Administrator Guide
• ボリュームでは、セキュリティ方式とアクセス時刻の粒度にベースボリュームと同じ定義が与えられます。
• SMB 共有、NFS エクスポート、スナップショットスケジュールは定義されません。
NAS ボリュームクローンの制限事項
クローン NAS ボリュームには次の制限事項があります。
• クローン NAS ボリュームのクローン NAS ボリューム(ネストされたクローン)を作成することはできません。ただし、クローン
NAS ボリュームが別の FluidFS クラスタにレプリケーションされ、クローンされた場合を除きます。
• ベースボリュームは、そのクローン NAS ボリュームがすべて削除されるまで、削除することはできません。
• スナップショットは、クローン NAS ボリュームがそれをベースにしている限り削除できません。
• 古いスナップショットへの復元は、それによりベーススナップショットが削除される場合は失敗します。
• クローン NAS ボリュームは、ベースボリュームがレプリケーションされた後でなければレプリケーションできません。ベースボ
リューム内のベーススナップショットが削除され、クローン NAS ボリュームがレプリケーションターゲット FluidFS クラスタ上
に存在する場合、NAS ボリューム間のレプリケーションは停止します。レプリケーションを再開するには、ターゲット FluidFS
クラスタ上のクローン NAS ボリュームを削除する必要があります。
• レプリケーション元の NAS ボリュームのスナップショット(rep_ で始まる名前のスナップショット)または NDMP スナップシ
ョットからクローン NAS ボリュームを作成することはできません。ただし、レプリケーション先の NAS ボリュームのクローン
NAS ボリュームを作成することはできます。
• クローン NAS ボリュームを作成する前に、データ削減およびスナップショット容量消費しきい値アラートをベースボリューム上
で無効にしておく必要があります(その前にデータを重複排除することは可能です)。
• クローン NAS ボリューム上でデータ削減を有効にすることはできません。
• NAS ボリュームのクローンが作成された後は、すべてのクローン NAS ボリュームが削除されない限り、データ削減を再び有効に
することはできません。
• クローン NAS ボリュームには、ユーザーおよびグループのリカバリ情報が含まれていますが、NAS ボリューム設定は含まれてい
ません。
• クローン NAS ボリュームの数は、FluidFS クラスタ内の NAS ボリュームの合計数に含まれます。
NAS ボリュームクローンの表示
現在の NAS ボリュームクローンを表示します。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、NAS ボリューム を展開し、NAS ボリュームを選択します。
4. スナップショットとクローン タブをクリックします。
クローン NAS ボリューム パネルには、現在の NAS ボリュームクローンが表示されます。
NAS ボリュームクローンの作成
NAS ボリュームのクローニングにより、NAS ボリュームの書き込み可能なコピーが作成されます。
前提条件
• クローン NAS ボリュームを作成する元のスナップショットは、すでに存在している必要があります。
• ベースボリューム上でデータ削減が無効になっている必要があります。
• ベースボリューム上でスナップショット容量消費しきい値アラートが無効になっている必要があります。
手順
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、NAS ボリューム を展開し、NAS ボリュームを選択します。
4. スナップショットとクローン タブをクリックし、スナップショットを選択します。
5. クローン NAS ボリュームの作成 をクリックします。
クローン NAS ボリュームの作成 ダイアログボックスが開きます。
6. NAS ボリューム名 フィールドに、クローン NAS ボリュームの名前を入力します。
7. フォルダ 領域で、クローン NAS ボリュームの親フォルダを選択します。
8. OK をクリックします。
394 FluidFS 管理