Administrator Guide
• カスケードモード(連続して設定されたレプリケーション)では、最初のレプリケーションだけを同期レプリケーションにする
ことができます。一連の後続レプリケーションは非同期である必要があります。
複数のレプリケーションに関連付けられたボリュームの災害復旧制限
次の災害復旧制限は、複数のレプリケーションに関連付けられたボリュームに適用されます。
• ボリュームの災害復旧をアクティブにすると、そのボリュームに関連付けられている他のカスケードモードのレプリケーション
が削除されます。
• レプリケーションを復元すると、関連付けられているその他すべての混合モードのレプリケーションが削除されます。
災害復旧によって削除されたレプリケーションは、手動で再作成する必要があります。元の宛先ボリュームをセカンダリレプリケ
ーションに使用するには、リモート Storage Center マッピングを削除し、レプリケーションを再作成するときに 既存ボリュームを
使用する チェックボックスにチェックを付けます。
SCv2000 シリーズ ストレージシステムでのレプリケーション
SCv2000 シリーズストレージシステムでは、レプリケーション機能が制限されます。以下のレプリケーション制限が SCv2000 シ
リーズストレージシステムに適用されます。
• Live Volume はサポートされません。
• 高可用性はサポートされません。
• 高整合性はサポートされません。
メモ: すべてのレプリケーションに Data Collector が必要になります。Storage Center に直接接続されている場合、レプリ
ケーションオプションは使用できません。
レプリケーションアイコン
ストレージ ビューの ストレージ タブ上でレプリケーション用に表示されるアイコンは、そのボリュームがレプリケーションのソー
スまたは宛先のどちらであるかを示します。
アイコン 説明
このボリュームは、リモート Storage Center へのレプリケーションのソースであるか、コピー、ミラー、または移
行の関係にあるソースボリュームです。
このボリュームは、リモート Storage Center からのレプリケーションの宛先です。
レプリケーションのシミュレート
シミュレートしたレプリケーションにより、レプリケーションの要件を予測し、ボリューム、スナップショットスケジュール、帯域
幅スケジュール、およびリカバリ計画の間の最適なバランスを決定することができます。
このタスクについて
メモ: ユーザーインタフェースの参照情報については、ヘルプ をクリックしてください。
レプリケーションのシミュレート
同期レプリケーションのシミュレーションを実行して、帯域幅要件と最適なデータ移動を確認します。
手順
1. ストレージ ビューをクリックします。
2. ストレージ ペインで、レプリケーションをシミュレートするボリュームをホストしている Storage Center を選択します。
3. サマリ タブで アクション をクリックして、レプリケーション →ボリュームの複製のシミュレート の順に選択します。
• 1 つ、または複数の QoS 定義が存在する場合は、Create Simulation Replication(レプリケーションのシミュレーションの
作成)ウィザードが表示されます。
• QoS 定義が作成されていない場合は、レプリケーション QoS の作成 ウィザードが表示されます。このウィザードを使用し
て、レプリケーションを設定する前に QoS 定義を作成します。
488 Storage Center レプリケーションと Live Volume