませ ん。)この場合、上記の手順で Dell SAS RAID Storage Manager をインス トールする前に、すべての rpm を手動で アンインストールする必要があります。 • The version is already installed.
インストール
Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウおよびメニュー 本章では、Dell SAS RAID Storage Manager を起動する方法について記載し、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウおよびメニューについて説明します。 Dell SAS RAID Storage Manager の起動 次の手順を実行して、Dell SAS RAID Storage Manager を起動し、メインウィ ンドウを表示します。 1 お使いのオペレーティングシステム環境に応じた方法を使用して、プログラ ムを起動します。 • Microsoft Windows システムで Dell SAS RAID Storage Manager を起動するには、 アプリケーション → プログラム → Dell SAS RAID Storage Manager→ StartupUI と選択します。 メモ : Windows のファイアウォールがプログラムの特定の機能をブロックし ているという警告が表示されたら、Unblock(禁止解除)をクリックして Dell SAS
• 3 設定を表示してモニタするだけの場合は、View Only(表示のみ)を 選択します。 ユーザー名とパスワードを入力し、ログイン をクリックします。 メモ : コンピュータがネットワークに接続されている場合、この操作はネッ トワークへのログインではなく、コンピュータ自身へのログインになります。 これは、ネットワークのログインパスワードではなく、ローカルアドミニス トレータまたはルートのパスワードです。 Full Access(完全アクセス)モードを使用するには、ルートまたはアドミ ニストレータのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。 選択したログインモードに対してユーザー名とパスワードが正しければ、 Dell SAS RAID Storage Manager のメインウィンドウが表示されます。 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウ 本項では、Dell SAS RAID Storage Manager の起動時に表示される Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウについて説明します。 このウィンドウに表示されるパネルとメ
• ディスクグループ(アレイ) • 仮想ディスク • 物理ドライブ:SAS • ホットスペア • エンクロージャ および SATA アイコンの右側にある赤い丸は、デバイスが故障していることを示します。例え ば、このアイコンはディスクドライブが故障したか、オフラインになったことを 示します。 アイコンの右側にある黄色い丸は、デバイスが劣化状態で動作していることを示 します。例えば、次のアイ コンはディスクドライブの故障により仮想ディスクが劣化状態で動作しているこ とを示します。 プロパティ、動作、およびグラフィカル表示パネル Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの右パネルには、左パネルで選択 したデバイスの種類に応じて 1 つから 3 つのタブが表示されます。 Properties(プロパティ)タブでは、選択したデバイスに関する情報が表示 されます。例えば、左パネルでコントローラアイコンを選択した場合、プロ パティタブにはコントローラ名、NVRAM サイズ、およびデバイスポート 数などの情報が表示されます。サーバーを選択した場合、ホスト名、オペ レーテ
• Graphical(グラフィカル)タブは、左パネルで物理ドライブまたは仮想 ディスクを選択した場合に右パネルで選択できます。グラフィカル表示で は、画面に表示される凡例に従ってデバイスのストレージ容量が色分けされ ます。例えば、物理ドライブで、設定済みの領域は青色、利用可能な領域は 白色、予約領域は赤色、選択した仮想ディスクは緑色で表示されますこのパ ネルには、仮想ディスク領域を表示する仮想ディスクを選択できるメニュー があります。詳細に関しては、ディスクドライブのモニタおよび 仮想ディスクのモニタを参照してください。 イベントログパネル Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの下部には、システムのイベント ログエントリが表示されます。新規のイベントログエントリはセッション中に表 示されます。各エントリには、イベントの重大度を示すエラーレベル、時刻と日 付、およびイベントの簡単な解説が含まれます。イベントログの詳細に関しては、 システムイベントのモニタを参照してください。 メモ : SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コントローラを備えた Dell
メインウィンドウの動作メニューの選択肢は、右パネルの動作タブにも表示され ます。実行前にユーザーの入力が必要な動作の場合、その動作は動作タブには表 示されますが、動作メニューには表示されません。左パネルでデバイスアイコン を右クリックすると、そのデバイス独自の動作メニューが表示されます。 Group Operations(グループ動作)メニュー グループ動作メニューオプションには、整合性の確認、初期化(Dell PERC 5/i コ ントローラおよび Dell PERC 6/i コントローラの場合のみ)、および Show Progress(進行状況の表示)があります。 Log(ログ)メニュー ログメニューには、メッセージログを保存および削除するオプションが含まれま す。詳細に関しては、システムイベントのモニタを参照してください。 Help(ヘルプ)メニュー ヘルプメニューで Help(ヘルプ) → Help(ヘルプ)を選択すると、Dell SAS RAID Storage Manager のオンラインヘルプファイルを表示できます。Help (ヘルプ) → About(バージョン情報)を選択すると、Del
Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウおよびメニュー
設定 Dell SAS RAID Storage Manager を使用して、PERC 5/i、SAS 5/iR、 PERC 6/i、および SAS 6/iR コントローラを備えた Dell システムでストレージ設 定を作成します。これらのコントローラは次の RAID レベルのストレージ設定を サポートします。 Dell SAS 5/iR コントローラ : RAID 0 および RAID 1 Dell SAS 6/iR コントローラ : RAID 0 および RAID 1 Dell PERC 5/i コントローラ : RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 10、およ び RAID 50 • Dell PERC 6/i コントローラ : RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、 RAID 10、RAID 50 および RAID 60 RAID と RAID レベルの詳細に関しては、用語集を参照してください。 • • • SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コント ローラでの新規設定の作成 Dell SAS RAID Storage Manager の設定
SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コントローラでの RAID 0 設定の 作成 以下の手順に従い、SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コントローラを備え た Dell システムで RAID 0 設定を作成します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで Dell SAS 5/iR または Dell SAS 6/iR コントローラを選択し、Operations (操作) → Configuration(設定) → Configuration Wizard(設 定ウィザード)を選択します。 2 設定ウィザードで、左パネルから 2 台以上の使用可能なドライブを選択しま す。右矢印 Add(追加)ボタンをクリックして、選択したドライブを右パ ネルに移動します。 注意 : オペレーティングシステムがインストールされているディスクドライ ブは選択しないよう注意します。 3 Accept(確定)をクリックして、これらのドライブを新規の RAID 0 ディ スクグループに確定します。 メモ : 提示されたディスクグループか
SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コントローラでの RAID 1 設定の 作成 次の手順に従い、SAS 5/iR コントローラまたは SAS 6/iR コントローラを備えた Dell システムで RAID 1 設定を作成します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager の設定ウィザードを開始するには、 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで Dell SAS 5/iR または Dell SAS 6/iR コントローラを選択し、Operations (操作) → Configuration(設定) → Configuration Wizard(設 定ウィザード)を選択します。 2 設定ウィザードで、左パネルから 2 台の使用可能なドライブを選択します。 右矢印 Add (追加)ボタンをクリックして、選択したドライブを右パネル に移動します。 注意 : オペレーティングシステムがインストールされているディスクドライ ブは選択しないよう注意します。 3 Accept(確定)をクリックして、これらのドライブを新規の
Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラでの新規設定の作成 Dell SAS RAID Storage Manager の設定ウィザードを使用して、PERC 5/i コ ントローラまたは PERC 6/i コントローラを備えた Dell システムで新規ストレー ジ設定を作成できます。 Dell SAS RAID Storage Manager の設定ウィザードを開くには、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで PERC 5/i コントローラまたは PERC 6/i コントローラを選択し、Operations(操作) → Configuration (設定) → Configuration Wizard(設定ウィザード)を選択します。設定 ウィザードの最初のウィンドウは、3 つの設定モードがあるメニューになってい ます。 • Auto Configuration(自動設定)は、使用可能なディスクドライブでの • Guided Configuration(誘導設定)は、希望する設定に関するいくつ 最適な設定を
仮想ディスクパラメータの理解 本項では、設定ウィザードの誘導設定モードまたは手動設定モードを使用した場 合に設定できる、仮想ディスクパラメータについて説明します。ストレージ設定 を行う時に、必ずしもこれらのパラメータを変更する必要はありません。デフォ ルトの設定のままにしておくこともできます。 • Stripe Size(ストライプサイズ): ストライプとは、複数の物理ディスクに分散するデータセグメントです。8、 16、32、64 および 128 KB のストライプサイズのデータセグメントがサ ポートされています。デフォルトは 64KB です。詳細に関しては、用語集で ストライピングを参照してください。 • Read Policy(読み取りポリシー): Always read ahead(常時読み取り先行):読み取り先行機能により、コン トローラは要求されたデータに先行してデータを連続的に読み取り、データ がすぐに必要になることを予期して、追加データをキャッシュメモリに格納 することができます。これにより、連続データの読み取りは速くなります が、 ランダムデータへのアクセスはほとんど改善されません。
Direct IO(ダイレクト IO): このモードでは、読み取りはキャッシュメモ リにバッファされません。データはキャッシュとホストに同時に転送されま す。同じデータブロックが再度読み込まれる際には、キャッシュメモリから 読み込まれます。 • • Access Policy(アクセスポリシー):この論理ドライブで使用可能なデー タアクセスのタイプを選択します。アクセスには、読み取り / 書き込み、読 み取り専用、または Blocked(ブロック)があります。 Disk Cache Policy(ディスクキャッシュポリシー):このディスクの ディスクキャッシュ設定を選択します。キャッシュ設定には、Unchanged (不変)、有効、または無効があります。 メモ : ディスクキャッシュの設定は、ディスクグループ全体に適用されます。 仮想ディスクごとには、設定できません。仮想ディスクの設定を変更すると、 ディスクグループの設定が変更されます。 • Init State(初期化の状態): 非初期化:新しい設定は初期化されず、ディスクに既存のデータは上書きさ れません。 高速初期化 : Dell SAS
2 Auto Configuration(自動設定)を選択し、Next(次へ)をクリック します。自動設定ウィンドウが表示されます。 3 次の画面の自動設定ウィンドウの下部で、ドロップダウンメニューから冗長 性オプションを選択します。 • 冗長性なし: 新規に作成される設定には、データ冗長性(RAID 0)が ありません。設定内の物理ディスクが故障すると、すべてのデータが失 われます。 • 冗長性あり: 新規に作成される設定には、パリティデータ(RAID 5 ま たは RAID 6)またはミラーデータ(RAID 1)のいずれかによるデータ 冗長性があります。物理ディスクが故障しても、データは保護されま す。 メモ : PERC 5/i コントローラは、RAID 0、1、5、10 および 50 をサポート しますが、RAID 6 または 60 はサポートしません。PERC 6/i コントローラは RAID 0、1、5、6、10、50 および 60 をサポートします。 4 5 ウィンドウの下部で、ドロップダウンメニューから初期化オプションを選択 します。 • 非初期化: 新規設定の初期化は
f 非スパン仮想ディスクを(ID 0、5 または 6)の作成には 1 つのアレイ を選択し、スパン仮想ディスク(RAID 50 および 60)を作成するには 両方のアレイを選択します。 メモ : PERC 5/i コントローラは RAID 6 または RAID 60 をサポートしません。 g 右パネルの Accept(確定)をクリックします。新規の仮想ディスクが 表示されます。 Next(次へ)をクリックします。 Finish(完了)をクリックします。No Initialization(非初期化)を選 h 6 択した場合以外は、新規ストレージ設定が作成、初期化されます。作成した 設定を見直し、条件に合っているかどうかを確認します。 Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラでの誘導 設定の使い方 誘導設定は、新規ストレージ設定を作成する簡単な手段を提供します。設定ウィ ザードは、提供された情報に基づいて、使用可能なディスクドライブを使用して、 最適なストレージ設定を作成します。 次の手順に従い、Dell PERC 5/i コントローラまたは De
使用可能な既存のディスクグループ(アレイ)がない場合、1 番目と 3 番目 のオプションは無効です。 5 作成する仮想ディスクの最大数を選択します。サポートされる仮想ディスク の最大数は 64 です。 現在の設定や既に作成されている仮想ディスクの数によっては、設定ウィ ザードで希望する数の仮想ディスクを作成できない場合があります。 6 次へ をクリックして、次のウィンドウに進みます。 7 このウィンドウでは、必要に応じてデフォルトの仮想ディスクパラメータを 変更します。 右側パネルで、作成する仮想ディスクの数を指定できます。仮想ディスクに 対してこのアレイの全容量を使用しないように選択することもできます。 (つまり、後から作成する別の仮想ディスクに使用するための容量を残して おくことができます。)下部のパネルでは、ストライプサイズ、読み込みお よび書き込みポリシーなどの仮想ディスクパラメータを変更することができ ます。ストライプサイズおよびその他の仮想ディスクパラメータに関して は、仮想ディスクパラメータの理解を参照してください。 8 次へ をクリックして、次のウィンドウに進みます。 9 先
h i Next(次へ)をクリックします。 Finish(完了)をクリックします。No Initialization(非初期化) を選択した場合以外は、新規ストレージ設定が作成、初期化されます。 作成した設定を見直し、条件に合っているかどうかを確認します。 Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラ(RAID 0、 1、5 および 6)での手動設定の使い方 メモ : PERC 5/i は RAID 6 をサポートしません。 次の手順に従い、設定ウィザードの手動設定モードを使用して、RAID 0、1、5 または 6 ストレージ設定を作成します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで PERC SAS 5/i または PERC SAS 6/i コントローラを選択し、Operations(操 作) → Configuration(設定) → Configuration Wizard(設定 ウィザード)を選択します。 2 Select Manual Configuration(手動設定)を選択し、Next(次へ
メモ : RAID 0 ではホットスペアは使用できません。 7 Next(次へ)をクリックします。設定ウィザードの次のウィンドウが表示 されます。 Arrays(アレイ)ボックスに、先程定義した新規ディスクグループ(アレ イ)と、新規設定用に使用可能なホール(空き領域)のあるすべての既存の ディスクグループが表示されます。 8 Arrays(アレイ)ボックスで、チェックボックスをクリックして新規仮想 ディスクに使用するディスクグループを選択します。 9 右パネルの仮想ディスクのプロパティで、目的の RAID レベルを選択しま す。 10 (オプション)使用可能な全容量を新規仮想ディスクに使用しない場合は、 サイズ(MB 単位)を低い数値に設定します。 11 (オプション)必要に応じて、その他の仮想ディスクのプロパティを変更し ます。詳細に関しては、仮想ディスクパラメータの理解を参照してくださ い。 メモ : Dell SAS RAID Storage Manager が 2 バイトの文字コードを使用する 言語で動作している場合、デフォルトの Volume Name(容量名)は変更で きません。デ
e 1 つ、または 2 つの新規アレイの隣にあるチェックボックスをクリック します。選択したアレイの仮想ディスクプロパティが右パネルに表示さ れます。 f 必要に応じて、仮想ディスクのプロパティを変更します。 g Accept(確定)をクリックして、新規仮想ディスクの設定を確定しま す。 h 先程定義した設定を確認します。その設定でよければ、Finish(完了) をクリックします。非初期化 を選択した場合を除き、新規ストレージ 設定が作成、初期化されます。 Dell PERC 5/i コントローラまたは Dell PERC 6/i コントローラ (RAID 10)での手動設定の使い方 次の手順を実行して、設定ウィザードの手動設定モードを使用し、RAID 10 のス トレージ設定を作成します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで PERC 5/i ま たは PERC 6/i コントローラを選択し、Operations(操作) → Configuration(設定) → Configuration Wizard (設定ウィザード)を選択します
8 右パネルで RAID レベルに RAID 10 を選択します。 9 (オプション)必要に応じて、その他の仮想ディスクのプロパティを変更し ます。詳細に関しては、仮想ディスクパラメータの理解を参照してくださ い。 メモ : Dell SAS RAID Storage Manager が 2 バイトの文字コードを使用する 言語で動作している場合、デフォルトの Volume Name(容量名)は変更で きません。デフォルトの Volume Name(容量名)を変更しないでください。 10 Accept(確定)をクリックして、新規仮想ディスクの設定を確定します。 左パネルの新規仮想ディスクに仮想ディスクが表示されます。 メモ : 定義した仮想ディスクを取り消すには、その仮想ディスクをクリック し、Reclaim(返還)ボタンをクリックします。(詳細に関しては、用語集 の 仮想ディスクの返還を参照してください。)アレイはアレイに表示されます。 その後、 手順 7 から新規の仮想ディスクを作成できます。 11 Next をクリックして、次の設定手順へ進みます。仮想ディスクの概要ウィ ンドウが表示されます。
ホットスペアディスクの追加 ホットスペアディスクは、Dell PERC 5/i、PERC 6/i、および SAS 6/iR コント ローラでサポートされています。ホットスペアは RAID 1、RAID 5、または RAID 6 の仮想ディスクで故障したドライブと自動的に交換されるために使用さ れるディスクドライブです。専用ホットスペアは、1 つの仮想ディスクのみに使 用されます。汎用ホットスペアは、特定のコントローラにあるすべての仮想ディ スクに使用されます。 メモ : SAS 6/iR コントローラは、汎用ホットスペアのみをサポートします。 汎用ホットスペアディスクを追加するには、次の手順を実行します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager 画面の左パネルで Physical View (物理表示)タブを選択し、未使用のディスクドライブアイコンを選択しま す。 2 Dell SAS RAID Storage Manager 画面の右パネルで Operations(操 作)タブを選択します。 3 Make Global Hotspare(汎用ホットスペアの作成)を選択します
メンバー交換機能および復帰可能ホットスペア の使い方 メンバー交換の機能は、以前委任されていたホットスペアを通常のホットスペア に復帰させることを可能にします。仮想ディスク内のドライブに障害が発生する と、割り当てられたホットスペア(専用またはグローバル)が委任され、仮想 ディスクが最適になるまで再構築を実行します。障害が発生したドライブが交換 され(同じスロット)、ホットスペアへの再構築が完了すると、コントローラは委 任されホットスペアから新しく挿入されたドライブへデータを自動的にのコピー し始めます。これが完了すると、新規ドライブは仮想ディスクの一部となり、 ホットスペアは実行可能ホットスペアに戻されます。これはホットスペアが特定 のエンクロージャスロットにとどまることを可能にします。コントローラがホッ トスペアを元に戻している間、仮想ディスクは引き続き最適状態となります。 メモ : コントローラは、障害の発生したドライブと新しいドライブが同じスロット で交換された場合のみ、ホットスペアを自動的に元に戻します。同じスロットで交 換されなかった場合は、手動でのメンバー交換操作を使用して以前委任されたホッ
手動メンバー交換操作 自動メンバー交換操作に加え、メンバー交換操作を手動で行うことができます。 メンバー交換操作を手動で行うには、次の手順を実行します。 1 2 3 メインメニュー画面の左パネルで物理ディスクを選択します。 右パネルの Operations(操作)タブをクリックします。 仮想ディスク内の既存ドライブとの交換に使用できるドライブを、ユーティ リティが識別します。 Go(実行)をクリックして、メンバー交換操作を実行します。 コントローラが、委任されたホットスペアから新しく挿入されたドライブ へデータをコピーした後、新しいドライブは仮想ディスクの一部となり、 ホットスペアは実行可能ホットスペアに戻ります。 制限事項 次の制限事項はメンバー交換操作に適用されます。 • • メンバー交換機能は RAID 0、RAID 1 および RAID 5 には 各 1 つ、RAID 6 には 2 つに制限されています。 RAID 6 仮想ディスクでは、メンバー交換機能と再構築は同時に実行できま せん。再構築操作が最優先となるので、再構築が始まるとメンバー交換操作 は中止されます。 調整可能なタス
Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで Physical View(物理表示)タブを選択し、コントローラアイコンを選択します。 2 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの右パネルで Operations 1 (操作)タブを選択し、 Set Adjustable Task Rates(調整可能なタスクレート)を選択します。 右パネルにデフォルトのタスクレートが表示されます。 3 必要に応じて、再構築率、(巡回読み取りの)巡回率、(高速初期化の)バッ クグラウンドの初期化(BGI)率、(整合性チェックの)整合性の確認率、 および再設定率のタスクレートに変更を入力します。各タスクレートは 0 ~ 100 の範囲で設定できます。数値が高いほどバックグラウンドでの実行速度 が速くなり、他のシステムタスクに影響を与える可能性があります。 メモ : 巡回読み取りの進行状況は、実行中には報告されません。巡回読み取 りのステータスは、イベントログでのみ報告されます。 Go(実行)をクリックして、新規のタスクレートを確定します。 5 警告メッ
仮想ディスクの設定の変更 Dell SAS RAID Storage Manager 再構成ウィザードを使って、PERC 5/i コン トローラまたは PERC 6/i コントローラを装備した Dell システム 上の仮想ディス クの設定を変更できます。これらの RAID コントローラでは、次の RAID レベル で仮想ディスクの設定を変更できます。 • • PERC 5/i コントローラの場合、RAID 0、RAID 1、および RAID 5 PERC 6/i コントローラの場合、RAID 0, RAID 1, RAID 5, and RAID 6 注意 : 仮想ディスクの設定を変更する前に、必ず仮想ディスクのデータをバック アップしてください。 再設定ウィザードを使用して、仮想ディスクにディスクドライブを追加したり、 仮想ディスクからディスクドライブを削除したり、RAID レベルを変更すること により、仮想ディスクの設定を変更できます。 メモ : RAID 10 の仮想ディスクの設定は変更できません。1 つのディスクグループ で、2 つまたはそれ以上の仮想ディスクが定義されている場合、RAID 0、R
2 再構成ウィザードのメニュー画面で Add Drive (ドライブの追加)をク リックし、Next(次へ)をクリックします。 3 次の画面が表示されたら、上部パネルで使用可能なディスクドライブを選択 し、下矢印 Add(追加)ボタンをクリックして Selected Drive(選択ドラ イブ)リストに移動します。 4 次へ をクリックして続行します。次の画面が表示されます。 5 (オプション)ウィンドウの右下にあるドロップダウンメニューから、設定 の別の RAID レベルを選択します。 6 ウィンドウの情報を確認します。すべて適切であれば、終了 をクリックし ます。 仮想ディスクで再設定が開始されます。Group Show Progress(グループ の進行状況の表示)ウィンドウで再設定の進行状況をモニタできます。 再設定の進行状況をモニタするには、Group Operations(グループ動 作) → Show Progress(進行状況の表示)を選択します。 PERC 5/i コントローラまたは PERC 6/i コントローラの設定での RAID レ ベルの変更 注意 : RAID レベ
仮想ディスクの削除 注意 : 仮想ディスクを削除する前に、必ず仮想ディスクのデータをバックアップし てください。削除する仮想ディスクにオペレーティングシステムがインストールさ れていないことを確認します。 注意 : 1 つ、または複数のドライブにブータブルパーティションがある場合、これ らのドライブは新規仮想ドライブの作成が可能なドライブのリストには表示されま せん。オペーレーティングシステムを含むドライブを無意識に削除することがない ように、ブータブルパーティションのある仮想ドライブは削除できないようになっ ています。 仮想ディスクを削除して、記憶領域を再配置することができます。仮想ディスク を削除するには、次の手順を実行します。 1 削除する仮想ディスクのすべてのユーザーデータをバックアップします。 2 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで Logical(論 理)タブを選択し、削除する仮想ディスクのアイコンをクリックします。 3 右パネルで Operations(操作)タブを選択し、Delete Virtual Disk (仮想ディスクの
ストレージ設定のコントローラからのクリア コントローラで新規設定を作成したり、前に保存した設定ファイルをロードする 前に、コントローラからストレージ設定をクリアする必要があります。 注意 : 設定をクリアする前に、残しておきたいデータを必ず保存してください。設 定をクリアすると、既存の設定のディスクからすべてのデータが削除されます。 コントローラから設定をクリアするには、次の手順を実行します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルでコントローラ アイコンを選択します。 2 メニューバーで Operations(操作) → Configuration(設定) → Clear Configuration(設定のクリア)を選択します。 警告メッセージが表示されます。 注意 : 設定にオペレーションシステムドライブが含まれる場合、設定はクリ アされません。 3 設定をクリアするには はい を、キャンセルするには いいえ をクリックしま す。 保存したストレージ設定の追加 コントローラを交換したり、新規コントローラに既存のストレージ設定を複製す る場合、保存
設定
システムイベントと記憶装置のモ ニタ Dell SAS RAID Storage Manager を使用して、ディスクドライブ、仮想ディス ク、およびその他の記憶装置のステータスをモニタすることができます。本章で は、Dell SAS RAID Storage Manager を使用して以下のモニタタスクを実行す る方法について説明します。 システムイベントのモニタ Dell SAS RAID Storage Manager は、システム内のすべてのコントローラとそ れらに接続された記憶装置のアクティビティとパフォーマンスをモニタします。 イベント(新規仮想ディスクの作成、物理ドライブの削除など)が発生すると、 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの下部に表示されるログにイベン トメッセージが表示されます。 ログ内の各イベントには、エラーレベル(Info(情報)、Warning(警告)、 Caution(注意)、または Fatal(重大))、日付と時刻、および簡単な解説が含ま れます。(すべてのイベントのリストに関しては、付録 A、イベントおよびメッ セージを参照してく
コントローラのモニタ Dell SAS RAID Storage Manager を実行中の場合、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルにすべてのコントローラのステータスが表示さ れます。コントローラが正常に動作していれば、コントローラアイコンは の ように表示されます。コントローラが故障していると、アイコンの右側に小さな 赤い丸が表示されます。(デバイスアイコンの完全なリストに関しては、物理およ び論理表示パネルを参照してください。) コントローラのすべての情報を表示するには、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルでコントローラアイコンをクリックし、右パネ ルで Properties(プロパティ)タブをクリックします。Properties(プロパ ティ)タブには、製品名、シリアル番号、サブベンダー ID、ホストポート数、タ スクレートなどの情報が表示されます。コントローラのプロパティは用語集で定 義されています。 ディスクドライブのモニタ Dell SAS RAID Storage Manager が実行中の場合、Dell
巡回読み取りの実行 Dell PERC 5/i コントローラおよび Dell PERC 6/i コントローラは、巡回読み取り 機能をサポートします。巡回読み取りでは、仮想ディスクを動的にチェックして、 ディスクが正常に機能しているかを確認します。巡回読み取りは、巡回読み取り 設定とコントローラの i/o 負荷に基づいてパフォーマンスを調整しながら、バッ クグラウンドで実行されます。巡回読み取りは、すべての RAID レベルとすべて のホットスペアドライブで使用することができます。巡回読み取りを開始するに は、次の手順を実行します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルでコントローラ アイコンをクリックします。 2 Operations(動作)→ Start Patrol Read(巡回読み取りの開始)と選 3 プロンプトが表示されたら、Yes(はい)をクリックして巡回読み取りの開 始を確認します。 択します。 巡回読み取りの設定を変更するには、次の手順を実行します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左
メモ : 弊社では、最適なシステムパフォーマンスを得るために、巡回読み取 りの頻度やその他の設定をデフォルト値のまま変更しないことをお勧めして います。設定値を変更する場合は、必要に応じて後から元に戻せるように、 オリジナルのデフォルト値を以下に記載しておいてください。 巡回読み取りの頻度: ___________________ 連続巡回: 有効 / 無効 巡回読み取りのタスクレート: ___________________ 7 (オプション)巡回読み取りを一定間隔で実行せずに、バックグラウンドで 連続して実行したい場合は、Continuous Patrolling(連続巡回)を選 択します。連続巡回 を選択すると、間隔フィールドが灰色で表示されます。 8 Go(実行)をクリックして、上記の巡回読み取りのプロパティを有効にし ます。 メモ : 巡回読み取りの進行状況は、実行中には報告されません。巡回読み取 りのステータスは、イベントログでのみ報告されます。 巡回読み取りのタスクレートを変更するオプションがあります。タスクレートは、 巡回読み取りの実行時に巡回読み取り用に確保されるシステムリソースの
仮想ディスクに関するすべての情報を表示するには、左パネルで Logical(論 理)タブをクリックし、左パネルで仮想ディスクアイコンをクリックしてから、 右パネルで Properties(プロパティ)タブをクリックします。仮想ディスクの プロパティがすべて表示されます。仮想ディスクのプロパティは用語集で定義さ れてい ます。 メモ : Dell PERC 5/i コントローラおよび Dell PERC 6/i コントローラで仮想ディスク を作成した後、読み取りポリシー、書き込みポリシー、IO ポリシー、およびアクセ スポリシーなどの仮想ディスクのプロパティを変更できます。詳細に関しては、 仮 想ディスクのプロパティの変更を参照してください。 仮想ディスクのグラフィカル表示を表示するには、Dell SAS RAID Storage Manager の左パネルで仮想ディスクアイコンをクリックし、Graphical View (グラフィカル表示)タブをクリックします。グラフィカル表示では、選択した仮 想ディスクに使用されているディスクグループ(アレイ)が青色で表示され、こ の仮想ディスクが使用しているディスクグル
システムイベントと記憶装置のモニタ
ストレージ設定の保守と管理 本章では、Dell SAS RAID Storage Manager を使用してストレージ設定を保守 および管理する方法について説明します。 仮想ディスクの初期化 Dell PERC 5/i コントローラおよび Dell PERC 6/i コントローラで設定プロセスを 完了したら、以下の手順で仮想ディスクを初期化します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネルで 論理 タブを選 2 Group Operations(グループ動作) → Initialize(初期化)と選択し ます。Group Initialize(グループの初期化)ダイアログボックスが表示さ 択し、初期化する仮想ディスクのアイコンをクリックします。 れます。 3 初期化する仮想ディスクを選択するか、Select All(すべて選択)をク リックしてリスト内のすべての仮想ディスクを選択します。 4 高速初期化オプションを使用する場合は、Fast Initialization(高速初期 化)チェックボックスを選択します。このボックスを選択しない場合は、
1 Group Operations(グループ動作) → Check Consistency(整合性 の確認)を選択します。 グループの整合性チェックウィンドウが表示されます。 2 整合性チェックを実行する仮想ディスクを選択するか、Select All(すべ て選択)をクリックしてすべての仮想ディスクを選択します。 3 Start(開始)をクリックして動作を開始します。 整合性チェックの進行状況はモニタできます。詳細に関しては、再構築とその他 のプロセスのモニタを参照してください。 メモ : 整合性チェックは、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの左パネル で仮想ディスクアイコンを選択し、右パネルで動作タブのオプションを選択しても 実行することができます。Automatically fix errors(エラーの自動修正)チェッ クボックスを選択すると、Dell SAS RAID Storage Manager により検索された整合 性データのエラーが自動的に修正されます。 メモ : 整合性チェックの実行は、システムパフォーマンスに影響を及ぼします。使 用度の
新規ドライブのスキャン Dell SAS RAID Storage Manager は通常、新しく取り付けられたディスクドラ イブを検出し、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウにそのアイコンを 表示します。何らかの理由でこのユーティリティが新規ドライブを検出しない場 合は、Rescan(再スキャン)コマンドを使用してドライブを検索することができ ます。Rescan(再スキャン)コマンドは、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの表示をアップデートします。(通常、表示は自動的にアップデートさ れるため、再スキャンはほとんど必要ありません。) このコマンドを使用してドライブを検索するには、次の手順を実行します。 1 Dell SAS RAID Storage Manager 画面の左パネルでコントローラアイコ ンを選択します。 2 ファイル → Rescan(再スキャン)を選択します。 Dell SAS RAID Storage Manager により新規ディスクドライブが検出さ れると、画面にそのリストが表示されます。検出されない場合は、検出さ
外部設定のクリア BIOS 設定ユーティリティコントローラを使用して、外部設定をクリアすることが できます。詳しい手順に関しては、SAS コントローラのユーザーズガイドを参照 してください。この動作は復元不能な動作です。続行する前に本当に実行するか どうか確認してください。 ドライブの再構築 RAID 1、RAID 5、RAID 6 の単一ドライブ(PERC 6/i のみ)、または RAID 10 の 仮想ディスクが故障した場合、システムはデータの損失から保護されます。 RAID 6 設定は、2 台の物理ドライブの故障にも耐えられます。 故障したドライブを交換し、ドライブのデータを新規ドライブに再構築して、シ ステムのフォールトトレランスを回復する必要があります (ドライブが引き続き 操作可能な場合、故障したドライブ上のデータを再構築することもできます)。 Dell SAS 6/i システムで RAID 1 の仮想ディスクが故障した場合、ホットスペア ディスクが使用可能であれば、故障したドライブは自動的に再構築され、ユー ザーの操作は必要ありません。 Dell PERC 5/i システムで RAID
Dell SAS 5/iR システムまたは Dell SAS 6/iR システムでのドライブの再 構築 Dell SAS 5/iR システムまたは Dell SAS 6/iR システムで、故障した物理ドライブ を交換する必要がある場合、次の手順に従います。 1 Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウに表示された故障ドライブ の番号をメモします。例えば、--:--: という番号では、エンクロー ジャ、ドライブ、ポートをそれぞれ識別できます。 2 システムをシャットダウンして、電源ケーブルを外し、コンピュータケース を開けます。 警告 : トレーニングを受けたサービス技術者以外は、システムカバーを外してシス テム内部のコンポーネントに触らないでください。認定サービス技術者の方は、何 らかの手順を実行する前に、安全上の注意事項、コンピュータ内部での作業、およ び静電気放出の防止について『製品情報ガイド』を参照してください。 3 故障したディスクドライブを探して、コンピュータケースから取り外しま す。 ディスクドライブはドライブケーブルの番号で識別できます。
トレーニングを受けたサービス技術者以外は、システムカバーを外してシス テム内部のコンポーネントに触らないでください。認定サービス技術者の方 は、何らかの手順を実行する前に、安全上の注意事項、 コンピュータ内部での作業、および静電気放出の防止について『製品情報ガ イド』を参照してください。 3 システムをシャットダウンして、電源ケーブルを外し、コンピュータケース を開けます。 4 故障ディスクドライブを同じ容量の新規ドライブと交換します。 5 コンピュータケースを閉じ、電源ケーブルを取り付けて、コンピュータを再 起動します。 6 Dell SAS RAID Storage Manager を再起動します。 新規ドライブがスピンアップすると、ドライブアイコンが通常の状態に戻 り、再構築プロセスが自動的に開始されます。Group Operations(グ ループ動作) → Show Progress(進行状況の表示)を選択すると、 Group Show Progress(グループの進行状況の表示)ウィンドウで再構築 の進行状況をモニタできます。 ドライブをオフラインまたは不明にする 現在冗長設定の一
ホットスペアが使用可能になると、仮想ディスクのデータが再構築されま す。この時点で削除したディスクを他の設定に使用できます。 メモ : Dell SAS RAID Storage Manager は、仮想ディスク内の故障ディスクドライ ブを検出すると、そのドライブをオフラインにします。この場合、そのディスクド ライブを取り外して交換する必要があります。Mark physical disk as missing (物理ディスクを不明にマークする)および Rescan(再スキャン)コマンドを使用 しても、このドライブを他の設定に使用することはできません。 固定キャッシュの保存 仮想ディスクがオフラインになるか、何らかの理由で削除された場合、ファーム ウェアによって仮想ディスクの不正キャッシュが保存されます。この保存された 不正キャッシュは固定キャッシュと呼ばれ、仮想ディスクをインポートするまで、 またはキャッシュを破棄するまで保存されます。 メモ : 固定キャッシュ情報は、PERC 6 コントローラのみに適用されます。 メモ : 固定キャッシュが存在すると、仮想ディスクの新規作成など特定の操作を実 行するこ
キャッシュを破棄する場合、選択したオプションを確認するメッセージが表 示されます。キャッシュの保持を選択した場合、キャッシュが存在する間は 特定の操作が実行できないことを通知するメッセージが表示されます。OK をクリックして続行します。 保存キャッシュが存在する場合、仮想ディスクの新規作成など特定の操作は実行 できません。保存キャッシュが存在する間はこの操作を実行できないことを警告 するメッセージが表示されます。設定のクリアを選択した際に保存キャッシュが 存在する場合、すべての仮想ドライブのすべてのデータが失われ、保存キャッ シュが破棄されることを警告するメッセージが表示されます。 ファームウェアのアップグレード Dell SAS RAID Storage Manager では、コントローラのファームウェアを簡単 にアップグレードできます。最新のファームウェアパッケージは、 support.jp.dell.
トラブルの解決 お使いの Dell™ PERC 5/i、SAS 5/iR、PERC 6/i、または SAS 6/iR システムで Dell SAS RAID Storage Manager をインストールする際にサポートが必要な場 合、お客様の Dell 技術サービス担当者にご連絡をいただくか、Dell サポートサ イト support.jp.dell.
Windows インストールエラーメッセージ Microsoft インストーラでは、Microsoft Windows オペレーティングシステム が稼動している Dell システムで Dell SAS RAID Storage Manager をインス トールする場合、インストールプロセス中にエラーメッセージが表示されること があります。エラーメッセージは非常に分かりやすく記載されています。これら のメッセージに関する詳細情報が必要な場合は、次の Microsoft Developers Network(MSDN)ウェブサイトでインストーラのエラーメッセージの一覧を参 照してください。 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/ en-us/msi/setup/windows_installer_error_messages.
表 7-1. Linux インストールエラーメッセージ ( 続き ) メッセージ 意味 Exiting installation. このメッセージはインストールの完了時に表 示されます。処置を行う必要はありません。 (インストールを終了しています。) RPM Installation Failed (RPM をインストールできませんでし た。) このメッセージは、何らかの理由でインス トールが失敗したことを示します。さらに メッセージテキストで失敗の原因が説明され ます。メッセージテキストを読んで、適切な 処置を行ってください。 その他の Dell SAS RAID Storage Manager の メッセージ 表 7-2 は、Dell SAS RAID Storage Manager によって表示されるその他の メッセージの一覧を表示し、その対応処置について説明します。 表 7-2.
表 7-2.
表 7-2. Dell SAS RAID Storage Manager のメッセージ ( 続き ) メッセージ 意味 処置 再構築の進行中は 再設定の実行中に Dell SAS 再設定が完了するのを待ってから、 操作を開始できま RAID Storage Manager で 動作を開始してください。 別の動作を開始しようとしま せん。 した。 設定ウィザードを閉じてから、もう ガイド設定が失敗 Dell SAS RAID Storage しました。 Manager がガイド設定を続 一度実行してください。 行できませんでした。このエ ラーは、ドライブが削除され た場合など、設定中に基礎と なるハードウェアリソースが 変更されたことにより発生し ます。例えば、ドライブが外 された場合。 Storelib の初期化 StoreLib(Dell SAS RAID Storage Manager が使用 に失敗しました support.jp.dell.
表 7-2.
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イベントおよびメッセージ この付録では、イベントログに表示されることがある Dell SAS RAID Storage Manager のイベントを一覧表示します。 Dell SAS RAID Storage Manager は、ワークステーションのすべてのコント ローラとそれに接続されているデバイスの、アクティビティおよびパフォーマン スをモニタします。初期化の開始などのイベントが発生すると、Dell SAS RAID Storage Manager ウィンドウの下部にあるログにイベントメッセージが表示さ れます。 イベントログに表示される各メッセージには、表 A-1 に示されるように、イベン トの重大度を示すエラーレベルが表示されます。 表 A-1.
表 A-2.
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イベントおよびメッセージ
用語集 Alarm Enabled(アラーム有効) コントローラのオンボードアラームが有効かどうかを示すコントローラのプロパ ティです。 Alarm Present(アラーム存在) コントローラにオンボードアラームが存在するかどうかを示すコントローラのプ ロパティです。アラームが存在し、かつ有効である場合、アラームは特定のエ ラー状態で警報を鳴らします。 BBU Present(BBU 存在) コントローラに停電時に電力を供給するオンボードバッテリバックアップユニッ トがあるかどうかを示すコントローラのプロパティです。 BGI Rate(BGI レート) 仮想ディスクのバックグラウンドでの初期化が実行されるレートを示すコント ローラのプロパティです。 BIOS Basic Input/Output System(基本入出力システム)の略。コンピュータの BIOS はフラッシュメモリチップに保存されています。BIOS は、マイクロプロ セッサとキーボード、ビデオアダプタなどの周辺機器間の通信、およびシステム メッセージなどのその他の機能をコントロールします。 Cache Flush Interval(キャ
Coercion Mode(強制モード) 名目上同じサイズのディスクドライブをストレージ設定で使用可能にするために、 強制されたサイズを示すコントローラのプロパティです。 Default Write Policy(デフォルトの書き込みポリシー) デフォルトの書き込みポリシーがライトスルーまたはライトバックのいずれであ るかを示す仮想ディスクのプロパティです。ライトバックモードでは、コント ローラキャッシュがトランザクションのデータすべてを受け取ると、コントロー ラがデータ転送完了信号をホストに送信します。ライトスルーモードでは、ディ スクサブシステムがトランザクションのデータすべてを受け取ると、コントロー ラがデータ伝送転送完了信号をホストに送信します。 Device ID(デバイス ID) メーカが設定したデバイス ID を示すコントローラまたは物理ディスクのプロパ ティです。 Device Port Count(デバイスポート数) コントローラのポート数を示すコントローラのプロパティです。 Disk Cache Policy(ディスクキャッシュポリシー) 仮想ディスクのキャッシュが有効、無効、または以前の
Name(名前) ユーザーが設定した仮想ディスクの名前を示す仮想ディスクのプロパティです。 non-redundant configuration(非冗長設定) 非冗長設定とは、2 つ以上の物理ディスクにデータのストライピングを行うが、 ディスクミラーリングやパリティは使用しない、RAID 0 の仮想ディスクです。 これにより、高いデータ処理能力が実現しますが、物理ディスクが故障した場合 に保護は提供されません。 NVRAM Non-volatile random access memory(不揮発性 RAM)の略。電源が切れた 場合でも保存データが損失しないストレージシステムです。NVRAM は、RAID コントローラでファームウェアと設定データを保存するために使用されます。 NVRAM Present(NVRAM 存在) コントローラに NVRAM が存在するかどうかを示す コントローラのプロパティです。 NVRAM Size(NVRAM サイズ) コントローラの NVRAM のサイズを示すコントローラのプロパティです。 Physical Drive State(物理ドライブの状態) ドライブのステータ
• Missing(不明): オンラインであったが、そのロケーションから削除され た物理ディスク。 • Offline(オフライン): 仮想ディスクの一部であるが、RAID 設定に関係す るデータが無効になっている物理ディスク。 • None(なし): フラグ設定がサポートされていない物理ディスク。削除の 準備動作が完了した、Un-configured Good(非設定良好)またはオフラ インの物理ディスク。 Physical Drive Type(物理ドライブのタイプ) ドライブの特徴を示す物理ドライブのプロパティです。 Product Info(製品情報) ベンダーが設定したドライブの型式番号を示す物理ディスクのプロパティです。 Product Name(製品名) コントローラの製造名を示すコントローラのプロパティです。 RAID 複数の独立したディスクドライブのグループで、データの保存とアクセスに使用 されるディスクの数を増やすことで高性能を実現します。RAID ディスクグルー プにより、入出力(I/O)のパフォーマンスおよびデータ可用性が高まります。 ディスクドライブのグループは、単一の
RAID 5 RAID 5 は、3 つ以上のディスクドライブに対してデータのストライピングとパリ ティデータを使用し(分散パリティ)、特にランダムアクセスを必要とするアプリ ケーションで高いデータ処理能力とデータ冗長性を実現します。PERC 5/i コント ローラおよび PERC 6/i コントローラは、RAID 5 をサポートします。 RAID 6 RAID 6 は、4 つ以上のディスクに対してデータのストライピングとデュアルパリ ティを使用し(分散パリティ)、特にランダムアクセスを必要とするアプリケー ションで高いデータ処理能力とデータ冗長性を提供します。RAID 6 は、2 台の ディスクドライブの故障にも耐えられます。PERC 6/i コントローラは、RAID 6 をサポートします。 RAID 10 RAID 10 は、RAID 0 と RAID 1 を組み合わせたもので、ミラーリングされた範 囲に対してデータをストライピングします。それにより、高いデータ処理能力と 完全なデータ冗長性を実現します。PERC 5/i コントローラおよび PERC 6/i コン トローラは、RAID 10 をサ
Raw Size(未処理サイズ) 強制モードが適用されてサイズが縮小される前の、ドライブの実際の全サイズを 示す物理ドライブのプロパティです。 Read Policy(読み取りポリシー) コントローラの属性で、現在の読み取りポリシーのモードを示します。Always read ahead(常時読み取り先行)モードでは、コントローラは要求されたデー タに先行してデータを連続的に読み取り、データがすぐに必要になることを予期 して、追加データをキャッシュメモリに格納します。これにより、連続データの 読み取りは速くなりますが、ランダムデータのアクセスはほとんど改善されませ ん。No read ahead(非読み取り先行)モードでは、読み取り先行機能は無効に なります。Adaptive read ahead(適応読み取り先行)モードでは、最近の 2 つのディスクアクセスが連続セクタで発生した場合に、コントローラは読み取り 先行の使用を開始します。読み取り要求がランダムになると、コントローラは非 読み取り先行モードに戻ります。 reclaim virtual disk(仮想ディスクの返還) 新規仮想ディスクの設定を取り消す
SCSI Device Type(SCSI デバイスのタイプ) ディスクドライブなどのデバイスのタイプを示す物理ドライブのプロパティです。 Serial No.
アダプタ あるバスまたはインタフェースのプロトコルを別のプロトコルに変換して、コン ピュータシステムが周辺機器にアクセスできるようにするデバイスです。アダプ タは特殊機能を提供することもあります。例えば、RAID コントローラは RAID 機能を提供するアダプタの一種です。アダプタはシステム基板上に存在するか、 アドインカードの形で提供されることがあります。その他のアダプタの例として、 ネットワークアダプタや SCSI アダプタがあります。 アレイ ディスクグループを参照してください。 オフライン 物理ディスクが仮想ディスクの一部であっても、そのデータが仮想ディスクに対 してアクセス不能の場合、この物理ディスクの状態はオフラインです。 仮想ディスク(VD) RAID コントローラによって 1 つ、または複数の物理ディスクから作成されたス トレージユニットです。仮想ディスクは複数の物理ディスクから作成されている 場合でも、オペレーティングシステムには単一のディスクと見なされます。使用 する RAID レベルに応じて、仮想ディスクはディスクが故障した場合に備えて、 冗長データを維持することができます。
キャッシング 高速メモリバッファを使用して、コンピュータシステムの読み書き性能全体を高 速化する処理です。このキャッシュへのアクセスは、ディスクサブシステムより 高速です。読み取り性能を改善するため、通常、キャッシュには最後にアクセス されたデータのほか、隣接するディスクセクタのデータが格納されます。また、 書き込み性能を改善するため、キャッシュは、ライトバックポリシーに従って一 時的にデータを格納できます。 現在の書き込みポリシー 仮想ディスクが現在ライトバックまたはライトスルー のいずれのモードをサポー トしているかを示す仮想ディスクのプロパティです。 • ライトバックモードでは、コントローラキャッシュがトランザクションの データすべてを受け取ると、コントローラがデータ転送完了信号をホストに 送信します。 • ライトスルーモードでは、ディスクサブシステムがトランザクションのデー タすべてを受け取ると、コントローラがデータ伝送転送完了信号をホストに 送信します。 高速初期化 仮想ディスクの最初と最後のセクタに素早くゼロを書き込む初期化のモードです。 これにより、初期化がバックグラウンドで実行
再設定率 再設定動作が実行されるレートで、ユーザーが定義できます。 初期化 仮想ディスクのデータフィールドにゼロを書き込む処理で、フォールトトレラン トの RAID レベルでは、対応したパリティを生成して仮想ディスクを Ready(実 行可能)状態にします。初期化により、物理ディスクの既存のデータはすべて消 去されます。ディスクグループは初期化を行わなくても機能しますが、パリティ フィールドが生成されていないため、整合性チェックは失敗することがあります。 巡回読み取り ドライブの故障やデータの損失につながる可能性がある物理ディスクのエラーに 関して、ストレージ設定内の物理ディスクをチェックする処理です。巡回読み取 り動作により、ホストがアクセスする前に物理ディスクで起こり得る問題を検出 でき、さらに問題を修正できる場合もあります。 これにより、通常の I/O 動作時のエラーリカバリが不要になり、システムパ フォーマンス全体が向上します。 巡回読み取り率 コンピュータシステムで巡回読み取り動作が実行されるレートで、ユーザーが定 義できます。 冗長設定 故障物理ディスクの再構築に使用可能な、ディスクグル
整合性チェック 冗長 RAID レベルの仮想ディスクですべてのストライプに整合性があることを確 認し、エラーを自動的に修正する操作です。RAID 1 のディスクグループでは、 この操作により各ストライプのミラーデータが正しいことが確認されます。 整合性チェック率 コンピュータシステムで実行される整合性チェックの動作レートです。 ディスクグループ RAID コントローラに接続されたディスクの論理グループで、ディスクグループ 内のすべての仮想ディスクがディスクグループ内のすべての物理ディスクを使用 するように、1 つ以上の仮想ディスクを作成することができます。 ディスクサブシステム ディスクと、ディスクを制御して 1 つ以上のコントローラに接続するハードウェ アの集まりです。ハードウェアにインテリジェントコントローラを組み込むか、 またはディスクを直接システム I/O バスコントローラに接続することができます。 デバイスドライバ プリンタなどのデバイスをオペレーティングシステムが制御できるようにするた めのソフトウェアです。多くのデバイスは、コンピュータに正しいドライバが インストールされていない場合、
フォールトトレランス フォールトトレランスとは、ディスクグループ内で 1 つのドライブが故障しても、 データの整合性および処理能力を損なうことなく動作を継続できるディスクサブ システムの機能のことです。RAID レベル 1、5、6、10、50、および 60 は、 フォールトトレラントです。 物理ディスク(PD) 不揮発性で、ランダムアドレス指定可能な、データ保存用のデバイスです。物理 ディスクは再書き込み可能で、一般にディスクドライブと呼ばれます。 ホール Dell SAS RAID Storage Manager において、ホール とは、仮想ディスクを定 義するために使用可能なディスクグループ内の空き領域の一角のことです。 ホストインタフェース コンピュータホストシステムが使用するインタフェースのタイプを示すコント ローラのプロパティです。例えば、PCIX があります。 ホストシステム コントローラが取り付けられているコンピュータシステムのことです。メインフ レーム、ワークステーション、およびスタンドアロンデスクトップシステムは、 すべてホストシステムと見なすことができます。 ホットスペア 仮
ミラーリング 2 つの物理ディスクを使用して、一方の物理ディスクの正確なコピーを他方の物 理ディスクに維持することによって、完全なデータ冗長性を提供する処理です。 一方の物理ディスクが故障しても、他方の物理ディスクの内容を使用できるため、 システムの整合性を保ち、故障した物理ディスクを再構築できます。 ライトスルー ライトスルーキャッシングモードでは、ディスクサブシステムがデータをすべて 受け取ってディスクへの書き込みトランザクションを完了すると、コントローラ がデータ転送完了信号をホストに送信します。 ライトバック ライトバックキャッシッシングモードでは、コントローラキャッシュがディスク 書き込みトランザク ションのデータをすべて受け取ると、コントローラがデータ転送完了信号をホス トに送信します。データは、コントローラで設定されたポリシーに従って、ディ スクサブシステムに書込まれます。これらのポリシーには、ダーティ / クリーン キャッシュラインの量、使用可能なキャッシュラインの数、および最後のキャッ シュフラッシュからの経過時間が含まれます。 ライブラリ 他のソフトウェアモジュールによって使用され
用語集
Printed in China. Printed on Recycled Paper.
Printed in Malaysia.