Dell OpenManage Server Update Utility バージ ョン 14.07.
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して います。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2014 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2014 - 07 Rev.
目次 1 Dell OpenManage Server Update Utility について.......................................... 5 主な特徴と機能...................................................................................................................................... 5 本リリースの新機能...............................................................................................................................6 対応オペレーティングシステム.............................................................................................................
オペレーティングシステムのデバイスを有効にする....................................................................20 Linux システムで SUU を実行するには libstdc++-libc6.2-2.so.5 および libstdc++libc6.2-2.so.3 ライブラリが必要...................................................................................................20 Linux アップデートの実行.............................................................................................................20 Progress オプションを使用した SUU の実行.............................................................................
1 Dell OpenManage Server Update Utility に ついて Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)は、お使いのシステム用のアップデートを識別し、それを 適用する DVD ベースのアプリケーションです。 SUU を使用すると、Dell PowerEdge システムをアップデートしたり、SUU でサポートされているシステム に適用できるアップデートを表示したりできます。SUU はお使いのシステムに現在インストールされてい るコンポーネントのバージョンを、 『Dell PowerEdge Server Update Utility』メディアに収録されているコン ポーネントのバージョンと比較します。 SUU は、バージョンの比較レポートを表示し、コンポーネントをアップデートするための多様なオプション を提供します。 メモ: 管理者権限(Microsoft Windows の場合)または root 権限(Linux の場合)のあるユーザーのみ が SUU を使用したアップデートを実行できます。 主な特徴と機能 本項では、Dell Ope
機能 説明 「GUI モードでネットワーク上の場所から SUU を起動する」を参照し てください。 CLI コマンド 比較やアップデートを CLI モードで実行するためのコマンドのリスト です。詳細に関しては、「CLI コマンドのリスト」を参照してくださ い。 依存関係 デバイスのために使用できるアップデートについての情報を提供する 機能です。SUU は、一連の条件または要件が満たされているかどうか を判断するために、特定のツールおよびアプリケーションを有効化し ます。これらの条件または要件は依存関係と呼ばれています。依存関 係のタイプには、前提条件と相互必要条件があります。詳細について は、「比較レポート」を参照してください。 本リリースの新機能 SUU は、Dell PowerEdge R920 および R220 をサポートします。 対応オペレーティングシステム Windows: • Microsoft Windows Server 2012 R2 • Microsoft Windows Server 2012、Essentials、Enterprise、Datacenter および
– リモートエンタープライズシステム管理マニュアル — dell.com/esmmanuals – エンタープライズシステム管理マニュアル — dell.com/openmanagemanuals – クライアントシステム管理マニュアル — dell.com/OMConnectionsClient – Serviceability Tools マニュアル — dell.com/serviceabilitytools – OpenManage Connections エンタープライズシステム管理マニュアル — dell.com/ OMConnectionsEnterpriseSystemsManagement – OpenManage Connections クライアントシステム管理マニュアル — dell.com/ OMConnectionsClient • Dell サポートサイトにアクセスします。 a. dell.com/support/manuals にアクセスします。 b. 全般サポート セクションで、ソフトウェアとセキュリティ をクリックします。 c.
2 グラフィカルユーザーインタフェースモー ドについて グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)は、比較およびアップデート実行のためのインタラクティブ なアプローチを提供します。 GUI を使って、以下のことができます。 • システムによってインベントリされたデバイスバージョン、適用 Dell Update Package(DUP)バージョ ン、およびアップデートが必要なデバイスを示すシステム比較レポートの表示。 • アップグレード、ダウングレード、またはシステムセットアップデートを実行する。 • SUU DVD 内の全プラットフォームのサポートされているコンポーネントを表示するためのリポジトリ の参照。 GUI モードでの SUU の起動 SUU は、ネットワーク上の場所、または SUU DVD がマウントされている場所から実行することができま す。複数システムでコンポーネントをアップデートするには、次の手順を実行します。 1. SUU がインストールされているネットワーク上のシステムにアクセス、または DVD がマウントされて いる場所のパスを選択します。 2.
Your system does not meet the required prerequisites for installing the Dell OpenManage software component. Therefore, the row for the software component is disabled in the Comparison Report. Click Continue to update the applicable hardware components.
メモ: 必須条件のアップデートを完了するために、さらに再起動が必要になる場合があります。必 須条件メディアの取り出しは、それを指示するメッセージが表示されるまでは行わないでくださ い。 3. プロンプトが表示されたら、必須条件メディアを Dell サーバーアップデート メディアに交換してシステ ムを再起動します。 前提条件メディアの作成 前提条件メディアを作成するには、次の手順を実行します。 1. dell.com/support にアクセスします。 2. サポート の下。 a. サービスタグによる選択 セクションで、サービスタグを入力する をクリックします。 3. Drivers & Downloads(ドライバとダウンロード)をクリックします。 4. Select the Product Family(製品の選択)リストから Servers, Storage, Networking(サーバ、ストレ ージ、ネットワーク)を選択します。 5. Select the Product Line(製品タイプの選択)リストから、PowerEdge Server を選択します。 6.
メモ: 相互必要条件の適用 チェックボックスを選択すると、リストされた相互必要条件が適用され ます。 重大度のレベル 比較レポート の 重大度 の行には、そのアップデートの適用に関する重大度が示されます。重大度レベルの 詳細とそれぞれのステータスについては、下記の表を参照してください。 表 2.
タスク 処置 レポートのエクスポート レポートをエクスポートするには、レポートのエク スポート をクリックします。 メモ: レポートは .csv、.html、または .xml 形式 でシステムに保存できます。 Windows オペレーティングシステムを実行し ているシステムの場合は、レポートの名前また はパスが 260 文字を超えないようにします。 Linux オペレーティングシステムを実行してい るシステムでは、レポートの名前が 255 文字、 またはパスが 4096 文字を超過しないことを確 認してください。 システムコンポーネントのアップグレード SUU は、システムにインストールされているコンポーネントを、リポジトリ内の利用可能なコンポーネント のバージョンと比較します。システム内のコンポーネントがリポジトリのバージョンよりも古い場合には、 比較レポートの右上隅の アップグレード ボタンが有効になります。 リポジトリのコンポーネントをアップグレードするには、次の手順を実行します。 1. アップグレードするコンポーネントを選択します。 2.
SUU は システムセットアップデートを有効にする を無効にし、リポジトリバージョンよりも新しいコ ンポーネントのバージョンのみをダウングレードに選択します。 2. ダウングレード を選択します。ダウングレード可能なすべてのコンポーネントが自動的に選択されま す。 3. アップデートの確認 ダイアログボックスで、はい をクリックして確認して次に進むか、いいえ をクリ ックしてキャンセルします。 コンポーネントのダウングレードを実行中、SUU はアップデートレポートを表示します。ダウングレー ドが完了すると、アップデート完了 ダイアログボックスが表示されます。 4.
3 コマンドラインインタフェースモードにつ いて コマンドラインインタフェース(CLI)モードでは、比較およびアップデートを実行するために、コマンドプ ロンプトからコマンドを使用することが可能になります。 Dell Server Updates DVD のルートディレクトリから、CLI モードで SUU を実行します。ネットワーク共有 から SUU を実行している場合は、Dell Server Updates DVD の内容を共有ディレクトリにコピーし、この共 有ディレクトリから CLI を実行してください。 CLI を使って、以下のことができます。 • 比較およびアップデートの実行。コマンドのリストについては、「CLI コマンドのリスト」を参照してく ださい。 • アップデート進行状況の表示。 CLI モードでの SUU の起動 SUU は、SUU DVD がマウントされているディレクトリから実行することができます。複数システムでのコ ンポーネントのアップデートを CLI モードで実行するには、次の手順を実行します。 1.
CLI コマンド構文 コマンドの説明 れます。これは必ずしも推奨されるものではありま せん。 — e | — upgradeonly 現在システムにインストールされているバージョン よりも新しいすべてのコンポーネントのリポジトリ バージョンをアップグレードします。CLI では個別 のコンポーネントのアップグレードを行うことはで きません。これを行うには、GUI を使用してくださ い。 — n | — downgradeonly リポジトリのコンポーネントよりも新しいシステム コンポーネントすべてをリポジトリのバージョンに ダウングレードします。 メモ: コンポーネントを個別にダウングレード することはできません。 — p | — progress アップデート またはダウングレードの進行状況を表 示します。 — c | — comparison 現在のコンポーネントを比較します。 — d | — directory イベントログの転送先をデフォルトの場所とは異な るディレクトリに指定します。 — s | — stoponfail 最初のコンポーネントのアップデート中にエラーが 発生し
4 Server Update Utility とその他コンポーネ ントとの統合 SUU と他のコンポーネントと統合する可能性には、次のようなものがあります。 • SUU と OpenManage Essentials との統合 • Dell Repository Manager を使用したカスタム SUU の作成 • SUU のエクスポート SUU と OpenManage Essentials との統合 OpenManage Essentials は、企業ネットワーク内の Dell システム、デバイス、およびコンポーネントの包括 的な表示を提供するハードウェア管理アプリケーションです。Dell システムおよびその他デバイスのための ウェブベースの 1 対多システム管理アプリケーションである OpenManage Essentials では、次が可能です。 • システムの検出およびインベントリ • システム正常性の監視 • システムアラートの表示および管理 • システムアップデートの実行 • ハードウェアインベントリおよび準拠レポートの表示 SUU を使用したカタログソース
メモ: SUU としてディレクトリにエクスポート を選択すると、出力パッケージは SUU コンテンツ をディレクトリ形式で作成します。 必要なプラグインがインストールされているているかどうかをチェックしています ... が表示されます。 メモ: 必要なプラグインがシステムにインストールされていない場合は、ここをクリックして、プ ラグインをインストールする のリンクが表示されます。 6. 必要なプラグインをインストールするには、ここをクリックしてプラグインをインストール リンクをク リックします。 ダイアログボックスに、進捗状況バーと共に お待ちください… が表示されます。 7. プラグインのダウンロードが完了したら、レポート ダイアログボックスが表示されます。 ダイアログボ ックスを 閉じ ます。 8. 最新のプラグインがインストールされたら、インストールされたプラグインのバージョンが表示されま す。次へ をクリックします。 9. フォルダを参照 ダイアログボックスで、ローカルドライブ上の ISO ファイルの保存先として指定するフ ォルダを選択し、OK をクリックします。 10.
Windows および Linux サーバーでの SUU の使用についての詳細は、dell.com/openmanagemanuals で『Dell OpenManage Server Update Utility ユーザーズガイド』を参照してください。 • Repository Manager が必要な SUU プラグインが利用可能かどうかを確認している間、必要なプラグ インがインストールされているかどうかを確認しています... ダイアログボックスが表示されます。 • 最新のプラグインがすでにダウンロードされている場合は、Required plug-in found というメ ッセージが表示されます。 見つかったプラグインのバージョン番号も表示されます。 • ftp.dell.com にアクセス可能で、システムに最新のプラグインが存在する場合は、プラグインのアッ プデート リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、システムからのプラグインがアッ プデートされます。 • 「ここをクリックしてプラグインをインストール」をクリックしてプラグインをインストールする場 合、ftp.dell.
5 既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ) 本項では、Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)に関する既知の問題と、よくあるお問い合わせ (FAQ)について説明します。 既知の問題 以下は、Dell OpenManage Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)でこれまでに判明しているいく つかの問題です。 USB Arbitration Service によるタイムアウト USB Arbitration Service が実行されている間は、SUU を実行したり、VMware ESX 4.1 オペレーティングシス テムを実行している管理下ノードの Inventory Collector を手動で実行したりすると、タイムアウトが発生し ます。DUP を手動で実行すると、エラーメッセージが表示され、ユーティリティが終了します。この問題を 解決するには、次の手順で USB Arbitration Service を停止します。 1.
4. 右クリックして、プロンプトなしで昇格 を選択します。 64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムにおける DUP の 失敗 64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムで DUP の実行に失敗した場合、以下の RPM を手動でインストールします。 • compat-libstdc++-33.i686 • libstdc++-4.4.4-13.el6.i686 • libxml2.i686 • libXp.i686 • libXtst.i686 • nss-softokn-freebl-3.12.9-11.el6.
Progress オプションを使用した SUU の実行 -p(progress)オプションを使用して SUU を実行すると、SUU アップデートのログの場所ではなく、現在 のインスタンスのログの場所が通知されます。 複数デバイスのアップデート 同じシステム上で、複数の同じデバイスのアップデートを行う場合、SUU はすべてのデバイスのすべてのイ ンスタンスにアップデートを適用します。たとえば、システムに 3 つのコントローラが構成されており、そ れぞれを実行するファームウェアまたはドライバのバージョン 1.1、1.2、1.3 で、かつリポジトリに含まれて いるバージョンが 1.2 であるとすると、ファームウェアバージョン 1.
\hsperfdata_<%ユーザー%> ディレクトリおよび /var フォルダ(Linux を実行しているシステム)に一時フ ァイルが作成されます。これらの一時ファイルを削除します。 W2k8 システムについては、ファイルは、<%システムドライブ%>:\users\<%ユーザー%>\AppData\Local \Temp\< 番号 >\hsperfdata_<%ユーザー%> に作成されます。 H661 ファームウェアのアップデート 9G および 10G サーバーでは、CERC ATA RAID コントローラが H661 ファームウェアで設定されている場 合、SUU はファームウェアを最新バージョンにアップデートできません。ファームウェアをアップデートす るには、-force オプションを使用して、最新ファームウェアバージョンを手動で DUP に適用してください。 Remote Access Controller 仮想メディアの使用 システムで SUU を実行するために仮想メディアを使用しないでください。この手順によって仮想メディア の接続が切断され、SUU のアップデート手順が中断されます。 SUU
「デバイスの危険な取り外し」というタイトルのポップアップボックスが表示され るのは、なぜですか。 SUU アップデートの一環として、バックプレーンファームウェアのアップデートが必要です。フラッシュの アップデート中にオペレーティングシステムがバックプレーンにクエリを発行して、バックプレーンが応答 しない場合、オペレーティングシステムはデバイスが危険な方法で取り外されたと解釈します。バックプレ ーンファームウェアのアップデート後、新しいデバイスが追加されたことを示すメッセージが表示されます。 SUU の GUI を使用してアップデートを実行すると、サーバーオブジェクトがツリ ーに表示されない原因をユーザーガイドで調べるようにというメッセージが表示 されます。 アップデートを実行するには、サポートされているシステムで SUU を実行している必要があり、正しいユー ザーアクセス権を持っている必要があります。詳細に関しては、Windows を実行しているシステムでは管理 者権限を持っている必要があり、Linux を実行しているシステムではルート権限を持っている必要がありま す。サポートされているサーバーとオペレーテ
SUU を使用してアップデートした後、Server Administrator を開始できません。 SUU を使用して Server Administrator をアップデートした後、Service Administrator の一部のサービスを実 行できない場合があります。システムを再起動してから、Server Administrator を開始してください。 SUU を使用して BIOS のバージョンをアップデートできません。 TCG 1.2 準拠の信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)チップを搭載したシステムでは、次の場合、 SUU と DUP を使用して BIOS をアップデートできません。 • Microsoft Windows BitLocker ドライブ暗号化機能が有効になっている。 • 信頼済みプラットフォームモジュール機能が(BIOS を使用して)起動前測定で オン に設定されている。 メモ: TPM のセキュリティ設定については、『Dell OpenManage Server Administrator オンラインヘル プ』または dell.