Users Guide
54 ストレージ設定の保守と管理
トレーニングを受けたサービス技術者以外は、システムカバーを外してシス
テム内部のコンポーネントに触らないでください。認定サービス技術者の方
は、何らかの手順を実行する前に、安全上の注意事項、
コンピュータ内部での作業、および静電気放出の防止について『製品情報ガ
イド』を参照してください。
3
システムをシャットダウンして、電源ケーブルを外し、コンピュータケース
を開けます。
4
故障ディスクドライブを同じ容量の新規ドライブと交換します。
5
コンピュータケースを閉じ、電源ケーブルを取り付けて、コンピュータを再
起動します。
6
Dell SAS RAID Storage Manager
を再起動します。
新規ドライブがスピンアップすると、ドライブアイコンが通常の状態に戻
り、再構築プロセスが自動的に開始されます。
Group Operations
(グ
ループ動作)
→
Show Progress
(進行状況の表示)を選択すると、
Group Show Progress
(グループの進行状況の表示)ウィンドウで再構築
の進行状況をモニタできます。
ドライブをオフラインまたは不明にする
現在冗長設定の一部であるディスクドライブを別の設定に使用する場合、
Dell
SAS RAID Storage Manager
のコマンドを使用して、最初の設定からディスク
ドライブを削除することができます。この操作を実行すると、
そのドライブのす
べてのデータが失われます
。
仮想ディスクのデータを損なうことなく設定からディスクドライブを削除するに
は、次の手順を実行します。
1
Dell SAS RAID Storage Manager
ウィンドウの左パネルで、冗長仮想
ディスク内のディスクドライブのアイコンを右クリックします。
2
ポップアップメニューから
Make drive offline
(ドライブをオフライン
にする)を選択します。ディスクドライブのステータスがオフラインに変わ
ります。
3
もう一度ディスクドライブアイコンを右クリックして、
Mark physical
disk as missing
(物理ディスクを不明としてマークする)を選択します。
4
File
(ファイル)
→
Rescan
(再スキャン)と選択します。ディスクドラ
イブのステータスが
UNCONFIGURED & GOOD
(非設定
&
良好)に変わ
ります。この時点でこのディスクドライブのデータは無効になります。
5
必要に応じて、ディスクドライブを削除した仮想ディスクにホットスペア
ディスクを作成します。(ホットスペアディスクの追加を参照してくださ
い。)