Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI) 6/iR Integrated / アダプタ ユーザーズガイド モデル UCS-61
Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI) 6/iR Integrated / アダプタ ユーザーズガイド モデル UCS-61 w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモ、注意、警告 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回 避するための方法を説明しています。 警告:物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示 しています。 ________________________________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2007 ~ 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい ます。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、Dell Precision、PowerEdge および OpenManage は Dell Inc.
目次 警告:安全にお使いいただくために. . . . . . . . . . . . . 7 安全について:一般的注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . 安全について:システム内部の作業を行う場合 安全について:静電気障害への対処:. 1 概要 . . . . . . 8 . . . . . . . . . . . 9 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID レベル RAID の用語 . 7 11 12 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 内蔵ストライピング . 内蔵ミラーリング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
4 ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . Windows ドライバのインストール . . . . . . . . . . . . . 24 ドライバメディアの作成 . . . . . . . . . . . . . . . インストール前の要件 . . . . . . . . . . . . . . . . Windows Server 2003 または Windows XP OS のイン ストール中にドライバをインストールする方法 . . . Windows Server 2008 または Windows Vista のイン ストール中にドライバをインストールする方法 . . . 新しい RAID コントローラ用に Windows Server 2003、 Windows Server 2008、Windows Vista、または Windows XP バージョンのドライバをインスト ールする方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
オンボード RAID 構成と管理画面 Select New Array Type . . . . Create New Array . . . . . . . View Array . . . . . . . . . . Manage Array . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 40 40 43 43 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45 Exit(終了)画面 . 設定作業の実行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 内蔵ストライピング仮想ディスクの作成 . . 内蔵ミラーリング仮想ディスクの作成 . . . 仮想ディスクのプロパティの表示 . . . . . 仮想ディスクの同期化 . . . . . . . . . . .
A ファームウェアのアップデート . . . . . . . . . . . ファームウェアアップデートユーティリティ . B 困ったときは . . . . . . . 61 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63 テクニカルサポートの利用法 . . . . . . . . . . . . . . . テクニカルサポートとカスタマーサービス オンラインサービス . . . . . . . . . . . . . 24 時間納期情報案内サービス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66 ご注文に関する問題 保証期間中の修理または返品について C 認可機関の情報 66 . . . . . . . . . . . . . . . . .
警告:安全にお使いいただく ために ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の安全に関す るガイドラインに従ってください。 メモ:Dell™ PowerEdge™ システムまたは Dell Precision™ ワークステー ションに付属のマニュアルに記載されている安全上その他の注意事項を参 照してください。 安全について:一般的注意 • サービスマークを確認し指示に従ってください。ユーザーマニュアルに記載されてい る以外の製品には触れないでください。稲妻の絵の三角形の記号が付いたカバーを開 閉しないでください。感電の危険性があります。トレーニングを受けたサービス技術 者以外の方は、これらの実装部の部品には触れないでください。 • 次のいずれかの状況が発生した場合は、製品を電源コンセントから抜いて部品を交換 するか、トレーニングを受けたサービス業者にご相談ください。 – 電源ケーブル、延長ケーブルまたはプラグが損傷した。 – 製品に異物が入った。 – 製品が水に濡れた。 – 製品が落下した、または損傷した。 – 操作手順を実行しても、製品が正しく作動し
安全について:システム内部の作業を行う 場合 システムカバーを取り外す前に、以下の手順を順番に行ってください。 警告:デルのマニュアルで別途指示されている場合を除き、システムのカバーを 取り外してシステム内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービ ス技術者だけが行ってください。 注意:システム基板から部品を取り外したり、周辺機器の接続を外す場合は、シ ステム基板の損傷を避けるために、システムの電源を切ったあと少なくとも 5 秒間 待ってください。 1 2 システムを含むすべての装置の電源を切ります。 3 作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部品を破損 する可能性のある静電気を除去してください。 4 システムと各装置の電源プラグをコンセントから外します。けがや感電の危険を防止 するために、すべての通信関連のケーブルをシステムから外します。 コンピュータ内部の部品に触れる前に、シャーシの塗装されていない金属面に触れ て、身体から静電気を除去します。 さらに、該当する場合には、以下の点にもご注意ください。 8 • ケーブルを外すときは、ケーブルそのも
安全について:静電気障害への対処: 静電気放電(ESD)によってコンピュータの内部の電子部品が損傷するおそれがあります。 ESD は一定の条件下で周辺機器などの物体や人体に蓄積され、コンピュータなど別の物体に 放電されることがあります。ESD による損傷を防ぐために、メモリモジュールなどのコン ピュータ内部の電子部品に触れる場合は、前もって静電気を身体から逃がしてください。ど の電子部品に触れる場合も、アース処理された金属(コンピュータの I/O パネルの塗装され ていない金属面など)に前もって触れることで、ESD による障害を防ぐことができます。コ ンピュータに(携帯情報端末を含む)周辺機器を接続する場合は、コンピュータに接続する 前に必ず作業者自身と周辺機器の両方の静電気を逃がしてください。また、コンピュータ内 部の作業を行う間にも定期的に I/O コネクタに触れて、身体に蓄積した静電気を逃がします。 さらに、静電気放電による損傷を防止するために、以下の手順を実行することもお勧めし ます。 • 静電気に敏感な部品を梱包箱から取り出す場合は、部品を取り付ける用意ができるま で、その部品を静電気防止梱包材か
10 安全にお使いいただくために
概要 Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラは、内蔵 RAID 機能を 備えたデルの次世代コントローラです。SAS テクノロジは旧世代の SCSI デバイスとの下位互換性を持ちません。SAS 6/iR コントローラは、 ブレードサーバーと Precision ワークステーションに使用される SAS 6/iR Integrated コントローラを除いて、すべてハーフレングス、標準ハイト の PCI-E カードです。SAS 6/iR コントローラは、PCI-E x4、x8 および x16 コネクタを備えたプラットフォームでサポートされています。 図 1-1.
RAID について RAID とは複数の独立した物理ディスクによるグループで、データの保存 やデータへのアクセスに使用するドライブの数を増やすことでパフォーマ ンスやデータの可用性を高めます。RAID ディスクのサブシステムは、I/O パフォーマンスとデータの可用性を高めます。物理ディスクグループは、 ホストシステムでは 1 台のストレージユニットとして認識されます。複 数のディスクに同時にアクセスできるため、データスループットが向上し ます。RAID システムを使用することで、データストレージの可用性と フォールトトレランスも向上します。 RAID レベル RAID 0 では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイル を扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループット を実現します。 内蔵ミラーリング(RAID 1)ではディスクミラーリングを使用し、1 つの 物理ディスクに書き込まれるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込 まれます。このタイプの RAID は、大容量を必要としない代わりにデータ の完全な冗長性を必要とする小型のデータベースその他のアプリケーショ ンに適してい
RAID の用語 内蔵ストライピング 内蔵ストライピング(RAID 0)を使用すると、1 台の物理ディスクだけで なく、複数の物理ディスクにまたがってデータを書き込むことができま す。内蔵ストライピングでは、各物理ディスクのストレージスペースが 64 KB のストライプにパーティション分割されます。これらのストライプ は、連続して、繰り返しインタリーブされます。1 台の物理ディスク上の ストライプの一部は、ストライプエレメントと呼ばれます。 たとえば、内蔵ストライピングのみを使用しているディスク 4 台のシステ ムでは、セグメント 1 はディスク 1 に、セグメント 2 はディスク 2 に、と いう具合に次々に書き込まれます。内蔵ストライピングによってパフォー マンスが向上するのは、複数のディスクに同時にアクセスが行われるから ですが、内蔵ストライピングではデータの冗長性は実現しません。図 1-2 は、内蔵ストライピングの一例を示したものです。 図 1-2.
内蔵ミラーリング 内蔵ミラーリング(RAID 1)では、1 台のディスクに書き込まれるデータ が同時に別のディスクにも書き込まれます。あるディスクに障害が発生し ても、別のディスクを使用してシステムの動作を続行し、障害の発生した 物理ディスクをリビルドできます。内蔵ミラーリングの最も大きな利点 は、100 パーセントのデータ冗長性が実現することです。ディスクの中身 が 2 台目のディスクに完全に書き込まれるため、システムは 1 台のディ スクの障害に耐えることができます。両方のディスクに常に同じデータが 格納されているからです。どちらの物理ディスクも動作ディスクとして機 能します。 メモ:ミラーリングされた物理ディスクは、読み込みの負荷分散により、 読み込みのパフォーマンスを高めることができます。 図 1-3.
SAS 6/iR の機能 本項では、Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラの仕様につ いて説明します。次の表では、SAS 6/iR アダプタと SAS 6/iR Integrated の仕様を比較します。 表 2-1. SAS 6/iR の仕様 仕様 SAS 6/iR アダプタ SAS 6/iR Integrated SAS テクノロジ ○ ○ x4、x8 または x16 PCI Express ホストイ ○ ンタフェースのサポート ○ フォームファクター 標準ハイト、ハーフレング ブレードサーバー(寸法が 業界規格と異なる)と一部 ス PCI アダプタ の Precision ワークステー ション(コントローラがマ ザーボードに内蔵されて いる)を除いて、すべての システムに標準ハイト、 ハーフレングス PCI LSI SAS 1068e LSI SAS 1068e コアスピード:255 MHz コアスピード:255 MHz 動作電圧の要件 +12V、+3.3V、+3.3Vaux +12V、+3.3V、+3.
表 2-1.
表 2-1.
18 SAS 6/iR の機能
ハードウェアの取り付け 本章では、Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR アダプタの取り付け方に ついて説明します。 メモ:SAS 6/iR Integrated がシステムのマザーボードに組み込まれている場 合、取り付け作業は不要です。手順については、お使いのシステムの 『ハードウェアオーナーズマニュアル』または『ユーザーズガイド』を参 照してください。 SAS 6/iR アダプタの取り付け 警告:一部のシステムでは、システムのカバーを取り外して、システム 内部に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービス技術者の方だけ が行ってください。どの手順を行う場合も、システムに付属しているガイ ドの安全にお使いいただくための注意事項を事前に参照してください。 1 SAS 6/iR アダプタを開梱して損傷がないかどうかを確認します。 メモ:コントローラに損傷がある場合は、デルにお問い合わせくだ さい。 2 システムおよび接続されている周辺機器の電源を切って、システム を電源コンセントから外します。電源ユニットの詳細については、 お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』または 『
5 選択した PCI-E スロットに SAS 6/iR アダプタを合わせます。 6 コントローラが PCI-E スロットに確実に装着されるまで、コントロー ラを注意深くしっかりと挿入します。図 3-1 を参照してください。 図 3-1.
7 ブラケットのネジがあればそれを締め、またはシステムの固定クリッ プを使用して、コントローラをシステムのシャーシに固定します。 8 端末デバイスまたはシステムのバックプレーンからのケーブルをコ ントローラに接続します。図 3-2 を参照してください。 図 3-2.
22 ハードウェアの取り付け
ドライバのインストール Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラが Microsoft® Windows®、Red Hat® Linux®、および SUSE® Linux で動作するには、 ソフトウェアドライバが必要です。 本章では、以下の OS 用のドライバをインストールする手順を説明します。 • Microsoft Windows Server® 2003 Server シリーズ • • Microsoft Windows Server 2008 Server シリーズ Microsoft Windows XP • Red Hat Linux バージョン 4 および 5 • • SUSE Linux Enterprise Server バージョン 10 Windows Vista™ 本章では、ドライバをインストールする次の 4 つの方法について説明し ます。 • OS のインストール中 • 既存の OS に新しい SAS 6/iR コントローラを追加した後 • 既存のドライバのアップデート • Dell Precision™ ワークステーションの『再
Windows ドライバのインストール 本項では、Windows ドライバをインストールする手順を説明します。 ドライバメディアの作成 ドライバメディアを作成するには、次の手順を実行します。 1 デルサポートサイト support.dell.com でシステムのダウンロード セクションを開きます。 2 最新の SAS 6/iR コントローラドライバを探してシステムにダウン ロードします。 3 デルサポートサイトの説明に従って、ドライバをメディアに解凍し ます。 インストール前の要件 OS をインストールする前に、次の準備を行ってください。 • OS のマニュアルセットに含まれている Microsoft の『はじめに』を お読みください。 • お使いのシステムに最新の BIOS、ファームウェア、およびドライバ のアップデート版がインストールされていることを確認します。必 要に応じて、デルサポートサイト support.dell.
Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからのドライバのダウン ロード 1 システムに Dell Systems Service and Diagnostics Tools メディアを セットします。 Welcome to Dell Service and Diagnostic Utilities (Dell Service and Diagnostic Utilities ユーティリティへようこそ) 画面が表示されます。 2 サーバーモデルと OS(Microsoft Windows Server 2003)を選択し ます。 3 Continue(続行)をクリックします。 4 表示されるドライバのリストから、必要なドライバを選択します。 自己解凍型 ZIP ファイルを選択し、Run(実行)をクリックします。 ドライバをディスケットドライブ、CD、DVD、または USB ドライブ にコピーします。必要なすべてのドライバについて、この手順を繰 り返します。 5 26 ページの「Windows Server 2003 または Windows X
5 ユーザーの選択した項目に該当するドライバが表示されます。利用 可能なリストから、必要なドライバをディスケットドライブ、USB ドライブ、CD、または DVD にダウンロードします。 6 26 ページの「Windows Server 2003 または Windows XP OS のインス トール中にドライバをインストールする方法」および 26 ページの 「Windows Server 2003 または Windows XP OS のインストール中にド ライバをインストールする方法」で説明されている OS のインストー ル中に Load Driver(ドライバをロードする)オプションで作成した メディアを使用して、大容量ストレージのドライバをロードします。 Windows Server 2003 または Windows XP OS のインストール中にド ライバをインストールする方法 OS のインストール中にドライバをインストールするには、次の手順を実 行します。 Microsoft Windows XP/Microsoft Windows Server 2003 メディアを 使用してシステムを起動しま
5 取り付けたコントローラ用の正しいドライバを選択し、 を 押してドライバをロードします。 メモ:Windows Server 2003 の場合、インストールしようとしている ドライバが既存の Windows ドライバよりも古いかまたは新しいこと を告げるメッセージが表示される場合があります。メディア上のド ライバを使用するには、 を押します。 6 もう一度 を押してインストールを通常どおりに続行します。 Windows Server 2008 または Windows Vista のインストール中にド ライバをインストールする方法 OS のインストール中にドライバをインストールするには、次の手順を実 行します。 1 Microsoft Windows Vista/Microsoft Windows Server 2008 メディア を使用してシステムを起動します。 2 “Where do you want to install Vista/2008” (Vista/2008 をどこにイ ンストールしますか ?)というメッセージが表示されるまで、画面の 指示に
新しい RAID コントローラ用に Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Vista、または Windows XP バージョンのド ライバをインストールする方法 Windows がインストール済みのシステムで RAID コントローラ用のドラ イバを設定するには、以下の手順を実行します。 1 システムの電源を切ります。 2 新しい RAID コントローラをシステムに取り付けます。 3 システムの電源を入れます。 Windows OS が新しいコントローラを検出し、そのことをユーザー に知らせるメッセージを表示します。 4 新しいハードウェアの検出ウィザード画面がポップアップし、検出 されたハードウェアデバイスを表示します。 メモ:Windows 2008/Vista には、SAS コントローラをサポートするデ バイスドライバが含まれています。新しいコントローラが自動的に 検出され、ドライバがインストールされます。Windows によってイ ンストールされたドライバのバージョンを確認し、必要に応じて アップデートします。 28 5 Ne
既存の Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows XP、 または Windows Vista バージョンのドライバをアップデートする 方法 システムにインストール済みの SAS 6/iR コントローラ用 Microsoft Windows ドライバをアップデートするには、次の手順を実行します。 メモ:ドライバをアップデートする前に、システム上のアプリケーショ ンをすべて閉じておくことが重要です。 1 スタート → 設定 → コントロールパネル → システム の順に選択し ます。 システムのプロパティ 画面が表示されます。 メモ:Microsoft Windows Server 2003 を実行しているシステムの場合 は、スタート → コントロールパネル → システム の順にクリックし ます。 2 ハードウェア タブをクリックします。 3 デバイスマネージャ をクリックします。 デバイスマネージャ 画面が表示されます。 メモ:デバイスマネージャは別の方法でも開くことができます。 Windows Explorer で “マイコンピュータ”を右クリッ
7 USB キーまたはその他のメディアを使用して、ドライバファイルを 利用可能にします。 8 一覧または特定の場所からインストールする を選択します。 9 次へ をクリックします。 10 ウィザードの手順に従って、ドライバファイルのある場所に移動し ます。 11 USB キーまたはその他のメディアから INF ファイルを選択します。 12 次へ をクリックし、ウィザードでインストール手順を続行します。 13 完了 をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動して変 更を有効にします。 Linux ドライバのインストール 本項の手順に従って Linux のドライバをインストールします。ドライバは 頻繁にアップデートされます。確実にドライバの最新バージョンを使用す るには、デルサポートサイト support.dell.
3 dd コマンドを使用してドライバアップデートディスクを作成しま す。目的にふさわしいイメージを使用します。 dd if=
- of=/dev/fd0 メモ:dcopynt プログラムを使用して Windows システム上にドライバ アップデートディスクを作成できます。 メモ:出力ファイル “of”は、お使いの OS がフロッピードライバを どうマップするかによって異なる場合があります。“dd”コマンドを 実行するのに、フロッピードライブをマウントしておく必要はあり ません。 4 本項で後述しているように、このディスケットを OS のインストール に使用します。 DKMS を使用したドライバアップデートディスケットの作成 DKMS ツールを使用して DUD を作成するには、次の手順を実行します。 メモ:この手順が実行されるシステムにドライバがインストールされて いる必要があります。 1 DKMS が有効に設定された megaraid_sas ドライバ rpm パッケージ をインストールします。 2 任意のディレクトリで次のコマンドを入力します。 dkms mk
ドライバの更新ディスケットを使用して Red Hat Enterprise Linux OS をインストールする方法 Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4 と 5)および適切なドライバを インストールするには、次の手順を実行します。 1 Red Hat Enterprise Linux installation メディアから通常の方法で起 動します。 2 コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。 linux expert dd 3 ドライバディスケットの挿入を求めるメッセージが表示されたら、 ディスケットを挿入し、 を押します。 ドライバディスケットの作成方法については、30 ページの「ドライ バディスケットの作成」を参照してください。 4 インストールプログラムの指示に従ってインストールを完了します。 ドライバがインストールされます。 Red Hat Enterprise Linux 5 のインストールとディスクの列挙 シリアル接続 SAS 6i/R コントローラを使用して 3 台以上のハードドライ ブを接続しているシステムに Red Hat
4 Next(次へ)をクリックします。 5 Change Driver Order(ドライブ順序の変更)を選択します。 6 Disk Order(ディスクの順序)ウィンドウで、ディスクの順序を次 のように変更します。 /dev/sdb /dev/sdc(存在する場合) /dev/sda 7 OK をクリックし、Red Hat Enterprise Linux 5 のインストールを続 行します。 ドライバアップデートディスケットを使用した SUSE Linux Enterprise Server のインストール メモ:ドライバディスケットの作成方法については、30 ページの「ドラ イバディスケットの作成」を参照してください。 DUD を使用して SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 9 または 10) をインストールするには、以下の手順を実行します。 1 システムに適切な SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 9 また は 10)Service Pack メディアをセットします。 2 ドライバアップデートディスク用に
7 PLEASE CHOOSE DRIVER UPDATE MEDIUM(ドライバアップデー トメディアを選択してください)というメッセージが表示されます。 8 適切なドライバアップデートメディアを選択します。 ディスクからドライバが選択され、インストールされます。 メモ:SLES 9 サービスパックをインストールする場合は、SLES 9 Gold メディアが必要です。 SUSE Linux Enterprise Server 10 のインストールとディスクの列挙 SAS 6/iR コントローラを使用して 3 台以上のハードドライブを接続してい るシステムに SUSE Linux Enterprise Server 10 をインストールすると、 OS が起動しない場合があります。この問題が発生するのは、ハードドラ イブに複数の RAID が設定されているか、または 1 つの RAID ボリューム のほかに 1 台または 2 台の単独ディスクがコントローラに接続されてい る場合です。これらの場合、SUSE Linux Enterprise Server 10 のインス トーラは、GRUB(Grand U
RPM パッケージを DKMS サポートと一緒にインストールする方法 RPM パッケージを DKMS サポートと一緒にインストールするには、次の 手順を実行します。 1 gzipped tarball ドライバリリースパッケージを解凍します。 2 コマンド rpm –ihv dkms-< バージョン >.noarch.rpm を使用し て、DKMS パッケージをインストールします。 3 コマンド rpm –ihv megaraid_sas-< バージョン >.noarch.
36 ドライバのインストール
SAS 6/iR BIOS Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラの BIOS には、次の機 能があります。 • 複数の SAS アダプタのサポート • PMM(POST Memory Management)のサポート • RAID 構成ツール • ROM(Read-only memory)BIOS リカバリイメージ • POST ステータスエラーメッセージ • コンソールリダイレクションとの互換性 • POST からアクセス可能なテキストベースの設定ユーティリティ (CTRL-C) POST メッセージ BIOS は POST 中に、SAS 6/iR コントローラのステータス情報と識別情報 を示すメッセージを表示し、また、POST プロセス中に検出されたエラー も表示します。 BIOS POST 識別バナーには、BIOS ID、著作権情報、およびコントローラ のバージョンがプリントされます。バナーには、初期化時に検出されたコ ントローラとデバイスのリストが、階層式に表示されます。BIOS では、 POST プロセス中に設定ユーティリティの起動を求めるプ
設定ユーティリティ 設定ユーティリティの起動 1 システムを起動します。 2 POST 中にプロンプトが表示されたら、 を押します。 キーを押すタイミングが遅れて、OS のロゴが表示されてしまった ら、OS の起動が完了するまでそのまま待機します。その後、システ ムを再起動して、もう一度この操作を行ってください。 設定ユーティリティのメニュー画面が表示されます。 実行される機能 メモ:画面は階層式に分類されており、ナビゲーションのヒントが各画 面の下に表示されます。ユーティリティの詳細については、オンラインヘ ルプを参照してください。 表 5-1.
表 5-1.
Select New Array Type 新しいアレイを作成する 2 つのオプションは、Create R1 Volume(R1 ボリュームの作成)と Create R0 Volume(R0 ボリュームの作成)です。 ディスクタイプオプションに関する詳細情報が画面に表示されます。 Create New Array Create New Array(新しいアレイの作成)画面では、新しいアレイに 使用するディスクを選択することができます。 1 アレイが設定されたら、 を押してアレイを作成します。 2 変更の保存を求められたら、保存します。 3 を押して変更を確定します。 アレイが作成されたら、ユーティリティは Adapter Properties(アダ プタプロパティ)画面に戻ります。アレイのプロパティの説明について は、下の表を参照してください。 メモ:設定の追加やアップデートを行う前に、データのバックアップを 取ることをお勧めします。 表 5-2.
表 5-2.
表 5-2.
表 5-2.
表 5-3.
設定作業の実行 内蔵ストライピング仮想ディスクの作成 内蔵ストライピング(IS)仮想ディスク(別名 RAID 0)では、複数の物理 ディスクにまたがってデータをストライプすることができます。RAID 0 ボ リュームでは、複数の物理ディスクを組み合わせて 1 つの仮想ディスクと して使用することで、容量が増します。また、複数の物理ディスクにまた がってディスクアクセスのストライピングを行うことで、パフォーマンス も向上します。以下の手順に従って、SAS 6/iR コントローラ上に RAID 0 仮想ディスクを作成します。 1 設定ユーティリティの Adapter List(アダプタの一覧)からコント ローラを選択します。 2 RAID Properties(RAID のプロパティ)オプションを選択します。 3 RAID 0 仮想ディスクまたは RAID 1 仮想ディスクのいずれかを作成す るように指示されたら、Create RAID 0 Volume(RAID 0 ボリュー ムを作成する)を選択します。 次の画面に、仮想ディスクに追加できるディスクのリストが表示さ れます。 4 カーソルを RA
5 6 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes (変更を保存する)を選択します。 を押して、仮想ディスクを作成すると既存のデータが失われる ことを了解します。仮想ディスクの作成中、設定ユーティリティは 停止します。 注意:RAID 0 の場合は、ディスクに障害が発生した場合にデータは保護 されません。IS の主な用途は、パフォーマンスの向上です。 メモ:RAID 仮想ディスク内のディスク数は、設定後は変更できません。 メモ:起動可能な OS をインストールできる仮想ディスクの最大サイズ は、2 テラバイト(TB)です。これは OS の制限によるものです。アレイ (非起動用)の最大サイズは、16 テラバイト(TB)です。 内蔵ミラーリング仮想ディスクの作成 内蔵ミラーリング(IM)仮想ディスク(別名 RAID 1)では、1 台の物理 ディスクから別の物理ディスクにデータをミラーリングすることができま す。RAID 1 ボリュームでは、2 台の物理ディスクを組み合わせて 1 つの 仮想ディスクとし、双方のディスクに他方のディスクに格納されている データのミラーコピ
4 カーソルを RAID Disk(RAID ディスク)行に移動します。仮想 ディスクにディスクを追加するには、<+>、<->、またはスペース バーを押して、「No」(いいえ)を「Yes」(はい)に変更します。 注意:両方のディスクのデータが失われます。以上の手順を実行する前 に、全データのバックアップを取ることをお勧めします。 5 6 RAID 1 仮想ディスクを作成する際には、いくつかの制約があります。 • どのディスクもデル準拠の SAS または SATA 物理ディスクであ る必要があります。 • SAS 物理ディスクと SATA 物理ディスクを同一の仮想ディスク内 で使用することはできません。 • RAID 1 仮想ディスク内に 2 台の物理ディスクが必要です。 仮想ディスクが完全に設定されたら、 を押し、Save changes (変更を保存する)を選択します。 メモ:RAID 1 仮想ディスク用のホットスペアを作成するオプションが あります。Create RAID 1(RAID 1 の作成)画面でホットスペアを設定 することができます。新しい仮想ディスクの構成に対応してい
仮想ディスクのプロパティの表示 RAID 0 および RAID 1 仮想ディスクのプロパティを表示するには、次の手 順を実行します。 1 設定ユーティリティの Adapter List(アダプタの一覧)からコント ローラを選択します。 2 RAID Properties(RAID のプロパティ)オプションを選択します。 • • 3 既存の仮想ディスクがない場合は、RAID 0 仮想ディスクまたは RAID 1 仮想ディスクを作成するよう指示されます。 既存の仮想ディスクが 1 つの場合は、View Existing Array (既存のアレイの表示)を選択します。 • 既存の仮想ディスクが 2 つある場合は、 を押して次の 仮想ディスクを表示します。 • 互換性のあるグローバルホットスペアが存在する場合は、仮想 ディスクのメンバーと共に表示されます。 現在の仮想ディスクを管理するために Manage Array(アレイの管 理)の項目を選択した場合は、 を押します。 仮想ディスクの同期化 仮想ディスクの同期化とは、ファームウェアによって、セカンダリディス クの
仮想ディスクのアクティブ化 たとえば、仮想ディスクを 1 つの SAS 6/iR コントローラから取り外して別 のコントローラに移動すると、仮想ディスクは非アクティブになります。 Activate(アクティブにする)オプションを使用すると、システムに追 加されている非アクティブな仮想ディスクを再アクティブ化できます。こ のオプションは、選択した仮想ディスクが現在非アクティブである場合に のみ使用できます。 メモ:移行先のシステムで仮想ディスクとホットスペアが最大数に達し ている場合は、ボリュームまたはホットスペアを移行しないでください。 仮想ディスクの最大数とホットスペアの最大数は、共に 2 です。この数を 超えると動作不良が生じる場合があります。 1 Activate Mirror(ミラーのアクティブ化)を選択します。 2 アクティブ化を続行するには Y を、中止するには N を押します。 少しの間をおいて、仮想ディスクがアクティブになります。 メモ:移行した仮想ディスクのアクティブ化は、移行される仮想ディス クが最適な状態で、すべての物理ディスクが含まれている場合にのみサ ポートされます。 メモ:定
仮想ディスクの削除 注意:仮想ディスクを削除する前に、仮想ディスク上の必要な全データ のバックアップを必ず取っておいてください。 選択した仮想ディスクを削除するには、次の手順を実行します。 1 Delete Virtual Disk(仮想ディスクの削除)を選択します。 2 仮想ディスクを削除するには Y を、削除を中止するには N を押し ます。 3 を押して、仮想ディスクの削除を了解します。少しの間をおい て、ファームウェアが仮想ディスクを削除します。 注意:仮想ディスクの物理ディスクを取り外した後、SAS 6/iR コントロー ラから仮想ディスクの設定を削除すると、物理ディスクを同じ SAS 6/iR コ ントローラに戻した場合に、それらの物理ディスクは、RAID の関連付け を持たないシンプルディスクとしてのみ表示されます。BIOS 設定ユー ティリティを使用して仮想ディスクを SAS 6/iR コントローラから削除する と(物理ディスクのメンバーが存在するかどうかに関係なく)、仮想ディ スクを復元することはできません。 ホットスペアのフェイルオーバー RAID 1 仮想ディスクが
劣化状態の仮想ディスクの交換とリビルド RAID 1 仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生した場合は、ディス クの交換と仮想ディスクの再同期化を行う必要があります。次の手順で物 理ディスクを交換すると、同期化は自動的に行われます。 1 障害の発生した物理ディスクを、同種で容量が同等以上の空のディ スクと交換します。 2 管理アプリケーションまたは BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl-C)を チェックして、同期化が自動的に開始されたことを確認します。 メモ:ボリュームのリビルド中にハードドライブの追加または削除を 行った場合、同期化は最初からやり直しになります。同期化の処理が進行 中の場合は、同期化が完了してからハードドライブの追加または削除を 行ってください。 メモ:ハードドライブをシステムから取り外す場合は必ず、ハードドラ イブから設定情報をすべて削除してください。それらのハードドライブを システムレベルの異なるアプリケーションに移行する場合以外は、BIOS 設定ユーティリティまたは OS そのものを使用して RAID 構成を削除すれ ば、設定情報は削除されます。SAS 6/iR ホットスペア
52 SAS 6/iR BIOS
トラブルシューティング Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラで発生した問題につい てサポートを受けるには、デルにお問い合わせください。または、デルサ ポートサイト support.dell.
表 6-1. 一般的な問題 問題 推奨されるソリューション Windows OS を CD から インストールする際に、No Physical Disks Found (物理ディスクが見つかり ません)というメッセージ が表示される。 このメッセージが表示される理由は、次のいずれか です。 • OS がドライバをサポートしていない (Windows 2003 と Windows XP にのみ該当)。 • コントローラの BIOS が無効に設定されている。 • 物理ディスクが接続されていないか、正しく装着 されていない。 メッセージの 3 つの原因に対応するソリューション は、それぞれ次のとおりです。 • インストール中に を押してデバイスドライ バをインストールする。 • BIOS 設定ユーティリティを起動して BIOS を有 効にする。37 ページの「SAS 6/iR BIOS」を参照 してください。 • 物理ディスクが正しく接続 / 装着されているかど うかを確認する。 物理ディスクに関連する問題 表 6-2.
表 6-2.
設定ユーティリティのエラーメッセージ メモ:これらのエラーメッセージは、設定ユーティリティ内に表示され ます。以下のいずれかのメッセージが表示されたら、システムを再起動 し、再試行してください。 メモ:表 6-3 に記されている手順を実行してもエラーメッセージが引き 続き表示される場合は、デルサポートに連絡して上級のトラブルシュー ティングを受けてください。デルテクニカルサポートへのお問い合わせ方 法については、63 ページの「困ったときは」を参照してください。 表 6-3. 設定ユーティリティのエラーメッセージ メッセージ 意味および推奨されるソリューション An error occurred while reading non-volatile settings. ファームウェアから多数の設定のいずれかを 読み込んでいる際にエラーが発生しました。 コントローラを抜き差しして、再起動します。 An error occurred while reading current controller settings.
BIOS エラーメッセージ 表 6-4. BIOS エラーメッセージ メッセージ Press to Enable BIOS Adapter at Baseport xxxx is not responding where xxxx is the baseport of the controller 意味 BIOS が無効になっている場合、設定ユーティリ ティを起動して有効に設定するオプションが示さ れます。設定ユーティリティで設定を Enabled (有効)に変更することができます。 何らかの理由でコントローラが反応しないものの、 BIOS によって検出される場合、この警告が表示さ れ、続行されます。システムをシャットダウンし、 コントローラを装着しなおしてください。この メッセージが再度表示された場合は、デルにお問 い合わせください。 Following SAS targets 以前に設定した物理ディスクがコントローラに接 are not responding...
表 6-4.
表 6-4.
表 6-4.
ファームウェアのアップデート Dell™ SAS(シリアル接続 SCSI)6/iR コントローラファームウェアのアッ プデートは、ファームウェアをフラッシュすることで実行できます。 ファームウェアのフラッシュはコントローラの使用中でも可能です。 ファームウェアの変更を有効にするには、システムの再起動が必要です。 停電などが原因でファームウェアのフラッシュに失敗した場合、コント ローラはファームウェアの旧バージョンに戻ります。 メモ:コントローラの使用中にファームウェアをフラッシュする場合は、 コントローラのパフォーマンスが一時的に低下することがあります。 ファームウェアアップデートユーティリティ ファームウェアアップデートユーティリティは、さまざまな OS から実行 できます。ファームウェアのフラッシュは自動化されており、ユーザーは 何も行う必要がありません。ファームウェアフラッシュユーティリティ は、システムに付属の Dell™ PowerEdge™ Service and Diagnostic Utilities メディアに収録されています。 Dell ワークステーションでは、OS からファームウェアア
62 ファームウェアのアップデート
困ったときは テクニカルサポートの利用法 警告:コンピュータカバーを取り外す必要がある場合は、まずすべての コンセントからコンピュータの電源ケーブルとモデムケーブルを取り外し ます。 技術上の問題でサポートが必要なときは、以下の手順に従ってください。 1 お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「シ ステムのトラブルシューティング」に記載されている手順を最後ま で実行します。 2 システム診断プログラムを実行して、表示された情報を記録します。 3 デルサポートサイト support.dell.
テクニカルサポートにお問い合わせになるときは、66 ページの「Dell 企 業向けトレーニング」および 67 ページの「お問い合わせになる前に」の 説明を参照してください。 メモ:次のサービスは、米国本土以外ではご利用になれないこともあり ます。サービスが利用できるかどうかは、最寄のデルへお問い合わせくだ さい。 テクニカルサポートとカスタマーサービス Dell™ ハードウェアに関するお問い合わせは、デルのテクニカルサポー トをご利用ください。サポートスタッフはコンピュータによる診断に基づ いて、正確な回答を迅速に提供します。 デルのテクニカルサポートへお問い合わせになるときは、まず 67 ページ の「お問い合わせになる前に」を参照し、次に、お住まいの地域の連絡先 を参照するか、support.dell.com をご覧ください。 オンラインサービス デルサポートサイトへは、support.dell.com でアクセスすることがで きます。また、support.dell.
デルサポートへのアクセスには、次のウェブサイトおよび電子メールアド レスをご利用ください。 • デルサポートサイト support.dell.com support.jp.dell.com(日本) support.euro.dell.com(ヨーロッパ) • デルサポートの電子メールアドレス mobile_support@us.dell.com support@us.dell.com la-techsupport@dell.com(ラテンアメリカおよびカリブ諸国) apsupport@dell.com (アジア / 太平洋諸国) • デルのマーケティングおよびセールスの電子メールアドレス apmarketing@dell.com(アジア / 太平洋諸国) sales_canada@dell.com(カナダ) • 匿名 FTP(file transfer protocol) ftp.dell.com/ anonymous ユーザーとしてログインし、パスワードには電子メール アドレスを使用してください。 24 時間納期情報案内サービス 注文したデル製品の状況を確認するには、support.
Dell 企業向けトレーニング デルでは企業向けのトレーニングを実施しています。詳細については、 www.dell.com/training を参照してください。このサービスが提供さ れていない地域もあります。 ご注文に関する問題 欠品、誤った部品、間違った請求書などの注文に関する問題がある場合 は、デルのカスタマーケアにご連絡ください。お電話の際は、納品書また は出荷伝票をご用意ください。このサービスの電話番号は「デルへのお問 い合わせ」を参照してください。 製品情報 デルのその他の製品に関する情報や、ご注文に関しては、デルウェブサイ ト www.dell.
4 修理や交換ではなく返品を希望される場合は、返品する製品のアク セサリ(電源ケーブル、CD やディスケットなどのメディア、および マニュアルなど)も同梱してください。 5 返却品一式を出荷時のシステム梱包箱か同等の箱に梱包してください。 送料はお客様のご負担となります。返品する製品が弊社に到着する までのリスク、および製品に掛ける保険も、お客様のご負担となり ます。代引きでの返品はお受けできません。 上記要件のいずれかを欠く返品は受け付けられず、返送扱いとなります。 お問い合わせになる前に メモ:お電話の際には、エクスプレスサービスコードをご用意ください。 エクスプレスサービスコードがあると、デルの電話自動サポートシステム によって、より迅速にサポートが受けられます。 メモ:デルサポートに連絡される際の電話番号とコードについては、お 使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してくだ さい。 デルのテクニカルサポートにお問い合わせの際は、できればシステムの電 源を入れて、システムの近くから電話をおかけください。これは、キー ボードからコマンドを入力したり、操作時に詳細情報を読んでい
68 困ったときは
認可機関の情報 認可機関によるその他の情報については、www.dell.com から、法規制の 順守について説明している次のページにアクセスしてください。 www.dell.
70 認可機関の情報
企業の連絡情報 (台湾のみ) デルでは、商品検査法第 11 条に従い、本書の対象となる製品に関する台湾の認定事業体 の連絡情報を下記のとおり記載します。 Dell B.V.Taiwan Branch 20/F, No.218, Sec.2, Tung Hwa S.
72 企業の連絡情報 (台湾のみ)
用語集 本項では本書で使用される技術用語、略語の意味を示します。 B BIOS Basic Input/Output System。システム内の OS の一部で、周辺機器に最低レ ベルのインタフェースを提供します。BIOS は、RAID コントローラなど、 他のインテリジェントデバイスの Basic Input/Output System を指す場合も あります。 BIOS 設定ユーティリティ コントローラのプロパティの設定を報告したり、有効にしたりします。コ ントローラ BIOS 内にあり、その動作はシステムの OS に依存しません。 Ctrl-C とも呼ばれる BIOS 設定ユーティリティは、コントロールと呼ばれ る要素に基づいて構築されています。各コントロールが 1 つの機能を実 行します。 D DKMS Dynamic Kernel Module Support。カーネルをアップグレードする際にモ ジュールのリビルドがきわめて容易にできるように、カーネルに依存する モジュールソースを格納できるフレームワークを成すように設計されてい ます。これにより、Linux のベンダーは新しいカーネルのリ
M MHz Megahertz(メガヘルツ = 100 万サイクル / 秒)は周波数の単位で、通 常、コンピュータのプロセッサをはじめとする電子コンポーネントの動作 速度の測定に使用されます。 N NVDATA 非揮発性データ。コントローラファームウェアの一部であり、また同 ファームウェアによって使用される設定情報で、コントローラのフラッ シュメモリに保存されています。 O OS Operating System。タスクのスケジューリング、ストレージの管理、周 辺機器との通信の処理など、コンピュータを動かし、キーボードからの入 力を認識し、ディスプレイ画面に出力信号を送るなど、基本的な入出力機 能を実行するソフトウェア。 P PCI-E(PCI Express) 既存の PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを大きく改善し た画期的なアップグレード。PCI-E は、バスというよりもネットワークに 近い動作をするシリアル接続です。複数のソースからのデータを 1 つの バスで処理するのではなく、PCI-E には複数のポイントツーポイントのシ リアル接続を制御
PHY シリアルバスを介して転送されるデータパケットの送受信に必要なインタ フェース。各 PHY は、デル認定の別の SATA デバイス上の PHY と接続す ることで、物理リンクの片側を形成できます。物理リンクには 4 本のワイ ヤがあり、このワイヤが 2 組の差分信号のペアを形成します。1 つの差分 ペアが信号を送信し、他方の差分ペアが信号を受信します。両方の差分ペ アは同時に動作し、送受信の双方向でデータの同時転送を可能にします。 POST Power-On Self-Test。コンピュータの電源投入時に OS がロードする前に 実行されるプロセス。RAM、物理ディスク、キーボードなど、システム のさまざまなコンポーネントがテストされます。 R RAID Redundant Array of Independent Disks(従来は Redundant Array of Inexpensive Disks)。複数の独立した物理ディスクによるグループ(アレ イ)で、組み合わせて管理することにより、1 台の物理ディスクを使用し た場合を上回る信頼性 / パフォーマンスが実現できます。仮想ディスク
RPM Red Hat Package Manager。主に Linux を対象とするパッケージ管理シ ステムです。RPM は、ソフトウェアのインストール、アップデート、ア ンインストール、検証、クエリーに使用します。RPM は Linux Standard Base のベースラインパッケージフォーマットです。元は Red Hat が Red Hat Linux 用に開発した RPM ですが、現在は多くの Linux ディスト リビューションで使用されています。また、Novell の NetWare など、一 部他の OS にも移植されています。 S SAS Serial Attached SCSI。検証済みの SCSI プロトコルセットを利用する、シ リアルでポイントツーポイントの、エンタープライズレベルのデバイスイ ンタフェースです。SAS インタフェースは、パラレル SCSI と比較してパ フォーマンスに優れ、ケーブル接続が単純化され、コネクタが小さく、ピ ンカウントが少なく、所要電力も抑えられています。 SATA Serial Advanced Technology Attachment。物理
SMART Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology。SMART 機能によ り、すべてのモーター、ヘッド、ドライブエレクトロニクスの内部パ フォーマンスが監視され、予測可能なドライブの障害が検出されます。こ の機能はドライブのパフォーマンスと信頼性の監視に役立ち、ドライブ上 のデータを保護します。ドライブに問題が検出された場合は、データを失 わずにドライブの交換または修理が可能です。SMART 対応のディスク は、データ(値)を監視し、値の変化を識別して、値が限界値の範囲内か どうかを判定する特性を備えています。多くの機械的な障害と一部の電気 的な障害では、障害が発生する前にパフォーマンスの低下が見られます。 Storport Storport ドライバは、SCSIport に取って代わり、Windows 2003 以降の OS で使用できるように設計されています。また、ストレージコントロー ラのパフォーマンス、I/O スループットレートを高め、管理を容易にし、 ミニポートインタフェースをアップグレードします。 W Windows Micros
あ アダプタ 1 つのバスまたはインタフェースのプロトコルを別のプロトコルに変換す ることで、コンピュータシステムが周辺機器にアクセスできるようにしま す。特別な機能を提供する場合もあります。システム基板上に取り付けら れている場合と、アドインカードになっている場合とがあります。アダプ タの他の例として、ネットワークアダプタや SCSI アダプタがあります。 か 強制 強制とは、仮想ディスクの物理メンバーに使用されている論理ブロック の数を共通の数に切り下げる処理のことです。ドライブの絶対容量は製 造元や製品のシリーズによって微差がありますが、この処理を行うこと で各ドライブが共通のストライプサイズを持ち、仮想ディスクのメン バーとしてカウントされるようになります。強制を実行すると、実行す る前の基本物理ドライブと比較して容量が必ず減少します。 コントローラ マイクロプロセッサとメモリ間、またはマイクロプロセッサと周辺機器 (物理ディスクやキーボードなど)間のデータ転送を制御するチップです。 ストレージ管理では、ストレージデバイスとやり取りしてデータの書き込 みと取り出しを行いストレージ管理を行うハー
さ シリアルアーキテクチャ デバイスの経路 1 つ当たりの帯域幅をパラレルアーキテクチャの場合よ りも多くすることでパフォーマンスを高めるテクノロジとして登場しまし た。シリアルアーキテクチャの接続部は、セルフクロッキング用の内蔵ク ロックを含む 1 組の伝送信号で構成されており、クロック速度のスケー リングを容易にします。シリアルバスアーキテクチャはまた、パラレルバ スのマルチドロップアーキテクチャとは対照的に、専用のポイントツーポ イントによるデバイス接続のネットワークをサポートすることで、各デバ イスに総帯域幅を与え、バスアービトレーションを不要にし、待ち時間を 短縮し、ホットプラグおよびホットスワップ対応のシステムの実装を飛躍 的に単純化します。 シリアルテクノロジ シリアルストレージテクノロジ(具体的には、シリアル ATA、シリアル 接続 SCSI、および PCI Express)は、パラレルストレージテクノロジの場 合に問題となるアーキテクチャ上の制限を解決し、スケーラビリティの高 いパフォーマンスを実現します。信号を送信する仕方(パラレルの場合は 複数のストリームで送信されるのに対し、単一の
ストライプエレメント 単一の物理ディスク上にあるストライプの部分。 ストライピング ディスクストライピングでは、仮想ディスク内のすべての物理ディスクに またがってデータが書き込まれます。各ストライプは、連続パターンを使 用して、固定サイズのユニットで仮想ディスク内の各物理ディスクにマッ ピングされる連続した仮想ディスクデータのアドレスで構成されていま す。たとえば、仮想ディスクに 5 台の物理ディスクが含まれている場合、 ストライプは、どの物理ディスクにも一度だけアクセスして、物理ディス ク 1 ~ 5 にデータを書き込みます。ストライプに使用される物理ディス ク内のスペースは、各ディスクとも同じです。物理ディスク上のストライ プの部分が、ストライプエレメントです。ストライピングは、それだけで は冗長性を実現できません。 た ディスク 回転式の磁気 / 光学式 / ソリッドステートストレージデバイス、または不 揮発性の電子ストレージエレメントを含む、不揮発性で、ランダムなアド レッシングが可能で、書き換え可能な大容量ストレージデバイスです。 ドライバ デバイスドライバ(略して「ドライバ」と呼ばれるこ
は ハードウェア コンピュータシステムを構成する機械的、磁気的、電子的、電気的な部品 は、そのハードウェアの構成要素です。 ファームウェア ROM(read-only memory)または PROM(Programmable ROM)に格 納されたソフトウェア。多くの場合、最初にシステムの電源が投入された 時のシステムの動作はファームウェアが担います。その典型例は、システ ム内のモニタープログラムです。モニタープログラムは、ディスクまたは ネットワークから OS 全体をロードし、次に OS に制御を渡します。 フラッシュメモリ 単に「フラッシュ」と呼ばれることもあります。書き換え可能、不揮発性 で、コンパクトなソリッドステートのメモリデバイスで、電源がオフに なってもデータを保持します。アクセスタイムが短く、消費電力が少な く、激しい衝撃や振動にも比較的強いという特性があります。特殊なタイ プの EEPROM で、一度に 1 バイトずつではなく、ブロック単位で消去と 再プログラミングができます。多くの新型 PC は BIOS をフラッシュメモ リチップに格納しているため、必要に応じて容易にアップデートで
ま ミラーリング 2 台の物理ディスクを使用し、1 台の物理ディスクに格納されているデー タの完全なコピーを 2 台目の物理ディスクに維持することで、完全な冗長 性を実現するプロセスです。1 台の物理ディスクに障害が発生しても、も う 1 台の物理ディスクを使用してシステムを保全し、障害の発生した物理 ディスクをリビルドできます。 ら リンク 任意の 2 台の PCI Express デバイス間の接続のことをリンクと言います。 82 用語集
索引 B S BIOS, 37 POST メッセージ , 37 障害コードメッセージ , 37 設定ユーティリティ , 38 SAS 6/iR BIOS, 37 SAS 6/iR アダプタ , 11 SAS 6/iR アダプタのイン ストール , 19 トラブルシューティング , 53 概要 , 11 機能 , 15 仕様 , 15 SCSI コントローラ , 11 E ESD, 9 M Manage Array, 43 W P PCI-E コネクタ , 11 R RAID, 11-12 RAID 0, 12 RAID 1, 12 Red Hat Enterprise Linux, 23 ドライバアップデートデ ィスケットによるイ ンストール , 32 ドライバディスケット の作成 , 30 Windows, 23 ドライバ , 23 ドライバのアップデート , 29 あ 安全にお使いいただくために 静電気障害への対処 , 9 い インストール SAS 6/iR アダプタ , 19 ドライバ , 23 索引 83
お と オンボード RAID IM の作成 , 46 IS の作成 , 45 新しい仮想ディスク , 40 新しい仮想ディスクの作成 , 40 アレイの管理 , 43 仮想ディスクのアクテ ィブ化 , 49 仮想ディスクの交換 , 51 仮想ディスクの削除 , 50 仮想ディスクの同期化 , 48 仮想ディスクの表示 , 43 仮想ディスクのプロパティ , 48 仮想ディスクのリビルド , 51 構成 , 39, 45 内蔵ストライピング , 13-14 ドライバ Microsoft OS のイ ンストール , 26 インストール , 23 せ 静電気障害。「ESD」を参照。 設定ユーティリティ 概要 , 38 起動 , 38 実行される機能 , 38 ナビゲーション , 39 84 索引 ドライバディスケット , 24 トラブルシューティング , 53 BIOS エラーメッセージ , 57 BIOS 起動順序 , 53 設定ユーティリティのエ ラーメッセージ , 56 物理ディスクの問題 , 54 ふ ファームウェア アップデート , 61 アップデートユーテ ィリティ , 61