Administrator Guide
図 52. 手順 4
Live Volume に対する管理されたレプリケーション
管理されたレプリケーションにより、プライマリ Live Volume を 3 番目の Storage Center に複製することができ、プライマリとセ
カンダリの Storage Center が存在するサイトがダウンした場合のデータロスから保護できます。Live Volume の役割のスワップが
行われた場合、管理されたレプリケーションは他の Storage Center のプライマリボリュームに従います。
管理されたレプリケーションを伴うサポート対象 Live Volume のトポロ
ジ
Live Volume タイプと管理されたレプリケーションタイプは、特定の 3 つの組み合わせがサポートされています。次の表に、サポー
トされている組み合わせを示します。
Live Volume タイプ 管理されたレプリケーションタイプ
非同期 同期
非同期 非同期
同期 非同期
管理されたレプリケーションを伴う Live Volume の設定例
次の例では、Live Volume の役割のスワップの前と後での管理されたレプリケーションの動作を示します。
• Live Volume の動作:プライマリ Storage Center 近くのサーバーがプライマリボリュームを変更する IO 要求を送信すると、プラ
イマリ Live Volume に対する変更は Fibre Channel または iSCSI を介してセカンダリ Storage Center に複製されます。セカンダ
リ Storage Center の近くのサーバーがセカンダリ Live Volume に IO 要求を送信すると、セカンダリ Storage Center はその IO 要
求をプライマリ Storage Center 上のプライマリボリュームに転送します。プライマリボリュームに対するこれらの変更は、最終
的にセカンダリボリュームに複製されます。
• 管理されたレプリケーションの動作:プライマリ Live Volume に対する変更は、Fibre Channel または iSCSI を介して 3 番目の
Storage Center に複製されます。Live Volume の役割のスワップが行われると、管理されたレプリケーションは他の Storage
Center のプライマリボリュームに従います。
Live Volume の役割スワップ前の管理されたレプリケーション
次の図では、プライマリ Storage Center が左側になり、セカンダリ Storage Center が右側になっています。
Storage Center レプリケーションと Live Volume 507