Dell SAS 5/iR Integrated / アダプタ ユーザーズガイド Model UCS-51 w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
Dell SAS 5/iR Integrated / アダプタ ユーザーズガイド w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモ、注意、警告 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明 しています。 警告:物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2005 ~ 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、Dell Precision、PowerEdge、および OpenManage は Dell Inc.
目次 警告:安全にお使いいただくための注意 安全について:全般 . . . . . . . . . . . 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 安全について:システム内部の作業を行う場合 . . . . . . . . . . . . 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 安全について:静電気障害への対処 1 概要 RAID について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Red Hat Enterprise Linux ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 23 24 . . . . . . . . . 24 ドライバディスケットの作成 . . . . . . . . . . . . . . . ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . アップデート RPM を使用したドライバのインストール . SUSE Linux Enterprise Server ドライバのインストール . 24 . . . . . 25 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 SAS 5/iR BIOS . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 POST メッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 カーネルのアップグレード . . .
6 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37 BIOS 起動順序 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37 一般的な問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37 物理ディスク関連の問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 設定ユーティリティのエラーメッセージ BIOS エラーメッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . 39 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40 A ファームウェアのアップデート . . . . . . . . . . . . . . . ファームウェアアップデートユーティリティ. B 困ったときは 43 . . . . . . . . . . . . .
C 認可機関の情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . FCC に関する注意事項(米国内のみ). FCC クラス B . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50 Industry Canada (Canada Only) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56 . . . . . . . .
警告:安全にお使いいただくための注意 ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の安全に関するガイドラインに従ってく ださい。 メモ:Dell™ PowerEdge™ システムまたは Dell Precision™ ワークステーションに付属の『製品情報ガイド』 に記載されている安全上その他の注意事項を参照してください。 安全について:全般 • サービスマークを確認し指示に従ってください。ユーザーマニュアルに記載されている以外の製品には触れないで ください。稲妻の絵の三角形の記号が付いたカバーを開けたり取り外したりしないでください。感電の危険性があ ります。トレーニングを受けたサービス技術者以外の方は、これらの実装部の部品には触れないでください。 • 次のいずれかの状況が発生した場合は、製品を電源コンセントから抜いて部品を交換するか、トレーニングを受けた サービス業者にご相談ください。 – 電源ケーブル、延長ケーブルまたはプラグが損傷した。 – 製品に異物が入った。 – 製品が水に濡れた。 – 製品を落下、または損傷した。 – 操作手順を実行しても、製品が
さらに、該当する場合には、以下の点にもご注意ください。 • ケーブルを外すときは、コネクタまたはストレインリリーフループの部分を持ち、ケーブルそのものを引っ張らない でください。ケーブルには、ロッキングタブのあるコネクタが付いているものもあります。このタイプのケーブルを 抜く場合は、ケーブルを抜く前にロッキングタブを押してください。コネクタを抜く際は、コネクタのピンを曲げな いようにまっすぐに引き抜きます。また、ケーブルを接続する際には、前もって両方のコネクタの向きが合っている ことを確認してください。 • 部品やカードの取り扱いには十分注意してください。カード上の部品や接続部分には触れないでください。カードを 持つ際は縁を持つか、金属製の取り付けブラケットの部分を持ってください。マイクロプロセッサチップなどの部品 を取り扱う際には、ピンには触れずに縁を持ってください。 安全について:静電気障害への対処 静電気放電(ESD)によってコンピュータの内部の電子部品が損傷するおそれがあります。ESD は一定の条件下で周辺機 器などの物体や人体に蓄積され、コンピュータなど別の物体に放電されることがあります。E
概要 Dell SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラは、内蔵 RAID 機能を備えたデルの次世代コ ントローラです。SAS テクノロジは旧世代の SCSI デバイスとの下位互換性を持ちません。 SAS 5/iR アダプタはハーフレングス、標準ハイト PCI-E カードですが、SAS 5/iR Integrated はプラットフォームハードウェアに組み込まれています。SAS 5/iR アダプタは、PCI-E x8 または x16 コネクタを備えたプラットフォームでサポートされています。 図 1-1 SAS 5/iR アダプタのハードウェアアーキテクチャ 2 1 1 SAS x4 内部コネクタ 2 PCI-E コネクタ 概要 9
RAID について RAID とは複数の独立した物理ディスクによるグループで、データの保存やデータへのアクセス に使用するドライブの数を増やすことでパフォーマンスを高めます。RAID ディスクのサブシス テムは、I/O パフォーマンスとデータの可用性を高めます。この物理ディスクのグループは、ホス トシステムからは、単一のストレージユニットまたは複数の論理ユニットとして認識されます。 複数のディスクに同時にアクセスできるため、データスループットが向上します。RAID システム を使用することで、データストレージの可用性とフォールトトレランスも向上します。 RAID レベル オンボードストライピング(RAID 0)では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなフ ァイルを扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループットを実現します。 内蔵ミラーリング(RAID 1)ではディスクミラーリングを使用し、1 つの物理ディスクに書き込ま れるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込まれます。このタイプの RAID は、大容量を必要 としない代わりにデータの完全な冗長性を必要とする小型のデータベースそ
図 1-2 オンボードストライピング(RAID 0)の例 ストライプエレメント 1 ストライプエレメント 5 ストライプエレメント 9 ストライプエレメント 2 ストライプエレメント 6 ストライプエレメント 10 ストライプエレメント 3 ストライプエレメント 7 ストライプエレメント 11 ストライプエレメント 4 ストライプエレメント 8 ストライプエレメント 12 内蔵ミラーリング 内蔵ミラーリング(RAID 1)では、1 台のディスクに書き込まれるデータが同時に別のディスクに も書き込まれます。あるディスクに障害が発生しても、別のディスクを使用してシステムの動作を 続行し、障害の発生した物理ディスクをリビルドできます。内蔵ミラーリングの最も大きな利点は、 100 % のデータ冗長性が実現することです。ディスクの中身が 2 台目のディスクに完全に書き込ま れるため、1 台のディスクに障害が発生しても問題とはなりません。両方のディスクに常に同じ データが格納されているからです。どちらの物理ディスクも動作ディスクとして機能します。 メモ:ミラーリングされた物理ディスクは、読み込みの負荷分散によ
12 概要
SAS 5/iR の機能 本項では、Dell SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラの仕様について説明します。 次の表では、SAS 5/iR アダプタと SAS 5/iR Integrated の仕様を比較します。 表 2-1 SAS 5/iR の仕様 仕様 SAS 5/iR アダプタ SAS 5/iR Integrated SAS テクノロジ ○ ○ x4、x8 または x16 PCI Express ホストインタフェースのサ ポート ○ ○ フォームファクター 標準ハイト、ハーフレングス PCI アダプタ - LSI SAS 1068 LSI SAS 1068 コアスピード:255 MHz コアスピード:255 MHz 動作電圧の要件 +12V、+3.3V、+3.3Vaux +12V、+3.3V、+3.
表 2-1 SAS 5/iR の仕様 (続き) 仕様 SAS 5/iR アダプタ Windows ミニポートのインタ フェース Storport、SCSIport (Windows 2000 および XP 32 ビットのみ) Linux 用の対応ドライバ ○ ○ デル準拠 SAS および SATA との互換性 ○ ○ デル準拠の物理ディスク デル準拠の物理ディスク 端末デバイスのホットプ ラグ / ホットリムーブ ○ ○ 管理アプリケーションに よる SMART エラーサポート ○ ○ ハードウェアベースの RAID RAID 0、RAID 1 RAID 0、RAID 1 ストレージ管理ソフトウェア OpenManage Storage Services、 OpenManage Storage Services、 SAS RAID Storage Manager SAS RAID Storage Manager 内蔵テープドライブのサポート ○ デル対応の直接接続端末 デバイス 14 Storport、SCSIport (Windows 2000 および
ハードウェアの取り付け 本章では、Dell SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR アダプタの取り付け方について説明します。 メモ:SAS 5/iR Integrated はシステムのマザーボードに組み込まれており、取り付け作業は不要です。 説明については、お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または『ユーザーズ ガイド』を参照してください。 SAS 5/iR アダプタの取り付け 警告:一部のシステムでは、システムのカバーを取り外して、システム内部に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者の方だけが行ってください。安全上の注意、コンピュータ内 部の作業、および静電気障害への対処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』 を参照してください。 1 SAS 5/iR アダプタを開梱して損傷がないかどうかを確認します。 メモ:コントローラに損傷がある場合は、デルにお問い合わせください。 2 システムの電源を切り、システムに接続されている周辺機器の電源を切って、電源コンセ ントから抜きます。電源ユニットの詳細については、お使いのシステムの『ハードウェア オーナーズマ
図 3-1 SAS 5/iR アダプタの取り付け 1 5 2 4 3 1 4 16 ブラケットのネジ 2 SAS 5/iR アダプタ PCI ブラケット 5 フィラーブラケット 3 PCI-E スロット 7 ブラケットのネジがあればそれを締め、またはシステムの固定クリップを使用して、コント ローラをシステムのシャーシに固定します。 8 端末デバイスまたはシステムのバックプレーンからのケーブルをコントローラに接続します。 図 3-2 を参照してください。 ハードウェアの取り付け
図 3-2 ケーブルの接続 3 1 2 1 9 10 SAS 5/iR アダプタ 2 SAS x4 内部コネクタ 3 ケーブル システムカバーを取り付けます。システムカバーの取り付けの詳細については、お使いのシ ステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または『ユーザーズガイド』を参照してく ださい。 電源ケーブルとネットワークケーブルを取り付けてから、システムの電源を入れます。 メモ:ハードドライブとテープドライブを同一の SAS 5/iR アダプタに接続しないでください。 メモ:SAS 5i/R コントローラをテープドライブに接続する方法については、システムの『ハードウェ アオーナーズマニュアル』を参照してください。 ハードウェアの取り付け 17
18 ハードウェアの取り付け
ドライバのインストール Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラが Microsoft® Windows®、Red Hat® Enterprise Linux、および SUSE® Linux で動作するには、ソフトウェアドライバが必要です。 本章では、以下の OS 用のドライバをインストールする手順を説明します。 • Microsoft Windows 2000 Server シリーズ • • Microsoft Windows Server® 2003 Server シリーズ Microsoft Windows XP • Red Hat Enterprise Linux バージョン 3、4、および 5 • • SUSE Linux Enterprise Server バージョン 9 および 10 Windows Vista™ 本章では、ドライバをインストールする次の 4 つの方法について説明します。 • OS のインストール中 • 既存の OS に新しい SAS 5/iR コントローラを追加した後 • 既存のドライバのアップデート • Dell Pre
Windows OS のインストール中にドライバをインス トールする方法 メモ:Windows Vista™ の場合は、このドライバはネイティブなのでインストールが不要です。 Windows OS のインストール中にドライバをインストールするには、次の手順を実行します。 1 『Microsoft® Windows Installation CD』を使用してシステムを起動します。 2 Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver(サードパーティの SCSI または RAID ドライバをインストールする場合は F6 を押してください)というメッセー ジが表示されたら、すぐに を押します。 システムにコントローラを追加するよう求める画面が数分以内に表示されます。 3 を押します。 ドライバディスケットの挿入を求めるプロンプトが表示されます。 4 ドライバディスケットをディスケットドライブに挿入して、 を押します。 SAS 5/iR ドライバの一覧が表示されます。 5 適切なドライバを選
4 新しいハードウェアの検出ウィザード が表示され、検出されたハードウェアデバイスを表示 します。 メモ:一部の Windows OS では、最初の 新しいハードウェアの検出 画面で、検出されたデバイ ス用の適切なドライバを検索するためにインターネットへの接続が要求される場合があります。 いいえ、今回は接続しません を選択します。 5 次へ をクリックします。 6 デバイスドライバを検索する画面で、デバイスに最適なドライバを検索する を選択し、次へ をクリックします。 7 ドライバファイルの場所を指定する画面で、適切なドライバパッケージを(ドライバディス ケットから)指定します。 8 次へ をクリックします。 9 ウィザードによって新しい SAS 5/iR コントローラにとって適切なデバイスドライバが検出され、 インストールされます。 10 完了 をクリックしてインストール作業を終了します。 11 システムを再起動します。 既存の Windows ドライバをアップデートする方法 システムにインストール済みの SAS 5/iR コントローラ用 Windows ドライバをアップデ
10 ウィザードの手順に従って、ディスケット内でドライバを検索します。 11 ディスケットからドライバファイルの名前を選択します。 メモ:Windows 2000 を実行しているシステムの場合は、適切な .
ドライバアップデートディスケットの作成 DUD を作成する前に、次のファイルが必要です。 メモ:これらのファイルは SAS 5/iR ドライバパッケージによってインストールされます。この時点で はユーザーは何もする必要がありません。 • ディレクトリ /usr/src/mptlinux-< ドライバのバージョン > には、ドライバのソースコード dkms.conf、およびドライバの仕様ファイルが含まれています。 • サブディレクトリ redhat_driver_disk には、DUD の作成に必要なファイルが含まれてい ます。必要なファイルは、disk_info、modinfo、modules.
アップデート RPM を使用したドライバのインストール 次の手順では、アップデート RPM を使用して Red Hat Enterprise Linux, AS(バージョン 3、4、5) および適切な RAID ドライバをインストールする過程を説明します。 RPM Package を DKMS Support と一緒にインストールする方法 1 DKMS が有効に設定されたドライバパッケージの Zip ファイルを解凍します。 2 コマンド rpm -Uvh を使用して DKMS パッケージをインストール します。 3 コマンド rpm -Uvh < ドライバパッケージ名 > を使用してドライバパッケージをインストー ルします。 4 システムを再起動して新しいドライバをロードします。 SUSE Linux Enterprise Server ドライバのインストール 本項の手順に従って、SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 9 および 10)のドライバをインス トールします。 メモ:SUSE Linux Enterprise Server
ドライバアップデートディスケットの作成 DUD を作成する前に、次のファイルが必要です。 メモ:これらのファイルは SAS 5/iR ドライバパッケージによってインストールされます。この時点で はユーザーは何もする必要がありません。 • ディレクトリ /usr/src/mptlinux-< ドライバのバージョン > には、ドライバのソースコード dkms.conf、およびドライバの仕様ファイルが含まれています。 • サブディレクトリ redhat_driver_disk には、DUD の作成に必要なファイルが含まれています。 必要なファイルは、disk_info、modinfo、modules.
5 Please insert the driver update floppy/CDROM(ドライバアップデートフロッピー / CD-ROM をセットしてください)というメッセージが表示されたら、OK をクリックします。 ディスケットからドライバが選択され、インストールされます。ドライバモジュールの説明 と共に、DRIVER UPDATE ADDED(ドライバのアップデートが追加されました)というメッ セージが表示されます。 6 OK をクリックします。 別のドライバアップデートメディアからインストールする場合は、次の手順に進みます。 7 PLEASE CHOOSE DRIVER UPDATE MEDIUM(ドライバアップデートメディアを選択して ください)というメッセージが表示されます。 8 別のドライバをロードする場合は、適切なドライバアップデートメディアを選択します。 ディスケットからドライバが選択され、インストールされます。 カーネルのアップグレード up2date ユーティリティを実行してカーネルをアップグレードする場合は、DKMS が有効に設定 されたドライバパッケージを再インス
SAS 5/iR BIOS Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラ(別名 CTRL-C)の BIOS には、次の機能が あります。 • 複数の SAS 5 アダプタのサポート • PMM(POST Memory Management)のサポート • RAID 構成ツール • ROM(Read-only memory)BIOS リカバリイメージ • POST ステータスエラーメッセージ • コンソールリダイレクションとの互換性 • POST からアクセス可能なテキストベースの設定ユーティリティ(CTRL-C) POST メッセージ BIOS は POST 中に、SAS 5/iR コントローラのステータス情報と識別情報を示すメッセージを 表示し、また、POST プロセス中に検出されたエラーも表示します。 POST メッセージには、一連の情報が表示されます。BIOS POST 識別バナーには、BIOS ID、 著作権情報、およびコントローラのバージョンがプリントされます。バナーには、初期化時に 検出されたコントローラとデバイスの一覧が、階層式に表示されます。B
設定ユーティリティ 設定ユーティリティの起動 1 システムを起動します。 2 POST 中にプロンプトが表示されたら、 を押します。 キーを押すタイミングが遅れて OS のロゴが表示されてしまったら、OS の起動が完了するまで そのまま待機します。その後、システムを再起動して、もう一度この操作を行ってください。 設定ユーティリティのメニュー画面が表示されます。 実行される機能 メモ:画面は階層式に分類されており、ナビゲーションのヒントが各画面の下に表示されます。 ユーティリティの詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 表 5-1 設定ユーティリティによって実行される機能 機能 説明 アダプタの一覧表示 システム内のすべての SAS 5/iR コントローラを一覧表示します。 グローバルプロパティ 設定ユーティリティの設定可能なグローバルプロパティすべてが一覧表 示され、値を設定することができます。 アダプタのプロパティ 選択した SAS 5/iR コントローラのプロパティを一覧表示します。 SAS トポロジ システム内の SAS 5/iR コントロー
設定ユーティリティのナビゲーション ナビゲーションのヒントは各画面の下に表示されます。ユーティリティではオンラインヘルプも利 用できます。画面は階層式に分類されています。 オンボード RAID 構成と管理画面 オンボード RAID(IR)構成と管理には多数の画面があり、どの画面も Adapter Properties (アダプタプロパティ)画面の RAID Properties(RAID プロパティ)を選択することでアクセ スできます。 • 現在設定済みの RAID 仮想ディスクがない場合は、RAID 仮想ディスクの作成を求めるプロン プトが表示されます。 • RAID 仮想ディスクが現在 1 つでも設定されている場合は、View Existing Array(既存アレ イの表示)を選択して仮想ディスクを管理するか、または適切な作成オプションを選択して新 しい仮想ディスクを設定します。 RAID 構成と管理プロパティエリアの画面は次のとおりです。 • Select New Virtual Disk Type(新しい仮想ディスクのタイプの選択) • Create New Virtual Disk
表 5-2 30 仮想ディスクフィールドの説明 フィールド 説明 Virtual Disk Type 作成する仮想ディスクのタイプ(IM または IS) Virtual Disk Size 仮想ディスクのサイズ(MB) Slot Num デバイスが設置されているスロット番号 Device Identifier デバイスの識別子 RAID Disk ディスクを RAID 仮想ディスクの一部とするかどうかを指定します(Yes または No)。 以下の状況では、このフィールドは薄いグレー表示になります。 • ディスクが RAID 仮想ディスク内で使用するための最小要件を満たしていない。 • プライマリ物理ドライブ上の既存のデータをミラーリングするには、ディスクの容 量が足りない。 • ディスクが別の仮想ディスクの一部に設定されている。 Pred Fail デバイス SMART がデバイスの障害を予測しているかどうかを示します。 Drive Status 物理ディスクドライブの状態 • Ok: オンラインで十分に機能している。 • Missing: 検出されない。 • Failed
View Virtual Disk(仮想ディスクの表示) View Virtual Disk(仮想ディスクの表示)画面では、現在の仮想ディスク構成を表示することが できます。 次の仮想ディスクを表示するには、 を押します。各仮想ディスクのプロパティの説明は、 上の表を参照してください。 Manage Virtual Disk(仮想ディスクの管理) Manage Virtual Disk(仮想ディスクの管理)画面は、現在の仮想ディスクを管理するために使 います。Synchronize Mirror(ミラーの同期化)、Activate Mirror(ミラーのアクティブ化)、 または Delete Virtual Disk(仮想ディスクの削除)を選択した場合は、「はい」には Y、「いいえ」 には N を押して選択を確認するよう求めるメッセージが表示されます。 表 5-3 仮想ディスクの管理フィールドの説明 フィールド 説明 Identifier 仮想ディスクの識別子 Type 仮想ディスクの RAID タイプ Scan Order 仮想ディスクのスキャン順序 Size (MB)
Exit(終了)画面 SAS BIOS 設定ユーティリティは正しく終了することが重要です。一部の変更は終了してはじめて有 効となるからです。Adapter List(アダプタの一覧)から を押して終了します。また、他の 画面を終了する際にも、ほとんどの場合に同様の終了画面が表示され、設定を保存できるように なっています。 設定作業の実行 オンボードストライピング仮想ディスクの作成 オンボードストライピング(IS)仮想ディスク(別名 RAID 0)では、複数の物理ディスクにまた がってデータをストライプすることができます。複数のディスクを組み合わせて 1 つの論理仮想 ディスクとして使用することで、ストレージの容量とパフォーマンスが向上します。以下の手順で、 現在仮想ディスクが設定されていない SAS 5/iR コントローラ上に IS 仮想ディスクを作成します。 1 設定ユーティリティの Adapter List(アダプタの一覧)からコントローラを選択します。 2 RAID Properties(RAID のプロパティ)オプションを選択します。 3 IS 仮想ディスクまたは IM 仮想デ
5 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes(変更を保存する)を選択 します。 6 を押して、仮想ディスクを作成すると既存のデータが失われることを了解します。仮想 ディスクの作成中、設定ユーティリティは停止します。 注意:IS の場合は、ディスクに障害が発生した場合にデータは保護されません。IS の主な用途は、 パフォーマンスの向上です。 メモ:RAID 仮想ディスク内のディスク数は、設定後は変更できません。 メモ:起動可能な OS がインストールされている仮想ディスクの最大サイズは、2 テラバイト(TB) です。これは OS の制限によるものです。アレイ(非起動用)の最大サイズは、16 テラバイト(TB) です。 内蔵ミラーリング仮想ディスクの作成 内蔵ミラーリング(IM)仮想ディスク(別名 RAID 1)では、1 台の物理ディスクから別の物理ディ スクにデータをミラーリングすることができます。複数のディスクを組み合わせて 1 つの論理仮想 ディスクとして使用することで、ストレージとしての信頼性が増します。以下の手順で、現在仮想 ディスクが設定されていない
6 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes(変更を保存する)を選択 します。 7 を押して、仮想ディスクを作成すると既存のデータが失われることを了解します。仮想 ディスクの作成中、設定ユーティリティは停止します。 メモ:IM を作成することで、1 台の物理ディスクに障害が発生した場合にデータを保護できます。 1 台のディスクに障害が発生した場合、物理ディスクを交換でき、データは新しい物理ディスクに 再度ミラーリングされ、データ保全性が維持されます。 メモ:起動可能な OS がインストールされている仮想ディスクの最大サイズは、2 テラバイト(TB) です。これは OS の制限によるものです。アレイ(非起動用)の最大サイズは、16 テラバイト(TB) です。 仮想ディスクのプロパティの表示 IS 仮想ディスクと IM 仮想ディスクのプロパティを表示するには、次の手順を実行します。 1 設定ユーティリティの Adapter List(アダプタの一覧)からコントローラを選択します。 2 RAID Properties(RAID のプロパティ)オプションを選択
仮想ディスクのアクティブ化 たとえば、仮想ディスクを 1 つの SAS 5/iR コントローラから取り外して別のコントローラまたはコ ンピュータに移動すると、仮想ディスクは非アクティブになります。Activate Mirror(ミラーの アクティブ化)オプションを使用すると、システムに追加されている非アクティブな仮想ディスク を再アクティブ化できます。このオプションは、選択した仮想ディスクが現在非アクティブである 場合にのみ使用できます。 1 Activate Mirror(ミラーのアクティブ化)を選択します。 2 アクティブ化を続行するには Y を、中止するには N を押します。 少しの間をおいて、仮想ディスクがアクティブになります。 メモ:移行した仮想ディスクのアクティブ化は、移行される仮想ディスクが最適な状態で、すべての 物理ディスクが含まれている場合にのみサポートされます。 仮想ディスクの削除 注意:仮想ディスクを削除する前に、削除しない方の仮想ディスクの全データのバックアップを必ず 取っておいてください。 選択した仮想ディスクを削除するには、次の手順を実行します。 1 Delete Vir
36 SAS 5/iR BIOS
トラブルシューティング Dell SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラで発生した問題についてサポートを受けるに は、デルにお問い合わせください。または、デルサポートサイト support.dell.
物理ディスク関連の問題 表 6-2 38 物理ディスクの問題 問題 推奨されるソリューション システムが SAS 5/iR コントローラから 起動しない。 起動ディスクが ID の最も低いコントローラに接続されてい ることを確認し、システム BIOS 内のコントローラと物理 ディスクの起動順序を確認します。 メモ:起動デバイスの選択については、システムのマ ニュアルを参照してください。 POST 中に物理ディスクが列挙されない。 • 設定ユーティリティを開き、ディスクが SAS トポロジ内 に列挙されていないことを確認する。 • ケーブルの接続を確認する。 • 物理ディスクを装着しなおす。 • ケーブルをチェックし、装着しなおす。 アレイ内の物理ディスクの 1 台に "Failed" のステータスが表示される。 • SAS ケーブルをチェックする。 • 物理ディスクを装着しなおす。 • エンクロージャまたはバックプレーンに損傷がないか チェックする。 • 問題が解決しない場合は、デルにお問い合わせください。 内蔵ミラーリング(IM)仮想ディスク がリビルドされない。 • 設定ユーティリ
設定ユーティリティのエラーメッセージ メモ:これらのエラーメッセージは、設定ユーティリティ内に表示されます。以下のいずれかのメッ セージが表示されたら、システムを再起動し、再試行してください。 表 6-3 設定ユーティリティのエラーメッセージ メッセージ 意味および推奨されるソリューション An error occurred while reading non-volatile settings. ファームウェアから多数の設定のいずれかを読み込んで いる際にエラーが発生しました。コントローラを装着し なおし、再起動します。 An error occurred while reading current controller settings. コントローラのセットアップと初期化が失敗しました。 システムを再起動します。 Advanced Device Properties settings not found.
BIOS エラーメッセージ 表 6-4 BIOS エラーメッセージ メッセージ 意味 Press to Enable BIOS BIOS が無効になっている場合、設定ユーティリティを起動 して有効に設定するオプションが示されます。設定ユー ティリティで設定を Enabled(有効)に変更することがで きます。 Adapter at Baseport xxxx is not responding where xxxx is the baseport of the controller 何らかの理由でコントローラが反応しないものの、BIOS によって検出される場合、この警告が表示され、続行され ます。システムをシャットダウンし、コントローラを装着 しなおしてください。このメッセージが再度表示された場 合は、デルにお問い合わせください。 Following SAS targets are not responding...
表 6-4 BIOS エラーメッセージ (続き) メッセージ 意味 Volume (xx:yy:zzz) is currently in state “STATE” 指定した仮想ディスクが最適でない場合、その現在の状態 を一覧表示します。状態には次の場合があります。 • INACTIVE(非アクティブ):仮想ディスクが非アクティ ブで、異質である可能性もあります。あるいは、以下に 述べる状態のいずれかである可能性もあります。 • DEGRADED(劣化):仮想ディスクは劣化状態にあり、 冗長性を失っています。 • RESYNCING(再同期化中):仮想ディスクの機能が低下 しており、現在リビルド中です。 • FAILED(障害発生):仮想ディスクにエラーが発生し、 障害状態にあります。 • MISSING(検出されない):記録は残っているものの、 仮想ディスクがもはや存在しません。 Device not available at この時点ではデバイスの準備ができていない可能性があり ます。デバイスは再試行されます。問題が解決しない場合 は、システムを再起動してください。 Spinning up t
表 6-4 BIOS エラーメッセージ (続き) メッセージ 意味 Memory allocation failed コントローラが、設定ユーティリティ、そのストリングファ イル、またはそのオプションファイルをロードするのに十 分なメモリを割り当てることができませんでした。システ ムを再起動します。 Invalid or corrupt image 設定ユーティリティ、そのストリングファイル、またはその オプションファイルのイメージの 1 つが破損しています。 BIOS を再ロードしてください。ファームウェアをリフラッ シュします。 Image upload failed 設定ユーティリティ、そのストリングファイル、またはその オプションファイルのイメージをアップロードできません でした。BIOS を再ロードしてください。ファームウェアを リフラッシュします。 Image not found 設定ユーティリティ、そのストリングファイル、またはその オプションファイルのイメージを検出できませんでした。 Unable to load LSI Configuration Utility 設定ユ
ファームウェアのアップデート Dell SAS(シリアル接続 SCSI)5/iR コントローラのファームウェアのアップデートは、ファー ムウェアをフラッシュすることで実行できます。ファームウェアのフラッシュはコントロー ラの使用中でも可能です。ファームウェアの変更を有効にするには、システムの再起動が必 要です。停電などが原因でファームウェアのフラッシュに失敗した場合、コントローラは ファームウェアの旧バージョンに戻ります。 メモ:コントローラの使用中にファームウェアをフラッシュする場合は、コントローラのパ フォーマンスが一時的に低下することがあります。 ファームウェアアップデートユーティリティ ファームウェアアップデートユーティリティは、さまざまな OS から実行できます。ファー ムウェアのフラッシュは自動化されており、ユーザーは何も行う必要がありません。ファー ムウェアフラッシュユーティリティは、『Dell™ PowerEdge™ Service and Diagnostic Utilities CD』に収録されています。 Dell Precision ワークステーションでは、OS からファームウェアアッ
44 ファームウェアのアップデート
困ったときは テクニカルサポートの利用法 警告:コンピュータカバーを取り外す必要がある場合は、まずすべてのコンセントからコン ピュータの電源ケーブルとモデムケーブルを取り外します。 技術上の問題でサポートが必要なときは、以下の手順に従ってください。 1 お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「システムのトラブル シューティング」に記載されている手順を最後まで実行します。 2 システム診断プログラムを実行して、表示された情報を記録します。 3 デルサポートサイト(support.dell.
テクニカルサポートとカスタマーサービス デルの製品に関するお問い合わせは、デルのテクニカルサポートをご利用ください。サポートス タッフはコンピュータによる診断に基づいて、正確な回答を迅速に提供します。 デルのテクニカルサポートにお問い合わせになる場合は、48 ページの「お問い合わせになる前に」 を参照してお住まいの地域の連絡先を確認するか、または support.dell.com にアクセスしてく ださい。 オンラインサービス デルのサポートサイトへは、support.dell.com でアクセスすることができます。また、 support.dell.com のサイトで表示された地図上のお住まいの地域をクリックすると、サポートサ イトへようこそ ページが開きます。お使いのシステムの情報を入力し、ヘルプツールおよび情報に アクセスします。 デルの製品とサービスについては、以下のウェブサイトを参照してください。 www.dell.com www.dell.com/ap(アジア / 太平洋諸国) www.dell.com/jp (日本) www.euro.dell.com.(ヨーロッパ) www.dell.
24 時間納期情報案内サービス 注文したデル製品の状況を確認するには、support.dell.com にアクセスするか、24 時間納期情 報案内サービスにお問い合わせください。電話サービスでは、録音された指示に従って、ご注文の 製品の納期を確認することができます。このサービスの電話番号は「デルの連絡先」を参照してく ださい。 Dell 企業向けトレーニング デルでは企業向けのトレーニングを実施しています。詳細については、www.dell.com/training を参照してください。このサービスは、ご利用いただけない地域があります。 ご注文に関する問題 欠品、誤った部品、間違った請求書などの注文に関する問題がある場合は、デルのカスタマーケア にご連絡ください。お電話の際は、納品書または出荷伝票をご用意ください。このサービスの電話 番号は「デルの連絡先」を参照してください。 製品情報 デルのその他の製品に関する情報や、ご注文に関しては、デルウェブサイト www.dell.
お問い合わせになる前に メモ:お電話の際には、エクスプレスサービスコードをご用意ください。エクスプレスサービスコー ドがあると、デルの電話自動サポートシステムによって、より迅速にサポートが受けられます。 メモ:デルサポートに連絡される際の電話番号とコードについては、お使いのシステムの『ハード ウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。 デルのテクニカルサポートにお問い合わせの際は、できればシステムの電源を入れて、システムの 近くから電話をおかけください。これは、キーボードからコマンドを入力したり、操作時に詳細情 報を読んでいただいたり、問題のあるシステム自体でなければ実行できないトラブルシューティン グ手順を試されるように、サポート担当者がお願いする場合があるためです。また、システムのマ ニュアルもご用意ください。 警告:システム内部の作業を行う前に、『製品情報ガイド』を参照して、安全に関する注意事項につ いて確認してください。 48 困ったときは
認可機関の情報 EMI(電磁波障害:Electromagnetic Interference)とは、自由空間に放射される信号や、電源コード、信号線などを伝 導する信号や放射電磁波のことで、無線航法やその他の安全が要求されるサービスを危険にさらしたり、認可された無 線通信サービスで著しい質の低下、電波妨害、通信の中断などの問題を発生させる原因となります。無線通信サービス には、AM/FM の民間放送、テレビ、および携帯電話の各種サービス、レーダー、航空交通管制、ポケットベル、パーソ ナル通信サービス(PCS)が含まれますが、これらに限定されません。これらの認可されたサービスは、コンピュータシ ステムを含むデジタル装置などの意図しない放射体とともに、電磁環境の一因となります。 EMC(電磁的両立性:Electromagnetic Compatibility)とは、多数の電子機器が同一の環境で共に正常に動作する 能力のことです。本コンピュータシステムは、認可機関の EMI に関する制限に準拠する設計がなされており、適合 していますが、設置条件によっては干渉が発生しないという保証はありません。この装置が無線通信サービ
FCC に関する注意事項(米国内のみ) FCC クラス B この装置は、ラジオ周波数のエネルギーを生成、使用、および放射する可能性があります。製造元のマニュアルに従わず にインストールし、使用した場合、ラジオおよびテレビ受信に電波障害を生じさせる場合があります。この装置はテスト の結果、FCC 規定の第 15 条に準拠したクラス B のデジタルデバイスに対する制限を満たすことが確認されています。 このデバイスは FCC 規定の第 15 条に準拠しています。デバイスの操作は、次の 2 つの条件の対象になります。 1 2 このデバイスが有害な電波障害を生じさせないこと。 好ましくない操作を引き起こす可能性のある電波障害を含め、このデバイスが受信した電波障害を受け入れること。 注意:FCC 規定には、デルによる明示的な承認のない変更や修正を行うと、この装置を操作する権限が取り消さ れることがあると定められています。 これらの制限は、この装置が住宅地域に設置された場合、有害な電波障害から適切に保護されるように設定されたもの です。ただし、特定の設置方法で電波障害が発生しないという保証はありません。この装置がラジ
Industry Canada (Canada Only) Industry Canada, Class B This Class B digital apparatus complies with Canadian NMB-003. NOTICE: The Industry Canada regulations provide that changes or modifications not expressly approved by Dell™ Inc. could void your authority to operate this equipment. CE Notice (European Union) This product has been determined to be in compliance with 73/23/EEC (Low Voltage Directive), 89/336/EEC (EMC Directive), and amendments of the European Union.
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用語集 本項では本書で使用される技術用語、略語の意味 を示します。 B BIOS Basic Input/Output System。システム内の OS の一部で、周辺機器に最低レベルのインタ フェースを提供します。BIOS は、RAID コント ローラなど、他のインテリジェントデバイス の Basic Input/Output System を指す場合も あります。 BIOS 設定ユーティリティ ユーザー設定できるコントローラパラメータ を設定し、保持します。コントローラ BIOS 内にあり、その動作はシステムの OS に依存し ません。Ctrl-C とも呼ばれる BIOS 設定ユーテ ィリティは、コントロールと呼ばれる要素に 基づいて構築されています。各コントロールが 1 つの機能を実行します。 D DUD Driver Update Diskette。DUD は通常のファイル として格納されるディスケットのイメージです。 これを使用するには、このファイルから本物の ディスケットを作成する必要があります。ディス ケットの作成手順は、イメージがどのようにして 提供されるかによって異なります。
P R PCI-EPCI Express RAID 既存の PCIPeripheral Component Interconnect バスを大きく改善した画期的なアップグレード。 PCI-E は、バスというよりもネットワークに近い 動作をするシリアル接続です。複数のソースか らのデータを 1 つのバスで処理するのではなく、 PCI-E には複数のポイントツーポイントのシリ アル接続を制御するスイッチが付いています。 これらの接続はスイッチからファンアウトし、 データ送信先のデバイスに直通します。各デバ イスが専用の接続を持っているため、通常のバ スのように帯域幅をデバイス間で共有する必要 はなくなりました。 PHY シリアルバスを介して転送されるデータパケッ トの送受信に必要なインタフェース。各 PHY は、デル認定の別の SATA デバイス上の PHY と接続することで、物理リンクの片側を形成で きます。物理リンクには 4 本のワイヤがあり、 このワイヤが 2 組の差分信号のペアを形成し ます。1 つの差分ペアが信号を送信し、他方の 差分ペアが信号を受信します。両方の差分ペア は同時に動作し、送受信
S SAS Serial Attached SCSI。検証済みの SCSI プロトコ ルセットを利用する、シリアルでポイントツー ポイントの、エンタープライズレベルのデバイ スインタフェースです。SAS インタフェースは、 パラレル SCSI と比較してパフォーマンスに 優れ、ケーブル接続が単純化され、コネクタが 小さく、ピンカウントが低く、所要電力も抑え られています。 SATA Serial Advanced Technology Attachment。物理 ストレージインタフェースの標準。デバイス間 のポイントツーポイント接続を提供するシリア ルリンクです。シリアルケーブルが薄くなって いるため、システム内の冷却効率が高まり、 シャーシの小型化が可能になります。 SCSI Small Computer System Interface。ハードド ライブ、フロッピーディスク、CD-ROM、プリ ンタ、スキャナ、その他さまざまなインテリ ジェントデバイスとコンピュータの間をシステ ムレベルでつなぐ、プロセッサから独立した標 準インタフェース。 SCSIport SCSIport ドライバは、Windows
X さ XP シリアルアーキテクチャ XP は Microsoft Windows の OS です。2001 年にリリースされたこの OS は、Windows 2000 のカーネルをベースとしており、旧バージョン の Windows よりも安定性と信頼性に優れて います。ユーザーインタフェースが改良されて いるほか、ワイヤレスネットワークへの接続に 使用されるプラグアンドプレイ機能など、モバ イル機能が追加されています。 デバイスの経路 1 つ当たりの帯域幅をパラレル アーキテクチャの場合よりも多くすることでパ フォーマンスを高めるテクノロジとして登場し ました。シリアルアーキテクチャの接続部は、 セルフクロッキング用の内蔵クロックを含む 1 組の伝送信号で構成されており、クロック速度 のスケーリングを容易にします。シリアルバス アーキテクチャはまた、パラレルバスのマルチ ドロップアーキテクチャとは対照的に、専用の ポイントツーポイントによるデバイス接続の ネットワークをサポートすることで、各デバイ スに総帯域幅を与え、バスアービトレーション を不要にし、待ち時間を短縮し、ホットプラグ およびホット
ストライピング ドライバ ディスクストライピングでは、仮想ディスク内 のすべての物理ディスクにまたがってデータが 書き込まれます。各ストライプは、連続パター ンを使用して、固定サイズのユニットで仮想 ディスク内の各物理ディスクにマッピングされ る連続した仮想ディスクデータのアドレスで構 成されています。たとえば、仮想ディスクに 5 台の物理ディスクが含まれている場合、ストラ イプは、どの デバイスドライバ略して「ドライバ」と呼ばれ ることが多いは、OS またはその他のプログラ ムが、プリンタやネットワーク PC カードなどの 周辺機器と正しくインタフェースできるように するプログラムです。デバイスドライバには、 ネットワークドライバのように、システム起動 時に config.sys ファイルから(device= statement で)ロードされるものや、(通常は autoexec.
物理ディスク 物理ディスクハードディスクドライブとも呼ば れますは、中心軸の周りを回転する 1 つまたは 複数の硬い磁気ディスク、および関連する読み 取り / 書き込みヘッドと電子機器で構成されてい ます。物理ディスクは、情報(データ)の格納 に使用され、データは不揮発性でランダムアク セスが可能なメモリスペースに保存されます。 フラッシュメモリ 単に「フラッシュ」と呼ばれることもあります。 書き換え可能、不揮発性で、コンパクトなソリッ ドステートのメモリデバイスで、電源がオフに なってもデータを保持します。アクセスタイムが 短く、消費電力が少なく、激しい衝撃や振動にも 比較的強いという特性があります。特殊なタイ プの EEPROM で、一度に 1 バイトずつではなく、 ブロック単位で消去と再プログラミングができ ます。多くの新型 PC は BIOS をフラッシュメモ リチップに格納しているため、必要に応じて容 易にアップデートできます。この種の BIOS は、 フラッシュ BIOS と呼ばれることがあります。 ホットプラグ / ホットリムーブ システムの通常の動作中にコンポーネントを着 脱することを言
索引 B S あ BIOS, 27 POST メッセージ , 27 障害コードメッセージ , 27 設定ユーティリティ , 28 SAS 5/iR BIOS, 27 SAS 5/iR Integrated, 9 SAS 5/iR アダプタ , 9 SAS 5/iR アダプタ の取り付け , 15 概要 , 9 機能 , 13 仕様 , 13 トラブルシュー ティング , 37 SAS 5 HBA 困ったときは , 45 SCSI コントローラ , 9 安全にお使いいただくための 注意 静電気障害への対処 , 8 E ESD, 8 P PCI-E コネクタ , 9 R RAID, 9-10 RAID 0, 10 RAID 1, 10 Red Hat Enterprise Linux, 19 ドライバディスケ ットの作成 , 22 ドライバの インストール , 23 W Windows, 19 ドライバ , 19 ドライバのアッ プデート , 21 い インストール Windows ドライバ , 20 ドライバ , 19 お オンボード RAID IM の作成 , 33 IS の作成 , 3
64 索引 オンボード RAID (続き) 仮想ディスクのプロ パティ , 34 仮想ディスクの リビルド , 35 仮想ディスクの管理 , 31 仮想ディスクの交換 , 35 仮想ディスクの削除 , 35 仮想ディスクの同期化 , 34 仮想ディスクの表示 , 31 構成 , 29 設定 , 32 内蔵ミラーリング , 11 と せ 取り付け SAS 5/iR アダプタ , 15 静電気放電 「ESD」を参照 設定ユーティリティ 概要 , 28 起動 , 28 実行される機能 , 28 ナビゲーション , 29 64 索引 トラブルシューティング , 37 BIOS エラーメッセージ , 40 BIOS 起動順序 , 37 設定ユーティリティのエ ラーメッセージ , 39 物理ディスクの問題 , 38 ドライバ Red Hat Enterprise Linux, 22 SUSE Linux Enterprise Server, 24 インストール , 19 ディスケットの作成 , 19 ふ ファームウェア アップデート , 43 アップデートユー ティリティ , 43