API Guide
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■ secadmin:パスワードの強度、AAA 認証、暗号形式キーなどのセキュリティ ポリシーとシステム アクセスを設定す
る、構成コマンドへのフル アクセスが可能です。セキュリティ管理者は、暗号形式キー、ログイン統計情報、ログ情報
などのセキュリティ情報を表示できます。
■ netadmin:ルート、インターフェイス、ACL など、スイッチ経由のトラフィックの流れを管理する構成コマンドへの
フル アクセスが可能です。ネットワーク管理者は、セキュリティ機能の構成コマンドにアクセスすることも、セキュリ
ティ情報を表示することもできません。
■ netoperator:現在の構成を表示するために EXEC モードにアクセスします。ネットワーク オペレーターは、スイッ
チの構成設定を変更することはできません。
○ priv-lvl privilege-level:権限レベルを 0~15 の範囲で入力します。
■ レベル 0:ユーザーに最低限の権限を与え、基本的なコマンドへのアクセスを制限します。
■ レベル 1:一連の show コマンドや、ping、traceroute などの特定の操作へのアクセスを提供します。
■ レベル 15:使用可能なすべてのコマンドへのアクセスを提供します。これは、sysadmin の役割で許可されているコマ
ンドと同等です。
■ レベル 0、1、15:事前に定義されたコマンド セットが適用される、システムにより構成された権限レベルです。
■ レベル 2~14:構成されていません。これらのレベルは、さまざまなユーザーやアクセス権に合わせてカスタマイズする
ことができます。
● CONFIGURATION モードで各権限レベルの有効パスワードを構成します。権限レベルを切り替えて、各レベルでサポートされ
ているコマンドにアクセスするには、enable password コマンドを使用します。
OS10(config)# enable password encryption-type password-string priv-lvl privilege-level
OS10(config)# exit
OS10# write memory
○ encryption-type:パスワード入力の暗号化タイプを入力します。
■ 0:パスワード暗号化なしのプレーン テキストを使用します。
■ sha-256:SHA-256 アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化します。
■ sha-512:SHA-512 アルゴリズムを使用してパスワードを暗号化します。
メモ: パスワードに sha-256 または sha512 の暗号化を使用していることを確認します。
○ priv-lvl privilege-level:権限レベルを 1~15 の範囲で入力します。
メモ: パスワードの暗号化には、SHA-256 または SHA-512 を使用します。
OS10(config)# privilege exec priv-lvl 12 "show version"
OS10(config)# privilege exec priv-lvl 12 "configure terminal"
OS10(config)# privilege configure priv-lvl 12 "interface ethernet"
OS10(config)# privilege interface priv-lvl 12 "ip address"
OS10(config)# username delluser password $6$Yij02Phe2n6whp7b$ladskj0HowijIlkajg981 role
secadmin priv-lvl 12
OS10(config)# enable password sha-256 $5$2uThib1o$84p.tykjmz/w7j26ymoKBjrb7uepkUB priv-lvl 12
OS10(config)# exit
OS10# write memory
[ユーザーとその役割の表示]
次に、ローカル システム上で構成されているユーザー、その役割、割り当てられた権限レベルを示します。
OS10# show running-configuration users
username admin password $6$q9QBeYjZ$jfxzVqGhkxX3smxJSH9DDz7/3OJc6m5wjF8nnLD7/
VKx8SloIhp4NoGZs0I/UNwh8WVuxwfd9q4pWIgNs5BKH. role sysadmin priv-lvl 15
OS10# show running-configuration userrole
ポート セキュリティ
ポート セキュリティ機能を使用して、インターフェイスを介してトラフィックを送信できるワークステーションの数を制限した
り、MAC アドレスの移動を制御したりすることができます。ポート セキュリティは、システムのセキュリティを強化する次のサ
ブ機能を含むパッケージです。
1. MAC アドレス学習制限(MLL)
2. スティッキー MAC
3. MAC アドレス移動制御
[MAC アドレス学習制限の構成]
OS10 セキュリティのベスト プラクティス 9










