Administrator Guide
要件 説明
Storage Center コントローラの
モデル
Multi-VLAN タグ付けは、SCv3000 または SCv2000 ストレージシステムではサポートされていま
せん。
Storage Center iSCSI I/O カード
ハードウェア
Chelsio T3、T5、または T6 iSCSI カードを Storage Center に取り付ける必要があります。
Storage Center のフロントエン
ド接続モード
Storage Center の iSCSI ポートは、仮想ポートモードに設定する必要があります。レガシーモード
はサポートされていません。
iSCSI フォールトドメインのタイプ
Storage Center がマルチ VLAN タグ付けの要件を満たしている場合は、次の 2 種類の iSCSI フォールトドメインを作成することがで
きます。
• 物理:iSCSI ポートの該当するセットに対して設定された最初のフォールトドメイン。
• 物理フォールトドメインには VLAN ID は必要ありませんが、VLAN ID を使用するように設定できます。
• 物理フォールトドメインでは、リモート Storage Center に対する iSCSI レプリケーションがサポートされます。
• 仮想:iSCSI ポートの同じセットに設定された後続の VLAN フォールトドメインは、仮想フォールトドメインと呼ばれます。
• 仮想フォールトドメインには VLAN ID を割り当てる必要があります。
• 仮想フォールトドメインでは、iSCSI レプリケーションがサポートされません。
• 仮想フォールトドメインでは、IPv6 がサポートされません。
iSCSI フォールトドメインの作成
iSCSI フォールトドメインを作成して、同じリソースに接続していることから相互にフェールオーバーできるポートをグループ化しま
す。
メモ: ユーザーインタフェースの参照情報については、ヘルプ をクリックしてください。
物理 iSCSI フォールトドメインの作成
物理 iSCSI フォールトドメインを作成して、フェールオーバーのために物理ポートをグループ化します。
前提条件
• 仮想ポートモードでは、同じ iSCSI ネットワークに接続されているすべての iSCSI ポートを同じフォールトドメインに追加される
必要があります。
• レガシーモードでは、同じ iSCSI ネットワークに接続されているプライマリポートと予約済みポートの各ペアは、固有のフォール
トドメインに追加される必要があります。プライマリポートは、セカンダリポートとは違うコントローラ上に存在する必要があ
ります。
• 物理ポートが別のフォールトドメインにすでに追加されている場合は、選択してフォールトドメインに追加することはできませ
ん。
• フォールトドメインに追加する各 iSCSI ポートには、フォールトドメイン用の iSCSI 制御ポートと同じネットワークの IP アドレ
ス、サブネットマスク、およびゲートウェイを割り当てる必要があります。
このタスクについて
メモ: SCv2000 および SCv3000 シリーズコントローラを使用するときは、iSCSI ポートを仮想ポートモードに設定する必要が
あります。レガシーモードはサポートされません。
手順
1. Storage Manager Client が Data Collector に接続されている場合は、ストレージ ビューで Storage Center を選択します。
2. ストレージ タブをクリックします。
3. ストレージ タブのナビゲーションペインで、フォールトドメイン を展開し、iSCSI を選択します。
4. 右ペインで、フォールトドメインの作成 をクリックします。フォールトドメインの作成 ダイアログボックスが開きます。
5. 名前 フィールドに、フォールトドメインの名前を入力します。
6. (仮想ポートモードのみ)フォールトドメインの iSCSI 制御ポートに対して IP アドレスとゲートウェイを設定します。サーバは
iSCSI イニシエータを使用してこの IP アドレスをターゲットにし、Storage Center は個々の iSCSI 接続を適切な仮想ポートにリダ
イレクトします。
Storage Center のメンテナンス 255