Administrator Guide
Storage Center レプリケーションと Live
Volume
レプリケーションは Storage Center から別の Storage Center にボリュームデータをコピーして、局所的および地域的なデータ障害か
らデータを保護します。Live Volume はソースおよび宛先の Storage Center で同時にマッピングし、アクティブにすることができ
る、複製を行うボリュームです。
レプリケーションを実行するには、Remote Instant Replay(レプリケーション)ライセンスをソースおよび宛先の Storage Center に
適用する必要があります。
レプリケーションから Live Volume を作成するには、Live Volume ライセンスをソースおよび宛先の Storage Center に適用する必要
があります。
メモ: Live Volume 機能は、フロントエンド SAS 接続のストレージシステムではサポートされていません。
トピック:
• Storage Center のレプリケーション
• クロスプラットフォームレプリケーションの管理
• Storage Center Live Volume
Storage Center のレプリケーション
Storage Center は、ボリュームをリモート Storage Center に複製すると同時に、リモート Storage Center からのレプリケーションの
ターゲットとなることができます。管理者は Storage Manager を使用して、総合的な災害復旧プランをサポートする Storage Center
に対してレプリケーションプランを設定できます。
次の例で、サーバはソースボリュームを変更する I/O 要求を送信します。ソースボリュームに対する変更は、Fiber Channel(FC)ま
たは iSCSI 経由で宛先 Storage Center に複製されます。
図 46. レプリケーション設定の例
1.
サーバ 2. FC または iSCSI 経由のソースボリュームへのサーバ I/O 要求
3. ソースボリューム 4. FC または iSCSI 経由のレプリケーション
5. 宛先ボリューム
レプリケーションタイプ
レプリケーションには、非同期と同期の 2 つのタイプがあります。
非同期レプリケーションは、スナップショット凍結後、定期的にスナップショットデータを宛先ボリュームにコピーします。同期レ
プリケーションは、ソースボリュームと宛先ボリュームの両方に対し、同時にデータを書き込み、常に同期されている状態を維持し
ます。
14
Storage Center レプリケーションと Live Volume 485