Administrator Guide
DNS サーバーおよびサフィックスの優先順位の変更
DNS サーバーまたは DNS サフィックスの優先順位を変更します。FluidFS クラスタが優先サーバーとの通信を確立できない場合は、
残りのサーバーへの接続が順番に試行されます。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、クライアントのアクセス性 を選択します。
4. DNS パネルで、設定の編集 をクリックします。DNS 設定の編集 ダイアログボックスが開きます。
5. DNS サーバーは、優先度が高い順にリストされます。
• DNS サーバーの優先度を上げるには、DNS サーバーを選択し、上へ をクリックします。
• DNS サーバーの優先度を下げるには、DNS サーバーを選択し、下へ をクリックします。
6. DNS サフィックスは、優先度が高い順にリストされます。
• DNS サフィックスの優先度を上げるには、DNS サフィックスを選択し、上へ をクリックします。
• DNS サフィックスの優先度を下げるには、DNS サフィックスを選択し、下へ をクリックします。
7. OK をクリックします。
静的ルートの管理
ルーター間のホップを最低限に抑えるために、FluidFS クラスタにさまざまなルーターへの複数のダイレクトパスがある場合は、ル
ーティングされたネットワークで静的ルートを使用することが推奨されます。静的ルートを使用すると、システムが、ルーティング
されたネットワーク上のさまざまなクライアントと通信するのに使用する正確なパスを設定できます。
次の図に示されたネットワークを考えてください。システムには 1 つのデフォルトゲートウェイしか存在することができません。
ルーター X はデフォルトゲートウェイとして指定されていることを前提とします。サブネット Y のクライアントに送信されるパケ
ットはルーター X にルーティングされ、ルーター Y に(スイッチ経由で)送信されます。これらのパケットは不必要にルーター X を
移動するため、ネットワークのすべてのサブネットに対するスループットが低下します。
図 40. ルーティングされたネットワーク
ソリューションは、静的ルートを設定することにより、デフォルトゲートウェイ以外に特定のサブネットに固有なゲートウェイを定
義することです。これらのルーターを設定するには、ネットワーク内の各サブネットを定義し、そのサブネットにアクセスするのに
最適なゲートウェイを識別する必要があります。
静的ルートはネットワーク全体に対して指定する必要はありません。パフォーマンスに問題がない場合は、デフォルトゲートウェイ
が最適です。パフォーマンスのニーズを満たすために、静的ルートを使用するケースと場所を選択することができます。
静的ルートの表示
現在の静的ルートを表示します。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
350 FluidFS 管理