Administrator Guide
SNMP の管理
シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使用して、システムの正常性を監視し、システムの問題に関するアラートメッ
セージ(SNMP トラップ)を生成することができます。SNMP を使用するには、FluidFS クラスタ固有の管理情報ベース(MIB)お
よびトラップを、ユーザー提供の SNMP 管理ステーションにコンパイルする必要があります。MIB は、FluidFS クラスタに固有な情
報のデータベースです。
FluidFS は SNMP v3(読み取り要求)と v2 をサポートしますが、同時に両方のバージョンを使用することはできません。SNMP v3
ではユーザー認証が必要です。
SNMP MIB およびトラップの取得
FluidFS クラスタの SNMP MIB およびトラップは、FluidFS クラスタの FTP サーバからダウンロードできます。
前提条件
FTP サーバは有効にする必要があります。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタメンテナンス を選択します。
4. SNMP タブをクリックし、MIB ファイルのダウンロード リンクをクリックします。
5. ブラウザのダイアログボックスを使用して、ダウンロードプロセスを開始します。
6. クリックします。
オプションとして、SNMP MIB およびトラップを次の場所からダウンロードすることもできます。
ftp://fluidfs_administrator_user_name@client_vip_or_name:44421/mibs/
SNMP トラップの有効化または無効化
カテゴリ別に SNMP トラップを有効または無効にします(NAS ボリューム、アクセスコントロール、パフォーマンスと接続性、ハ
ードウェア、システム、または 監査)。有効な SNMP トラップに対して、SNMP トラップを送信するイベントの重大度を指定しま
す。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタメンテナンス を選択します。
4. SNMP タブをクリックします。
5. SNMP トラップの送信イベント パネルで、設定の編集 をクリックします。イベントフィルタリングの変更 ダイアログボック
スが開きます。
6. ダイアログボックスで、それらのトラップを有効にするために適用するすべてのチェックボックスを選択します。
7. 任意の SNMP トラップを無効にするには、該当するチェックボックスをクリアします。
8. ドロップダウンリストからイベントの重大度(メジャー または すべて)を選択します。
9. OK をクリックします。
SNMP バージョンの変更
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クラスタメンテナンス を選択します。
4. SNMP タブをクリックします。
5. SNMP MIB アクセス パネルで、設定の編集 をクリックします。SNMP MIB アクセスの変更 ダイアログボックスが開きます。
6. バージョンの読み取り フィールドに、SNMP を変更するバージョンを入力します。
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