Users Guide
ストレージ設定の保守と管理 55
ホットスペアが使用可能になると、仮想ディスクのデータが再構築されま
す。この時点で削除したディスクを他の設定に使用できます。
メモ : Dell SAS RAID Storage Manager は、仮想ディスク内の故障ディスクドライ
ブを検出すると、そのドライブをオフラインにします。この場合、そのディスクド
ライブを取り外して交換する必要があります。
Mark physical disk as missing
(物理ディスクを不明にマークする)および Rescan(再スキャン)コマンドを使用
しても、このドライブを他の設定に使用することはできません。
固定キャッシュの保存
仮想ディスクがオフラインになるか、何らかの理由で削除された場合、ファーム
ウェアによって仮想ディスクの不正キャッシュが保存されます。この保存された
不正キャッシュは固定キャッシュと呼ばれ、仮想ディスクをインポートするまで、
またはキャッシュを破棄するまで保存されます。
メモ : 固定キャッシュ情報は、PERC 6 コントローラのみに適用されます。
メモ : 固定キャッシュが存在すると、仮想ディスクの新規作成など特定の操作を実
行することができません。
さらに、固定キャッシュが存在する限り、サーバーを再起動させてもオペレーティ
ングシステムは起動しません。固定キャッシュを削除するか、固定キャッシュを持
つ仮想ディスクをインポートするまではこの手順を実行できないことを通知する
メッセージが表示されます。
外部設定が存在する場合、保存キャッシュを破棄する前に外部設定をインポート
することをお勧めします。そうしなかった場合、外部設定に属するデータを喪失
する可能性があります。
次の手順を実行して、仮想ディスクをインポートするか、固定キャッシュを破棄
するかを選択します。
1
Dell SAS RAID Storage Manager
ウィンドウの左パネルで
Logical
(論
理)タブを選択し、コントローラアイコンをクリックします。
2
右パネルで
Operations
(動作)タブを選択します。
3
Manage Preserved Cache
(保存キャッシュの管理)を選択します。
4
Go
(実行)をクリックします。
保存キャッシュを破棄する前に、既存の外部設定のインポートを勧めるメッ
セージが表示されます。固定キャッシュを破棄する前に外部設定をインポー
トしない場合、外部設定に属するデータを喪失する可能性があります。続行
するかどうかを確認します。次に、
Manage Preserved Cache
(保存
キャッシュの管理)画面に影響を受ける仮想ディスクが表示されます。
5
Manage Preserved Cache
(保存キャッシュの管理)画面で、キャッ
シュを破棄するかどうかを選択します。キャッシュを破棄するか、
Cancel
(キャンセル)を押して
Preserved Cache Retained
(保存キャッシュ
の保持)ダイアログボックスを表示できます。