Administrator Guide
メモ: ティア冗長性の変更には、RAID の再バランスの完了が必要で、十分なディスク空き容量がディスクフォルダ内で使用可能にならない限
り、実行することができません。
ストレージタイプの作成
ストレージタイプを作成すると、各ティアの冗長性レベルが設定され、ストレージタイプがディスクフォルダに割り当てられます。
前提条件
SCv2000 は、新しいストレージタイプの作成をサポートしません。
このタスクについて
メモ: 1 つのディスクフォルダに複数のストレージタイプを割り当てないでください。1 つのディスクフォルダに複数のストレージタイプが割り当てら
れた場合は、Data Progression が意図したとおりに実行されないことがあります。
手順
1 Data Collector に接続している場合、左のナビゲーションペインのドロップダウンリストから Storage Center を選択します。
2
ストレージ メニューから ストレージタイプ を選択します。
ストレージタイプ ビューが表示されます。
3 (新規) をクリックします。
新しいストレージタイプ ダイアログボックスが開きます。
4 ディスクフォルダ ドロップダウンメニューからディスクフォルダを選択します。
5 冗長性タイプを選択します。
• 冗長:いずれか 1 つのドライブ(1 つの冗長構成の場合)または任意の 2 つのドライブ(デュアル冗長構成の場合)の損失に対する保護を
提供します。
• 非冗長:すべてのクラスとティアで RAID 0 を使用します。データはストライピングされますが、冗長性はありません。1 つのドライブに障害が発生
した場合、すべてのデータが失われます。
メモ: 非冗長では、データはドライブの障害から保護されていないため、推奨されません。データが他の場所にバックアップされていない
場合は、非冗長ストレージをボリュームに使用しないでください。
6 冗長ストレージタイプには、ドライブタイプまたはサイズで特定の冗長性レベルを必要としない限り、ティアごとに冗長性レベルを選択する必要があり
ます
• シングル冗長:シングル冗長ティアには、次のタイプの RAID ストレージを含めることができます。
– RAID 10(各ドライブをミラーリング)
– RAID 5-5(5 台のドライブ間でストライピング)
– RAID 5-9(9 台のドライブ間でストライピング)
• デュアル冗長:デュアル冗長は、すべてのティアの冗長レベルに推奨されます。これは、3 TB HDD 以上および 18 TB SSD 以上に適用されま
す。デュアル冗長ティアには、次のタイプの
RAID ストレージを含めることができます。
– RAID 10 デュアルミラー(データが 3 台の個別ドライブに同時に書き込まれる)
– RAID 6-6(ストライプごとにデータセグメント 4、パリティセグメント 2)
– RAID 6-10(ストライプごとにデータセグメント 8、パリティセグメント 2)
7 ページサイズ を選択します。
• 標準(2 MB データページサイズ):デフォルトのデータページサイズ。この選択はほとんどのアプリケーションに適しています。
• 高パフォーマンス(512 KB データページサイズ):高いパフォーマンスが要求されるアプリケーションや、I/O の負荷が高いスナップショットが頻繁
に取得される環境に適しています。このサイズを選択するとオーバーヘッドが増加し、ストレージタイプで使用できる最大容量は減少します。す
べてフラッシュストレージのシステムはデフォルトで
512 KB を使用します。
• 高密度(4 MB データページサイズ):大量のディスク容量を使用し、スナップショットを頻繁に行わないシステムに適しています。
8 ドライブの追加 はデフォルトで選択されています。このオプションは選択されたままにしておいてください。
9 OK をクリックします。
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Storage Center のメンテナンス