Administrator Guide

ボリュームを削除する際の追加情報
ディスク管理の新機能は次のとおりです。
よりシンプルなパーテ
ィション作成
ボリュームを右クリックすると、ベーシック、スパン、またはストライプのどのパーティションを作成するかをメニューから直接選択する
ことができます。
ディスク変換オプショ
ベーシックディスクに 4 つを越えるパーティションを追加すると、ディスクをダイナミックまたは GUID パーティションテーブルGPT
パーティションスタイルに変換するプロンプトが表示されます。
パーティションの拡張
と圧縮
Windows インタフェースからパーティションを直接拡張および圧縮することができます。
データ重複排除
データ重複排除機能は、サブファイルレベルで機能し、小さなチャンクへのファイルのセグメント化によって、より少ない容量でより多くのデータを保存しま
す。この機能は、重複データを識別し、各データチャンクの単一コピーを維持します。ファイルは圧縮され、システムボリューム情報フォルダ内の特別なコン
テナファイルに分類されます。
ボリュームを重複排除向けに有効化し、データを最適化した後、ボリュームには未最適化ファイル、最適化済みファイル、チャンクストア、および追加の空
き容量が含まれます。
Windows Storage Server 2016 または 2012 R2 のデータ重複排除は、仮想デスクトップインフラストラクチャVDIの展開で最適化されたリモートスト
レージをサポートします。VDI でのデータ重複排除は、ストレージのサブシステムの IO パフォーマンスを向上し、その結果、一般的なファイルサーバーと
VDI ストレージでの既存サブシステムの利用率が上がります。
メモ: データ重複排除は、Windows Storage Server 2016 または 2012 R2 での SISシングルインスタンスストレージ機能の代わりとなる機
能です。これは、初めてデータ重複排除機能を使用するとき、または以前のバージョンの
Windows Storage Server から Windows Storage
Server 2016 または 2012 R2 に移行するときに置き換えられます。データ重複排除の互換性の詳細については、
technet.microsoft.com/en-us/library/hh831454.aspx にアクセスしてください。
メモ: サーバーのセットアップ、データ重複排除の有効化、およびボリュームの最適化を行うには、technet.microsoft.com/en-us/library/
hh831434.aspx
で「データ重複排除のインストールと設定」セクションを参照してください。
共有フォルダのシャドウコピーの有効化および設定
このタスクについて
シャドウコピー は、共有フォルダの以前の内容を表示するために使用されます。デフォルト値を使用してボリューム上にある共有フォルダの シャドウコピー
を有効化した場合、午前 7 時、および正午にシャドウコピーを作成するようにタスクがスケジュールされます。デフォルトのストレージ領域は同じボリューム
上にあり、そのサイズは使用可能容量の 10 パーセントです。
共有フォルダの シャドウコピー は、ボリューム単位でしか有効化できません。ボリューム上でコピーする、またはコピーしない特定の共有フォルダおよびファイ
ルを選択することはできません。
メモ
: シャドウコピーの作成は通常のバックアップを作成する代替にはなりません。
注意: ボリュームごとのシャドウコピーは 64 コピーに制限されています。この上限に到達、またはストレージ領域制限に到達すると、最も古いシ
ャドウコピーが削除されます。シャドウコピーが削除されると、そのシャドーコピーを回復することはできません。
手順
1 サーバマネージャ を起動して、ツール メニューから コンピュータの管理 > ストレージ > ディスクの管理をクリックします。
ストレージコンソールの中央ペインに、システム上のボリュームのリストが表示されます。
2 ボリュームを右クリックして、プロパティ を選択します。
選択された <ボリューム> プロパティウィンドウが表示されます。
3 Shadow Copiesシャドウコピータブをクリックします。
30
NAS システムの使い方